認定子ども園の可能性をさぐる

 2日目、2箇所目の視察先は、たつの市(人口8万2千人余り)にある認定子ども園「まあや学園」でした。

 この「まあや」とは、お釈迦様のお母様の名前「マーヤ(摩耶)」からきているそうで、ここが私立の仏教系施設を意味しています。ということは、公立以上の苦労をしているのはもちろんのこと、設置者の並々ならぬ行動力を察するところです。また、認定子ども園とは、保護者が働いている、いないに関係なく、0歳~5歳までの就学前の子供なら誰でも入ることができ、幼児教育と保育を一体的に提供する幼保連携型の幼稚園・保育園です。
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 認定子ども園は、兵庫県には19施設あります(公立は4軒)。このうちのまあや学園は、120人の園児が在籍し、通勤の都合もあって、最大で40分の通学をしているそうです。この日も、0歳児から5歳児まで、保育士12名
、幼稚園教諭6名、非常勤講師4名の職員で対応しておりました。
 幼稚園と保育所とでは、管轄する行政が異なり、幼稚園は文部科学省、保育士は厚生労働省になります。この垣根を越えて、認定子ども園は広がりつつあるのですが、求めるニーズが明らかであるのならば、2つの行政機関で対応しなくとも、事務局を一本化するほうが早い気がします。これもまた、国の施策につながることです。
 まあや学園では、私立ならではのアイディアも多く、地元密着型に重きをおいたシステム作りがされていました。その努力の結晶は、増設、増設の施設を見ても実感するし、周りの土地買収や造成も、オセロのように継ぎはぎと苦労していました。
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 しかし、これは恥ずべきことではなく、地元や行政の理解が浸透するからこその結果であり、公立よりも低所得で働く職員の気概が証明しています。また、ここに、行政の支援や施策を必要としている気がします。

 尾鷲市においても、認定子ども園については、議会でも話題になります。現状では、保育園は尾鷲民生事業協会に業務を委託しています(保育園は7ヶ所)。一方、幼稚園(市立は3ヶ所)は、尾鷲市教育委員会の管轄なので、認定こども園の可能性は、この両者の関係性にかかってきます(無認可が1ヶ所あります)。
 必要性やニーズの調査は、数値的なものとして示されておりませんが、今後の方向性を考えていくにあたり、検討する余地がある話題です。職員においても、保育士や幼稚園教諭など、少ない人材を拡散するよりは、より多くの職員で子どもを受け持つ方がベターだと感じます。

 地域密着型といえば、尾鷲市にもそれぞれの地域の特色があり、その結果が学校教育施設の分散につながっています。人口や子どもの数が多い時代は、それ相当の意味や意義がありましたが、過疎化や少子化が深刻化した現在では、効率的にも、教育的にも、細分化された地域密着の限界にきている感じです。入り江ごとの特色を活かすことは、教育施策として構築すれば学習できるはずなので、尾鷲市の教育環境を、トータルコーディネートで考えていく必要性を感じたところです。
by owase874 | 2009-10-29 13:09 | 教育とまちづくり


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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