尾鷲中学校を訪問しましたが…

 常任委員会の終了後、引き続き、尾鷲中学校を訪問しました。

 詳しい内容は聞いておりませんでしたが、校長室に集まった議員に対して、出口校長、五味教頭が対応し、教育委員会事務局が同席しました(議会事務局も1名同席)。

 内容としては、尾鷲中学校における生徒指導や教員への啓発について説明を受けましたが、これだけで終われば、「議会が学校(教育現場)に対して何をしにきたのか?」と受け取られかねないとも感じました。そもそも、学校教育を指導する立場として、教育委員会(教育委員)が存在し、教育長が陣頭指揮を執るようになっています。そこに、議会として介入することは、教育委員会の威厳を損なうばかりでなく、政治を教育現場に持ち込むことにもなります。

 確かに、出口校長からの報告には、生徒指導の難しさや、対応する教員の苦悩など、学校が抱える多大な問題や課題への対応や対策を聞かされましたが、あくまでこれは聞くだけであり、その内容について議員が「物申す」ことは許されないと考えています。私も、質問というよりは、「生徒指導や教員への指導については、議員として何も言う権利はないし、そのために教育委員会があるはずので、意見を控えます。しかし、いち学区内に住んでいる市民として、開かれた学校に寄与できることはあるはずなので、その援助や支援は惜しみません。学校長がその学校の長である以上は、責任を持って対応しているわけですから、議員や議会に臆することなく、学校運営を続けてください。」と言わせていただきました。

 このあとに、場内の空気が変わったようにも感じましたが、同じ会派の神保議員より、ハード面の改善についての質問があり、出口校長からは、「学校は整備されて随分と月日が経過しているので、あちこちで痛みがきている。これは、尾鷲中学校だけが抱える問題ではないが、せめて学校長の裁量で決済できる予算があれば、より理想の学校をつくることはできる。」と言っておられました。このような質疑応答は、委員会としても対応できる内容なので、学校をよりよくしていくための、ハードとソフト面の要求や状況をもっと聞きたいと感じました。

 それぞれに役割分担があるので、議員や議会はオールマイティではありません。もちろん、一部市民の御用聞きでもありません。確かに、一部市民の声が、大多数の市民の声に繋がることはありますが、学校現場の指導的な内容に、議会や委員会が踏み込み事には違和感を感じます。かといって、私のところにも、「(息子や娘が)ちゃんと授業を受けたいと言っているんです。なんとかして欲しい。」と言う相談があります。私のような議員にも、このようなことを訴え出る保護者がいるくらいなので、学校が抱える問題は小さくないはずです。

 教育は難しい、でも教育は素晴らしいものです。私もその端くれを7年経験しましたが、今でも当時の生徒や学生とは交流があり、今は一緒になって活動している友人もいます。ぜひ、私たちのような市民活動や運動は、教育現場にも活かすことができるので、先生だけでは抱えきれないことがあるならば、ひと声かけていただければと感じます。

 それが普通にできたときに、初めて学校は開かれるのだと考えています。
by owase874 | 2009-11-07 01:13 | 教育とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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