三重県総合防災訓練に参加する

 12日(土)は、心配された雨も上がりました。

 朝6時前に尾鷲を出発し、8時半には会場に到着しました。大内山ICのおかげで、ずい分と早くなったことを実感しました。これが、尾鷲北ICまで延長されると、2時間圏内でいける場所が増えることになり、まちの様子も変わってくることが予測されます。何よりも、防災の観点からは、「(国道42号線と高速道路の)道が2つできる」利点が大きいです。
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広大な空き地が会場


 会場となった霞地区といえば、東ソー株式会社が有名ですが、現地は工場地帯の中にあり、「工場萌え」の私には、日常がつくり出されている現場であるのに、非日常的な光景が広がる様相に、まさに「萌え」でした。
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工場と隣り合わせ


 また、現地は「三重エコイベントシステム」も採用しており、会場内にはごみの分別ステーションが設置してありました。このシステムは、私たちが環境活動しているごみナビゲートボランティアでも採用できるかも知れません。
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分別ステーション


 この訓練の想定災害は、「台風の接近に伴う前線の活発化で局地的豪雨になり、河川水位が上昇し、避難判断水位に達しつつある中、平成21年12月6日9時00分、三重県北部を震源とする直下型地震が発生し、北勢地域では震度6強を記録、強震及び河川氾濫により各地で大きな被害が生じている。」でした。

 まさに、泣きっ面に蜂のような想定の中、私の役割は、「北勢地区各地で災害ボランティアセンター(以下VC)が活動している中、警戒区域が解除された冨田地区でのボランティア活動を支援するために、四日市市、四日市市社協、地域ボランティア、MVSC等によって設置された「冨田地区災害VC」の運営に関してシュミレーション訓練を行う。」でした。この中の私は、MVSC(NPO法人みえ防災市民会議)の法人会員としての参加で、訓練の役職は、「VC長付」になります。センター長付は、「センター長の補佐と現場の統括」のような立場で、5年前の海山(三重県豪雨災害)で設置されたVCと同じ役職になります。
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60名くらいはいたかな


 このときの災害VCの設置は、発災後約1週間経った12日と想定し、今日だけで1,000人程度のボランティアがやってくることを想定した訓練になりました。1,000人といえば、5人組のグループにしても200組となるだけに、1日の活動で、ニーズとマッチングさせて派遣させるだけでも混乱が予想されます。しかも設置後2日目の週末との設定なので、VC運営の26名にとっては、未知との遭遇になります。
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受付付近


 VC運営の26名も、初めて顔合わせすることもあり、知識のあるなしに関わらず、予想通り混乱していました。昨今の災害VCの活動により、VC設置のマニュアルも豊富ですが、ここに知識と現実のギャップを体験することになります。実際のVCでは、これほどの混乱はなくなってきていますが、危機管理の観点から順序立てしていくと、それぞれのブースの役割は、単純明快な作業だけに、誰でもできるのがVCの特徴です。

 それでも混乱するので、このような実地訓練は、体験して損はしない訓練になります。ただし、これを何度も同じように体験すると、「現実もこうなのかな?」と考えあぐねてしまったり、「私の性格では、災害VCではとても活動できない。」とギブアップしてしまったりします。なので、混乱の次に体験する「本当の災害VCの訓練」も必要ではないかと考えるところです。しかし、一番の妙薬があるとすれば、それは「実際の現場に行く。」ことになります。これに勝るものはありませんが、災害ばかりに期待しなくとも、ボランティアを伴うイベント会場での企画運営側とかでも疑似体験することもできます。
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閉会式


 会場の本部席には、岩田尾鷲市長をはじめ、野田消防団長や防災担当職員の姿もあり、挨拶に行った後になって、「災害VC訓練も見学してもらえばよかったな。」と思いました。私たちの訓練場所は、本会場からは外れた一角にあったので、「あそこでは何をやっているんだ?」との見学者もあって、冨田地区の自治会長や自主防災会会長からも、「事前に知らせてくれたら、私たちにもできることはあったのに。」と言われました。これは、主催側である三重県への指摘と同じことで、「災害発生→救援・救助→復旧・復興」の流れの中で、「復旧・復興」の一翼を担うのが災害VCである現実からも、 災害後に確実に存在する組織運営として、訓練での位置づけだけでなく、地域への広報も必要ではないでしょうか?

 この日は、午前中で訓練は終わりましたが、午後からは、所属するNPO法人主催の「第3回防災ボランティアコーディネーター養成講座」にも出席し、「災害VCを体験しよう」と題した講座の中で、防災訓練の反省会も行われました。朝から17時まで、長い時間を現地で過ごしましたが、滅多に来る機会がない場所だっただけに、工場地帯を実感するまでには至りませんでした。
by owase874 | 2009-12-14 08:47 | 防災とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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