定例会の日程が全て終了

 今月9日に、第3回定例会が閉会されました。

 全ての提出議案が可決され、決算委員会特別委員会の報告が承認されました。そのあと、追加議案の人事案件が委員会付託されました。

 副市長人事の議案第51号は、総務産業常任委員会で審査されました。人事案件の審査は、人物の審査にも繋がるので、「個人の評価」として捉えられがちですが、尾鷲市としての公人を決める審査です。今後の尾鷲市を担っていく一人を決めるには、それ相当の責任感を感じます。

 副市長人事では、特に大きな問題もなく、全員一致で委員会可決されました。一方、議案第52号、第53号である2名の教育委員会委員の選任については、生活文教常任委員会で審査されました。これには、私も委員として参加をしました。

 このとき、1名の選任について質問をしました。この方は、のちの互選で教育長に選任されたのですが、早くから教育長の候補として名前が挙がっていた方でした。面識の無い方だったので、個人の評価はわかりませんが、略歴や市長からの説明を受けて、「なぜ、この方を選任したのか?」が一番に聞きたいことでした。

 その延長線上には、教育長候補であるとのことからですが、この時点では、あくまで互選により決定する前段階なので、教育長と想定しての質問になりました。これは仕方の無いことですが、教育長候補として選任をしているのはあきらかなので、「教育長かどうかはわかりません。」を前提に返答をされるのには困りました。結果としては、尾鷲市の教育環境を充実していくトップを決める選任だったので、岩田市長の本音を聞きたいと感じました。

 私が疑問を持っていたことは、「8月に、それまでの仕事や役員を辞され、その後すぐに候補として名前が挙がった。今日までの期間が長く、追加議案での提出になったのはなぜか?」と、「必ずしも、教育長を学校関係者(元校長など)から選任する必要はないが、人事権を持つことになる教育長として、他の教育長と張り合うことができるのか?」と、「紀北管内(尾鷲市と紀北町のこと)で考えたとき、生徒指導の問題や教員の不祥事が尾鷲市で多い。以前に、教育委員をされたことがあったが、その改善や対応に秀でたことがあるのか?」でした。

 1番目の質問については、「今の時点では教育長ではないので。」との理由でかわされてしまい、2番目と3番目の質問には、「紀北町と比較する必要はないと思う。」との意見でした。それならば、「なぜ、この方なのか?」と続けるのですが、「あくまで、現時点では教育長ではない」ということが、「教育長としての資質」を求める私の考えとは平行線で終わりました。

 しかし、校長をはじめとする教職員の人事は、紀北管内で行われるのが中心です。尾鷲から紀伊長島までに在住している教職員が、それぞれの学校を異動することで、大半の学校体制は決まります。このときに、紀北町の教育長と張り合えるのかが、私の懸念事項でした。また、県教委に精通している紀北町の教育長と違い、(結果として教育長に互選された)この方にはそのようなパイプがない事もありました。副市長のときは、「県との太いパイプ」をうたったのに、教育長にはそれがないというのにも疑問を感じました。

 また、この方は、以前にも教育委員と教育委員長をされていたのにもかかわらず、そのときの実績などは一度も調べたことがなく、このときに秀でた行動をしたからなどの理由もなかったのも(なぜ、この方なのか?に繋がる)疑問でした。

 現在の尾鷲市の教育環境は、「非行やいじめ」で収まらない緊急事態です。何かしら学校で問題があると、一部の保護者や関係者が大騒ぎし、大事な話の内容も外部に漏れています。また、それを心配した別の保護者や関係者との疑心暗鬼も生まれています。大人たちの冷静な行動を求めるばかりですが、教職員の不祥事が、追い討ちをかけてしまいます。そして、この不祥事も、残念ながら続いています。比較はしないとのことですが、学校体制の強化で改善されているところもあるのに、尾鷲市の学校で起こっている問題は、今までの周期的ではなくなってきています。

 このような学校ばかりを見てはいられない事態を打開するには、それ相当の教育長が必要です。斬新な改革も必要ですし、思い切った改善も必要です。しかし、その大鉈を振るえるのかが最後まで疑問として残りました。そのために、この方を教育委員(結果として教育長)に選任したとの認識ですが、委員会でも本会議場でも、最後まで私は否決をしました。議会としては、多数により可決されましたが、議員個人としては責任がもてないとの判断です。

 本会議場では、3つの人事案件が可決されました。
 副市長については、11月より着任されるようです。
by owase874 | 2009-10-14 13:00 | 定例会の報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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