私にとっては期待外れの出来事~尾鷲市長候補予定者による公開討論会の中止~

 尾鷲青年会議所が、尾鷲市長選挙における候補予定者の公開討論会を企画していました。

 日程は、15日の18時半からで、場所は尾鷲市民文化会館の大ホールでした。コーディネーターを、三重大学人文学部の石坂督規准教授が担当し、この方は、リンカーン・フォーラム(公開討論会支援NGO)にも登録されていました。そして、この討論会の主催者が、尾鷲JCだったのです。

 メディアにも記者発表し、公開討論会の開催が各新聞にも告知されました。少なくとも、私や私の周辺では、「今度は、ぜひ(公開討論会の実施を)成功してほしいよね。」、「胸を張って有権者に訴えることができる場になるだろうね。」と、好評でした。前回の市長選は、同じく尾鷲JC主催により企画されましたが、このときは候補者の2名が参加の意思を示しませんでした。その結果とまでは大げさですが、結果として、今回のような事態を引き起こしたともいえます。だからこそ、今回こそは、公開討論会の場所で、正々堂々と討論するものと安心していました。

 それが、今日になって、「公開討論会が中止」との報告がありました。
 尾鷲JCによる記者発表もされ、地元2紙の夕刊にも報道されました。

 この情けなく腹立たしい気持ちは、お察しいただければと考えますが、このようなことが、「まだ起きるのか!?」とあきれるしかありません。不特定多数の有権者に向けて、候補予定者が正々堂々と公開の場で討論できない現実が、この尾鷲のまちにはあるのです。まさか、公開討論会への出席を拒否した状況の中で、ビラ配りや戸別訪問など、事前運動ともとられかねないようなことは、各候補予定者ともしていないでしょうが、「市民が知る機会」が奪われたのは、候補予定者の責任に違いありません。

 まさか、「支援者に言われたから」、「後援会が反対するから」などと、自分に近い人の判断で拒否したとは考えたくもないですが、私や私の周りでは、「知る機会がなくなった」との意見です。選挙戦に入れば、各候補者は正々堂々と論戦を展開するでしょうが、一堂が集まって討論する機会がなくなったのは、市民にとって大きな痛手としか言いようがありません。少なくとも私はそう強く感じています。

 「市民のため」とは、「誰のため」でしょう?
 支持をしてくれる人だけが、市民ではありません。
 尾鷲市に住んでいる全てが市民です。
 だからこそ、公開討論会の場で、市民が比較検討できる場が必要です。

 候補予定者には、それぞれの言い分や立場があったとしても、第3者によるコーディネートの中で、自らが描く尾鷲市の将来像を訴えるべきではないでしょうか?それを、不特定多数の市民が聞くことで、正しく判断する機会が生まれたはずです。公開討論会は、唯一の市民による市民のための知る機会だったのに、これで各候補者が何を望んでいるのかが比較検討しにくくなりました。

 今回の中止の報告には、かなりの落胆と怒りが入り混じっています。
 こだわりすぎなのかも知れませんが、市民を蔑ろにしていると感じます。
 世の中は、「日本の変革」を求めているのに、尾鷲のまちは無風です。
 無風にしてしまった彼らに、私は何を求めればよいのでしょうか?

 議員としても、市民としても、今回の件は情けない出来事です。
by owase874 | 2009-07-14 00:05 | コラム「温故知新」


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

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