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南海トラフの新想定と、自治体の存続に関わる問題

 3月31日に、内閣府の南海トラフの巨大地震モデル検討会の第15回会合が開催され、震度分布・津波高の推計結果が第一次報告が取りまとめられました。

■南海トラフの巨大地震モデル検討会(第15回)
 http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/nankai_trough/15/index.html

 このサイトの、記者発表資料一式をみると、その想定された規模の大きさと深刻度が伺えるのですが、メディアでも速報が伝えられました。三重県内においては、”県の想定をはるかに超える20m級の津波が、県南部には襲来する”とのふれこみで報道もされていました。鈴木知事においても、談話を発表していましたが、肝心の県南の市町の対応については、私が知らないだけかも知れませんが、とくに危機感と対応が伝えられることはありませんでした(この点は、副議長としてですけど)。もしかすると、余りにも衝撃の発表に、思考停止をしているのでは?とも感じたほどです。確か、尾鷲市の防災担当の談話が、メディアに紹介されていたのは見ました。

 尾鷲市における、最悪の想定(南海トラフの全てで連動した場合)での24.5mの津波は、2003年に中央防災会議が想定した8mを大きく超えるものです。この想定は、尾鷲港の合同庁舎あたり(海保が入っているビル)の波高だったはずです。この場所で24.5mですので、いかに想定が大きいかがわかります。ちなみに、ビル1階が3mで考えると、8階分に相当します。これですと、尾鷲市街の大半が水没する公算です。また、最大想定震度についても、従来の震度6強から、震度7に増大しています。

 昨年末に、三重県が発表した速報値は、尾鷲市の同じ場所で10.66mだったので、その想定を2倍も超えていることになります。おそらく、県の防災関係者も、今回の想定には唖然としたかも知れません。想定に過ぎないとはいえ、県や市町が今後の地域防災を考える上で、決して無視できない報告だからです。県の津波想定のメッシュが50mしかないなかで、国の想定が大きく食い違ってきているので、より細分化したメッシュをはじき出すのが急務ですが、どこに何mを急ぐのも大事ですが、”市民の命を守る”手段をこうじるのは、いますぐにでもできることです。ただし、これは、「逃げなさい!」だけでは足りないと感じています。

 ここに、私の懸念があるのですが、津波に対しては、”逃げるか、住まないか”しかありません。それは、市民もわかっていることで、より大事な事は、”被災は必ずする。被害は逃れられない”ことに対する”その後の対応”ではないでしょうか?

 具体的には、集落の高台移転に伴う用地の想定や確保、仮設住宅の想定や確保、救援活動の拠点整備、災害支援におけ連携の見直しなどなど、生き残ったあとのことを、今から考えておくことです。

 そのためには、事前に住民アンケートなどを実施し、高台への集団移転の考えがあるかや、まさに行政にしかできない命を救うニーズ調査ができるはずです。東日本大震災での教訓や、その後の復興計画など見ても、事前に準備できる猶予が、この地域には残っています。誰しもが感じているでしょうが、そのときと、その後のことを考えられるのは、いましかないのです。被災を受けてからでは、その分だけ復興は遅れていきます。それは、尾鷲市の現状をみても、自治体の存続に関わってくるはずです。



 今回の報告では、今後のスケジュールも公表されていましたが、この結果を待つのではなく、この作業と連動して、尾鷲市も率先して地域防災計画の見直しをする必要性を強く感じています。すでにそういう作業が始まっているのかも知れませんが、議会としての対応も急務だと感じています。

 先の定例会で、新年度予算に反対した私ですが、東日本大震災を受けて、まだ従来通りの施策を展開している市政にしっくりこないことも理由のひとつでした。大事なことに施策を絞り、すでに緊急事態に対応する施策を矢継ぎ早に出していかなければ、自治体の生き残りレースに負けてしまうかも知れません。レースとの表現はよくないかも知れませんが、西日本が広範囲に被災することに違いないので、復興は横並びではないことも、東日本大震災のその後で明らかです。

 大げさでなく、自治体が消滅する可能性があるのです。

■南海トラフの巨大地震モデル検討会について
 http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/nankai_trough/nankai_trough_top.html
# by owase874 | 2012-04-06 01:45 | コラム「温故知新」 | Trackback | Comments(1)

道の駅の防災機能について

 新年度予算の審議がはじまりました。予算決算常任委員会が所管です。

 市長公室より、道の駅に関する予算の説明を受けました。当初予算のなかに、「道の駅」基本計画策定委託業務として、496万5千円が計上されています。人づくり支援事業の一環なのですが、この事業自体にも不明瞭な点がいくつかあります。

 業務は、道の駅の妥当性について、調査を委託するのがこの予算ですが、1.資料収集整理、2.道の駅周辺の実態調査、3.設置の検証、4.レアウトの検討の4つの柱があります。内容としては理解できますが、あれだけ声を大にして言っている”道の駅の防災機能”については、言葉として触れられておりません。説明を求めると、項目1のなかに含まれているそうですが、言葉にでない程度のことで驚きました。

 道の駅の防災機能については、中越地震から再認識され始めました。東日本大震災においては、多くの道の駅が、物資や人材の中継地点や拠点にもなりました。いまさらそういった説明が欲しいのではなく、尾鷲の道の駅の防災機能について、明確明瞭な目指すところが知りたいのです。渡された資料にも、防災機能の熱い記述があるのに、業務内容にないのはいかがなものでしょうか?また、尾鷲商工会議所との意見交換会でも、道の駅の防災機能についての熱い思いを聞いています。しかし、委託する業務内容には、その可能性を調査するかどうかの記載がないのです。

 また、市長が繰り返し言ってる「都市マスタープランでは、道の駅の設置がうたわれている。これを認めた議員は、そのときに異論を出さなかったのでは」ですが、この言葉には大きな意図が含まれている気がします。議案をはじめとする予算などを認めると、「あのとき議員は認めたではないか」と揚げ足とりをしてくるのです。その通りでしょうが、実際の都市マスタープランでは、道の駅の設置について記載はあるものの、いまの場所への設置までは言及されてはいません。それを知ってての発言なので、やはり議会に責任を押し付けているようにも感じるのです。

 さらなる疑問点は、”南インター付近が望ましい”と決定されているのに、現時点では決まってはないという霞をかけているところです。この業務の結果が出たあとに、設置場所については是非が問えるという理屈は、いかにもお役所的でなんとも遠回りです。はっきりと、「南インター付近に道の駅を設置するための調査をする」はずなのに、結果次第で是非もしっくりきません。市長の十八番である「議会で決まったではないですか」になりかねない気もします。いまの流れから見ても、この業務を経て、道の駅をあそこに設置するのが基本路線なので、そういったシナリオでよいのかを問いたいのです。

 もうひとつ、これが尾鷲での道の駅をややこしくしている要因の一つですが、現在整備されている高規格道路と道の駅は、関連はあっても同時セットではありません。なので、高速道路からのアクセスは、将来的な希望的観測であって、実現するかどうかさえも不明瞭な話です。道の駅は、国道42号線沿いに設置されるのであって、高速道には設置されないのです。そこまで話を飛躍させれないのに、期待としての話が先行するので、”高速道路のインターの脇に道の駅がないとダメ”みたいな限定的な話にもなるのです。昨日の審議でも、「ストロー現象がどうの」とか、「アクセスはあるのか」みたいなやり取りがはじまるのです。まさに、強い道の駅をこしらえれれば、基本的にはなんの問題もないはずです。現状では、”いまつくらないとつくれない”程度の話です。

 どんな防災機能かの話もないまま、言葉だけが踊る道の駅は、本当に尾鷲に必要なのかと思ってしまいます。ここにきて、別の担当課より”まちの駅”の言葉もでてきたので、「早くも伏線か」と穿ってしまいます。

 どちらにしろ、コミュニティーセンターでもそうなのですが、道の駅は起死回生の手段であって、目的ではありません。そういう手段を講じる市の体制には評価をしていますが、なんだかトップの姿勢が伝わってこないのです。われわれは、オンジャンの井戸端会議をしているのではありません。

■参考
 岩手県下閉伊郡山田町の道の駅です。津波被害から免れた場所にありました。また、町の中心部から離れていたので、火災にもあいませんでした。震災後は、あらゆる拠点になっており、観光協会も入居しています。私が訪れた昨年8月も、ボランティアの立ち寄りや、地元民の憩いとスーパー的機能もしていました。



・道の駅やまだ 公式ホームページ
 http://www.yamada-michinoeki.jp/
# by owase874 | 2012-03-13 06:06 | 道の駅の課題 | Trackback | Comments(0)

コミュニティーセンター関連の条例改正に反対する

議案第4号 尾鷲市地区コミニュティー・センターの設置及び管理に関する条例の全部改正について

 上記の条例について、生活文教常任委員会の採決で反対しました。説明内容には理解をしていますが、納得できない部分があるからです。

 これは、現在の各公民館を、コミュニティーセンターに名称変更するだけではありません。条例を全部改正するので、基本的には根本(仕組み)を全て変更するのです。まず、このことについて、地区住民は理解や納得をしているのでしょうか?担当より都合のよい説明を受けただけで、マイナス面についても説明を受けているのでしょうか?それだけの情報提示と理解について、疑問点が残りました。

 また、この条例の条文には、”センターは指定管理者制度を適用する”旨の記述があります。指定管理ということは、公募によりセンター管理者が決まると言うことです。公募ということは、地区外からの応募にも対応しなくてはならない可能性を秘めています。それぞれの集落支援を目指したセンターの設置が、ちょっとおかしな方向にいく気がしたのです。この件については、「私が市長在任中は、指定管理をしない」と発言されていましたが、条例に盛り込んだものを、時の市長が認めないという居心地の悪さを感じたのです。ここに、マイナス面があると感じたのです。

 さらに、反対した最大の要因は、「そもそもこのセンターの長には、再任用された退職職員を想定していた」ことでした。再任用自体を取り下げたので、実際には違った長が決まるそうですが、別の職員の派遣になるとの説明も、このとき初めて知りました。私が副議長の立場で聞いていたのは、”公募”という言葉もあったからでした。それは別によいのですが、想定していたシナリオが崩れた時点で、この条例改正の稚拙さを感じたのです。また、行政からの職員派遣はもとより、尾鷲市役所の職員として雇用されるセンターが、指定管理者制度の適用を受ける矛盾を感じるからです。

 コミュニティーセンターで、地域がガラリと変わるのは、本当は期待する部分もあるのですが、住民が追いついていなければ、それは絵に描いた餅のようなものです。
# by owase874 | 2012-03-13 05:17 | 定例会の報告 | Trackback | Comments(0)

尾鷲小学校の誠の池のこと

 定例会中、生活文教常任委員会のその他報告です。

 尾鷲小学校は、期限までに工事が完了するとのことです。運動場の整備が残っていますが、建屋は完成するようです。新校舎の全容も見えてきましたが、輪内中学校の設計を見てしまったあとの感想としては、「津波に耐えうる想定が入ってもよかった」と、あらためて感じてしまいます。確かに、外見上はオサレな校舎で、それはそれで子どもたちの自慢にも、教育的にも響きはあるでしょう。しかし、東日本大震災を目の当たりにし、10m級の津波が押し寄せる”結果”を知ってからは、とくにそう感じてしまいます。あくまで想定とはいえ、M9クラスの西日本大震災が起これば、尾鷲市街にも10mを越える津波が襲来するのです。

 いまとなっては、負け犬の遠吠えですが、私は「東日本大震災を教訓に」と言ってきました。尾鷲小学校の耐震工事は、ちょうど1年前のいまごろには、全体的な設計も決まっていたので、そこまでの想定をしての見直しも、変更もありませんでした。卒業生にとっては思い入れのあるあの階段も、設計したシーラカンスが念を押すように言っていた、尾鷲小学校のシンボルとして残ります。あのときの私は、取り払えとは言っていなくて、「運動場からの相互のアクセスに他の手段があっていい」との意見でした。運動場から駆け上がる、または駆け下りる、そういった避難を想定する上で、生徒目線で考えた場合の手段が必要だと感じたのです。「生徒も(階段の登り下りには)慣れている」と学校関係者に言われましたけどね。そのかわり、輪内中学校の設計を見ると、校舎と運動場はスロープになっていました。また、残るというのは、本当に残るだけであって、実際に見るとガタガタしています。この整備も(お金がかかるので)行わないそうです。

 さて、そのシーラカンスが念を押していた”尾鷲小学校が、尾鷲小学校であるためのシンボル”のもう一つが、”誠の池”でした。運動場の片隅に、いまは土で埋もれている元池です。当初の説明では、この池に雨水を循環させ、ビオトープとして再生させるとのことでした。記憶をたどれば、校舎から誠の池までは、運動場の地下を通る雨水のパイプがあって、誠の池から尾鷲小学校を写したスライドまで見せていただいて、この池の再生の必要性を訴えられました。そこまで説明された誠の池でしたが、この日に説明を求めると、「予算もかかるので、今期の整備はしないし、そもそも設計にも入っていない」でした。いつかは整備するけど、お金もかかるし、学校独自で整備するとのことです。もちろん、校舎からの雨水利用とかは幻ということです。あの距離を、学校独自の予算では整備しきれない可能性が大きいです。

 あれだけ説明をしておいて、ワークショップで子どもたちからの要望も大きかったと聞いていて、設計にすら入っていなかったのは驚きです。驚きを通り越して、シーラカンスの説明はなんだったのかと感じます。私個人としては、「池の整備なんかまで手が回らないだろな」くらいで終わりですが、さも整備するようなことを言っておいて、実はなんにもしないのは虚偽に近いです。もちろん、学校側でやるようですので、”やる”には違いありませんけどね。でも、これは説明責任を果たしてはいない気がします。こういったことが、なんの説明もなくいままで放置されていたのを知り、「議会も馬鹿にされたものだ」と感じました。

 尾鷲小学校はまもなく完成します。それは喜ばしいことで、何よりも子どもたちにとっては自慢でしょう。一方では、東日本大震災を受けての教訓が生かされず、シンボルも整備もしないままという現実は、きっとどこかで大きな影響を与えるのではと考えてしまいます。

 尾鷲湾から一番離れた場所に整備する駐車場は、「一時避難もできるスペースの確保」とは名ばかりで、職員駐車場として3分の2以上は埋まってしまう話でした。また、新校舎の斬新なデザインは、津波の直撃を受けるようなことがあれば、受け流すような構造ではないために、かなりの衝撃をまともに受けることでしょう。さらに高台に逃げる整備もできていない上に、今回の話だったので、警鐘を意味する上でも、予算や変更に反対し続けてきたのは間違いではないと感じています。ただただ、残念なことが多いです。

「設計には、誠の池の整備は入っていません」

あのときの説明は、一体何だったんでしょうかね?

■参考資料
 4枚目に、誠の池のことが書かれています。書かれているんですよ!











# by owase874 | 2012-03-13 04:40 | 学校耐震化問題 | Trackback | Comments(0)

相賀小学校への視察

 24日(金)の午前中、紀北町の相賀小学校に行って来ました。

 平成23年の1月21日に竣工式をしたので、約1年経っての感想などが聞けました。また、竣工式後の東日本大震災を受けて、想定外の事態に対処する取り組みも行われていました。視察の趣旨は、急に決まったこともあり、中部建築賞に入選した新校舎を見てくる程度だったとは思いますが、今後の良いヒントをもらってくることができました。

ガラス張りの職員室、玄関横にあって、運動場が見渡せる



新校舎と耐震した旧校舎の間には、ウッドデッキの中庭があります



校舎回りのウッドデッキ、これはよいアイディアです



校舎内には、こういったベンチがけっこうあります



2階は、新校舎、旧校舎、屋内運動場がウッドデッキで繋がっています



校舎1階の浸水などを想定し、2階のデッキテラスに発電機が置けます



津波発生時は、校舎からあの山の麓まで、約10分で逃げるそうです


2004年に起こった、水害による大規模浸水を想定し、2階への避難や避難生活、外部電源の確保などに細心の注意がおかれていました。しかし、津波に対する備えには甘く、想定外を想定すると、やはり心許ない気もしました。最終手段として、校舎屋上に避難できるルートが欲しいと感じました。現状では、国道42号を横切る約40メートルの山の麓まで走って逃げるのが唯一の手段と言うことです。私も相賀に2年間住んでいたことがありますが、校舎から山のルート上も、途中は人家が密集しているので、ここにも危険があります。あと1つの避難路か避難場所の確保が必要だと感じます。

しかし、わが尾鷲小学校と比較してはいけませんが、東日本大震災後であっても、ほとんど見直しなどせず校舎を設計、建築している自治体もあります。また、むき出しの耐震鉄鋼が見える校舎と、耐震したのかさえわからないような配慮をした相小の校舎の違いなども見ると、同じ設計でもセンスの違いは、多感な子どもには大きいだろうなと感じました。相小の生徒たちが、自分の学校を誇りに感じ、大事にしている印象を受けたことも大きいですね。

おまけですが、パソコン室の丸テーブルは、当時のこの地域では、三船中が最初でした。なかなか感慨深いものがありますね


相小におかれましては、忙しい時間にありがとうございました。
# by owase874 | 2012-02-29 03:24 | 委員会等報告 | Trackback | Comments(0)

平成24年第1回定例会

 28日(月)に開会しました。

■議題
 条例改正など 12件
 予算の議決 6件
 補正予算の議決 5件
 指定管理の指定 4件
 その他 5件
 人事案件 2件
 報告 1件
 発議 1件

■日程
 28日(月) 議案上程・説明など
 29日(火) 議案調査
 01日(水) 議案調査
 02日(木) 議案調査
 05日(月) 質疑、一般質問など
 06日(火) 一般質問
 07日(水) 一般質問
 08日(木) 生活文教常任委員会
 09日(金) 総務産業常任委員会
 12日(月) 予算決算常任委員会
 13日(火) 予算決算常任委員会
 14日(水) 予算決算常任委員会
 15日(木) 予算決算常任委員会
 16日(金) 予算決算常任委員会
 19日(月) 予備日
 21日(水) 委員長報告、採決など
# by owase874 | 2012-02-29 02:37 | 今後の活動予定 | Trackback | Comments(0)

議長不信任案の提出

 昨日、提出者の神保議員と、議長室を訪ねました。

 中垣克朗議長に対する議長不信任案を提出し、議案に加味するよう、議会運営委員会の開催も求めました。「議会で反論する」と、議長は言っておられましたが、議案として提出されたあとは、本会議場では反論する機会がないことから、議会事務局からもその旨を助言されていました。議会運営を理解しているのが、よくわかるお言葉でした。

 その際にも念を押しましたが、この不信任案は、議長の資質に対する不信であり、中垣議員そのものは否定しておりません。議長にも強く、その旨をお伝えし、ことが大きくなるまでの辞任を要求しましたが、「辞任はしない。なんら議会運営に支障はきたしていない」旨の回答でした。また、昨12月26日の全員協議会が流会になったことも、「私の責任ではない」旨の発言でした。

 あらためて、この議長では、重要案件だけでなく、尾鷲市議会としても持ちこたえられないと判断いたしました。数多くの失態は、もうお忘れになったようで、すでに責任転嫁がはじまっていました。真井議員に対する一般質問での失態でも、自らに責任はないような発言で、「ならば、なぜに謝罪したのか?」と問い直したい気持ちになりました。

 できれば、自ら辞任する方がよいとは考えるのですが、「9月議会までさせてくれ」、「12月議会を乗り切らせてくれ」…などと言ってここまで来ただけに、やはりこれ以上は我慢の限界です。法的な拘束力はないにしても、議長以外の全議員が、この議長で尾鷲市議会は持ちこたえられるのかを判断し、本会議場で態度を示していただければと考えています。ストレートに、この議長に対して信任するのか、しないのかで決断をした方が、より尾鷲市民にとってもわかりやすいと感じています。

 メディアの報道を見ても、この事案については、全ての議員の判断の行方に注目されています。あくまで、「中垣議長で大丈夫なのか?」での判断と決断を、多くの市民が求めているはずです。決して、議員を辞職せよとは言っていないので、中垣議長におかれましては、その職責の重さを痛感していただきたいと感じています。

 なお、議案の詳細は、議会運営委員会後にお知らせしますが、提出者を含めた賛成者は6名に増えており、1名が本会議場で賛同するとの確認をしています。根回しはしていないので、最初の会派の申し入れ後に、直接賛同をいただいた議員以外には、こちらより声をかけていない状況です。皆さんが個々に判断し、署名なくとも賛成はできますし、もちろん反対をすることもできます。その行方を、市民はちゃんと見ていると感じていますし、その視線は苦言の表情であることを、肝に命じています。
# by owase874 | 2012-02-23 01:26 | コラム「温故知新」 | Trackback | Comments(0)

議長不信任案の提出による、議会運営委員会

 昨日、書面でもって議長不信任案の提出をしました。これに伴い、議会運営委員会の開催を申し入れし、了承されました。

■議会運営委員会
■日時:2月22日(木) 10時
■場所:第一委員会室
■議題:議長不信任案の提出について

 この議会運営委員会で、議案として取り扱われるかが決まります
# by owase874 | 2012-02-23 01:09 | 今後の活動予定 | Trackback | Comments(0)

議長は持ちこたえられない、はずです

 3月定例会の議運と全協がありました。

 議会運営委員会の席上、議長不信任についての提案がありました。書面としては出揃ったものではありませんでしたが、議運の委員にも確認された内容となりました。しかし、このあとの全員協議会では、議長はその事実を取り上げようとはしませんでした。自身のことではありますが、公平な立場の議長の職責で言えば、放棄したのと同じです。他の議員からの指摘で言葉は発しましたが、あれでは説明になっていません。

 同様に、開発公社に関連するの詳細説明を、そのあとの全員協議会で求められていたにも関わらず、議長も議会運営委員会の委員長も、他人ごとのように聞き逃していました。お昼時間の12時を大きく過ぎ、なにに焦るのかは知りませんが、定例会の資料を早くに閉まってふんぞり返っていては、尾鷲市政は議会では変わらないと激怒されてあたり前です。もちろん、そんな議員は一部の一部ですが、そういった議員が役職にいることで、尾鷲市議会は迷走してしまうのです。その粛清とまでは言いませんが、積極的に内部から改善しなければ、尾鷲市議会は程度が低くみられてしまいます。また、そんな議員と一緒にされてはたまりません。さらに「早く終わろう」を軽く口にするので、私の顔はいつも曇ってばかりです。

 この定例会で、間違いなく議長不信任案を提出します。定例会初日に、議員発議として処理する予定です。自分たちで選んだ議長ですが、議会運営がここまでできないとなると、今回の議案の重さからいっても、持ちこたえられるはずがありません。全協の終了後、メディアから取材を受けましたが、「議長個人の人格を否定しているのではなく、議長の職責をまっとうできる資質がなかった」と答えました。過去に遡れば、そう受け取れる事案はいくらでもあります。お辞めになるかどうかは、議長自らの判断ですが、議会基本条例の制定に向けた市民説明会も控えているなかで、議長が矢面に立たされるのは目に見えています。ほぼ全てのことで、議長立候補時のマニフェストは履行されていません。

 あと、「副議長は辞任しないのですか?」とも聞かれました。しかし、副議長として、なんら職責を全うできていないとは感じていません。議長の補佐も含めて、やるべきことは必要以上にやっているはずです。また、副議長の辞任と、議長の辞任をセットにするのは、明らかに話が違います。固執するつもりは毛頭ありませんが、私が副議長でいたからこそ、女房役として議長を傍から見てきたことも勘案して、今回の不信任に繋がるのです。「このままでは、執行部の独走を招き、議会としての権威と品位が堕ちるだけだ」と言うことです。それは、最終的には尾鷲市民の利益に繋がるからです。議長の発言や対応は重く、それゆえに大事な事が素通りされてきたのも事実です。例をあげても、尾鷲小学校の耐震化事業に関する問題、道の駅の問題、コミュニティセンターの問題、再任用の問題、消防署の不祥事などなど、この議長のもとで起こっているこれから問題は、数えるときりがありません。そのたびに、議長の言葉がひとり歩きし、違った形でメディアを賑わせて、市民の反感と不信をかっているのです。もちろん、議員の多くが、苦言と是正を求めてきたのは言うまでもありません。

 しかしながら、議長を擁護する声も議員側にはあります。民主主義であるので、それも当然です。もちろん、擁護する以上は、(例えば、今日の全協などでも)目に見える態度で示して欲しいものですが、こちらから言うべきことでもありません。他の議員よりも高い報酬が認められているのが議長であるので、その差額が職責に繋がらなければなりません。それを踏まえた上で、私たちは不信任を提出するのですが、その対極があっても然りです。ただし、この件においては、曖昧な態度こそが、もっとも議長に対して失礼だとも感じます。間違いなく、不信任案は提出されますので、本会議場において、きちんと態度を表明する機会が待っています。議員として、きちんと白黒はつけたほうが、遺恨を残さないとも感じています。本会議までの時間はあるので、いつでもその議論には応じるつもりです。膨大な説明責任でもって、私たち賛同する議員は対応できます。もちろん、私個人でも対応はさせていただきます。もうこれ以上、尾鷲市政の独走や本質の停滞を、議会が先導してはなりません。

 考えれば、維新というのは、まずは内部の掃除からでした。古く理論的でない仕来りを排除し、身内を刷新してから、外にも影響を与えていくのが維新の力です。曲がりなりにも、私の会派は尾鷲維新と銘打っています。尾鷲を変えるには、まずは身内の刷新からになるはずです。残された任期で、できる限りの地ならしをしていかなくてはと感じています。議会の品格や資質は、私たち自らに求められているのです。議会あってこその尾鷲市であると、言わしめたい気持ちでやるだけのことです。議会に対するネガティブな住民の言葉は、私たちが自ら招いていると戒めなければなりません。
# by owase874 | 2012-02-22 04:02 | コラム「温故知新」 | Trackback | Comments(0)

常任委員会や委員会など

 けっこう議会活動が詰まってきています。

■生活文教常任委員会
 今週も日程の決まった議会活動が多いです。

■日時:2月20日(月) 13時
■場所:第二・三委員会室
■議題:1.尾鷲総合病院について

 急に入った常任委員会ですが、あまりよい内容ではありません。

■全員協議会
■日時:2月20日(月) 生文終了後
■場所:第二・三委員会室
■議題:1.尾鷲総合病院について

■議会運営委員会
■日時:2月21日(火) 10時
■場所:第一委員会室
■議題:1.平成24年第1回定例会について

 この定例会は、議会のあり方そのものが問われることになるでしょう。そういった議案が、数多く出てくる予想です。また、議会内においても、大きく事が動きます。

■全員協議会
■日時:2月21日(火) 11時
■場所:第二・三委員会室
■議題:1.平成24年第1回定例会について

■議会改革特別委員会 作業部会
■日時:2月21日(火) 13時
■場所:第一委員会室
■議題:1.議会基本条例について スケジュール調整ほか

■議会改革特別委員会
■日時:2月21日(火) 13時半
■場所:第二・三委員会室
■議題:1.議会基本条例について

 議会基本条例のスケジュールを詰めていますので、具体的な作業に入ります。私の役割りとして、スケジュールや資料作成をしています。こういった作業が、性に合っている気がします。

■尾鷲商議所との意見交換会
■日時:2月24日(金) 15時~16時半
■場所:尾鷲商議所 3階大ホール
■議題:1.地域振興における道の駅の必要性とそのあり方について

 この意見交換会で交わされる議論は、大きな意味を持つことになります。それは、道の駅の方向性まで影響を与えると考えています。
# by owase874 | 2012-02-20 01:02 | 今後の活動予定 | Trackback | Comments(0)
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尾鷲市議会議員         端無徹也の解体新書


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