今回の市議選を振り返る ~反省編~

 これまでの私は、顔の見える支持者やその可能性が大きい有権者、実力者に、定期的に顔を出したり、話を聞きに伺ったり、訪ねたり、人の声を聴くという活動をしてこなった現実があります。ほとんどを、自分の頭の中で解決してしまうので、「あえて聞くようなことはしない。」というおごりがありました。それは、支持者を蔑ろにしたり、疎遠したりの気持ちはないのですが、「私の指示をしてくる人は、私を信頼してくれている。だから、その信頼に応えるように議会活動を一生懸命する。」という、どちらかといえば、「なま温かく見守って」的な考えでした。そこには、市民の声を聞くという積極性はないので、やはりおごっていると受け取られても仕方ありませんでした。このあたりは、人間の性格的な駆け引きにもなってしまうので、今後の反省材料です。阿る(おもねる)ということはしなくてもよいですが、相談するやお願いするということも大事なんだなと考えています。

 これは、私に期待しながらも、私からの情報配信がなかったか少なすぎたために、端無という人間の証明ができてなかったと言うことです。これについても、考えることはあるのですが、市民目線はもっと単純にわかりやすくだと感じました。これは、すぐにでも対策できることなので、6月中にはなんとか形にしていきます。

 あと、「市民活動の延長線上に政治活動がある!」との信念を持って、政治家(議員)であっても、日ごろの市民活動にも力を入れているのですが、その知名度は驚くほどに少なく、「端無の市民活動は、尾鷲においては自己満足」でしかなかったことです。もちろん、関わる仲間や知人も多く、それは市内外からですが、市民活動と政治活動の両輪は、今の尾鷲市にとって、実は難しいのかも知れません。あきらめるわけにもいかないのですが。

 「日ごろの活動をみてくれている人は、端無を当選ライン上に持ちあげてくれる」という期待は、結果的にこのような形となって現れてしまいました。これが現実と重く受け止めて、これからの活動をどうしていくのかを再考する必要を感じています。悔しいですが、これが私の今の実力です。もしも言えるとすれば、「目に見える支持層が、ちゃんと行動でもって表明して活動してくれたら…」と考えてしまいます。しかしそれすらも、私次第ということなので、今期が正念場となることを肝に据えております。

 しかしながら、選挙は魔物というか、理想と現実の狭間で戸惑う場面もありました。この戸惑いが続いていれば、私の2期目はなかったと振り返っています。この戸惑いを感じつつ、「理想を求めて敗れたら、それは後悔しないでしょ。」って気持ちが、この結果を生んだとも考えています。私の知らないところで、たくさんの人たちが、さらに得票を延ばそうと、駆けずり回ってくれたおかげです。それは、まだこの地域にも、「端無のようなよそ者も必要」と感じている人たちがいるということなので、こればかりではないにしても、2期目の私には力になるのは言うまでもありません。

 ひたすら歩いた雨のある日、傘を差してもびしょぬれで、それでも文句も言わずに歩いてくれた、熊野市在住の同級生と、選対幹部の吉澤君をみたときに、「何が何でも勝ってやる!」と決意しました。遅い決意と言われるでしょうが、正直に気の迷いがあった選挙戦でもありました。寂しい選挙事務所には、実家の母親が毎日通わなくてはならないほどに人員不足で、選挙葉書の宛名書きから電話まで、フル回転に運動もしてもらいました。そう考えながら、「それでも歩くしかない。」と歯を食いしばり、同じように歩いた5年前の四国遍路を思い出してもいました。まさに、あのときのように、私には「歩くしかなかった」のです。

 今回の選挙戦は、いろいろな意味でも、私にとって必要な選挙でした。その選挙を、484票の負託で当選ラインに持ち上げていただき、このまちに政治家としても関わることができるようになりました。このことを忘れずに、議員活動の延長線上に改選がやってくることも考えながら、「動く議員」を貫く信念には変わりありません。そして、見える支援者をどう獲得し、見えざる支援者にも拡げていくかを、戦略的にも考えていく必要性を感じています。

 このまちに育てられ、このまちの人のために結果を残していくには、やはり人と人の付き合いが基本です。このことを第1に考えながら、2期目の議員活動を続けていきます。484人に助けられた私は、今度は尾鷲市民のために働くことになります。

 長いブログになりましたが、読んでいただきありがとうございました。
by owase874 | 2009-06-02 18:16 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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