奥田尚佳尾鷲市長に対する不信任決議

 本日の臨時会で可決された不信任決議についてです。

 15名の議員のうち、14名が賛成し、反対は1名でした。この反対は、地元紙では「市長派」となっていますが、これ以前の行動も含め、今回の発議に対する反対討論もなかったので、「反対=市長派」とはならないのかも知れません。以前にも述べましたが、反対討論は認められた公での表現方法なので、(他人が書いたビラを配るなど)まちなかで言われているような姑息なことなどせずに、市長擁護の少数意見も意見として述べるべきだと感じました。また、この議員が4人会派で在籍していることから、私が会派との歩調を合わせにくくなったのは言うまでもありません。

 この会派には、その中の先輩議員も含めて、当選当初から1年生議員として、地方自治や議会を学ぶ場を与えてくれました。そのことには感謝し、議会の役選のときには協力もしてきましたが、市長問題が表面化してからは、次第に距離を置くようになりました。どうにも、市長派とされる議員が含まれている中では、私と同じように反対を唱える議員がいても、信じきることができなかったからです。他にもそうなる要素はあったのですが、この臨時会での行動も、当初からの初心を貫くことになりました。

 しかし、会派の力が大きいことは、議会運営においても重要であることに違いありません。議会改革などでも、大きな影響力を持つことにもなります。そう言った傘の下で活動できた点もあることから、複雑な気持ちも残ります。

 それでも、不信任決議が14名全員で可決された意義は大きいです。

 これまでの経緯を見ても、14名による辞職の申し入れ、14名による問責決議の可決、そして、今日の14名による不信任決議の可決と、14名の議員がまとまって奥田市長に辞職を促したのです。全議員15名中を考えても、奥田市長が議会を解散させる道理は見えてきません。今までも、三鬼議長が正当な意見を述べているにも関わらず、一部メディアでは、「尻込み」などと書きたてました。地方自治法上の権限で活動する議員であるからには、一般市民が考えるような道理で進まないことも実際としてあります。そこを理解した上で、それでも市長にNOを突きつけるのが、問責であり不信任であるので、この問題は決して議会と市長の対立構造だけで片付けられる内容ではありません。

 私たちは、政治や議会の世界で活動しているだけに、そういった要素をよく知る立場におります。しかし、それは市民生活との乖離を意味することではありません。しかし、正攻法でいこうとすれば、議会と市長の対立として受け止められることになります。今回の件でも、本来は市長自身の責任において態度を表明するべきでしたが、それがいつの間にか議会との対立構造にすり替わっていました。そのことに憤りを感じながらも、それでも態度を改めない、行政手腕をみせられない市長に対して、議会側が苦渋の決断を下したことになります。

 その14名の議員の決意は、決して軽くはないはずですが、「議会解散権を持っているので。」と、すぐの記者会見で発言するような奥田市長には、改めて尾鷲市の行政に携わっていただくわけにはいきません。尾鷲市政をこれ以上停滞させないためならば、私たちは何に対しても恐れることはありません。最悪の結果を招いたのは奥田市長ですが、それを決断した14名の議員の責任もまた強大です。私もその一人に違いなく、尾鷲市民から負託された責任を感じています。今後、仮に出直しの選挙があるとしても、私の政治活動が間違っているならば、再び尾鷲市の政治の場にあがることはないでしょう。

 以上のことから、私は奥田市長を信任しないのです。
by owase874 | 2009-04-20 23:17 | コラム「温故知新」


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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