熊野市議会有志との懇談会~熊野市文化交流センター編~

 次に、熊野市駅横で10月にオープンしたばかりの、「熊野市交流センター」を視察しました。
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駅に隣接


 多目的ルームに案内していただき、熊野市教育委員会事務局社会教育課長より施設の概要説明を受けました。この課長さんは、私が高専生の頃にお世話になった方で、こういった形で再会するとは思いもよりませんでした。
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周囲の景観にも配慮


 総事業費は、12億3378万2403円となっており、まちづくり交付金や過疎債が充てられているそうです。職員体制は5名で、1名の嘱託職員と、4名の臨時職員で運営されております。2階建ての施設には、図書館がある一般ゾーンをはじめ、子どもと本をテーマにした児童ゾーン、2つの研修室や交流ラウンジを備えた交流ゾーン、140席の移動観覧席や昇降舞台を備えた集会ゾーン、閉架図書を9万冊収める書庫を含めた管理ゾーンで構成されています。
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一般開架は9万冊可能


 もともとの市立図書館は、ここから程近い記念通りにある市民会館の1階にありました。手狭な図書館で、試験前になると、木本高校の生徒が多く、私にような高専生は、肩身の狭い思いをした記憶があります。それが、駅に近いランドマーク的な存在に格上げされ、その認知度は、図書館の利用率にも現れておりました。
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随所にスペースが


 以前の図書館では、平成20年10月の利用者数は1,513人であったのに対し、新しくオープンした平成21年の10月では、2,902人と約2倍に増えております。また、ただ来館者が増えただけでなく、貸し出し冊数での比較でも、以前の4,697冊に対して、今年は9,239冊と、これも約2倍に増加しております。この事態には、嬉しい悲鳴といっておりましたが、蔵書が追いついていないそうで、あと3万冊強は蔵書を増やしたいとのことでした。
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木をふんだんに使用


  尾鷲の市立図書館も、司書の方の努力などもあって、小さいながらも活気があると聞いております。しかし、中央公民館の2階にある不便さがあるので、いまどきこのような施設に投資を決めた熊野市は、思い切った施策を打ち出したものだと感心しました。あきらかに、以前とは違う活気があって、この日も集会ゾーンの交流ホールでは、川上邦子舞踊研究所のダンス教室に通う生徒たちの発表が開催されておりました。尾鷲教室もあるので、尾鷲からも参加をしておりました。
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気持ちのよい空間


 懇談の席上では、設置にいたる経緯で、議会と執行部とのすれ違いなども明らかにされておりましたが、河上市長の熱い思い入れとコンセプトで押し切られた形となったようで、議会としては不満は残りつつも、トップ判断の決断のゆるぎなさを感じたのも確かです。やりすぎると意固地になって孤立しますが、すり抜けるような決断からも、リーダーシップとはこのようなものかもしれません。

 駅に近い一等地に、2階建てという利用用途の低い想定への意見もありましたが、「周辺の景観に配慮し、複合施設的な欲張りな多目的化をするよりは、記念通りや本町通りなどの地域資源も活かせるような施設にする。そのためには、まち歩きができる範囲で施設や名所を配置し、点と点を結ぶ役目を、住民や来訪者にやっていただきたい。」との市長のコンセプトにも、理解できる点がありました。豪腕ともワンマンとも聞こえてくる河上市長ですが、市長が思い描く中心市街地の理想像は、確実に実現に向けて創造ができているんだろうなと感じました。

 本は財産であり、これだけの規模の図書館という財産は、市民にとっての財産でもあります。読み聞かせや、小さい頃から本にふれることもコンセプトにあったので、この場所の利用率が高くなれば、それだけ文化的な見識も高くなる可能性を秘めています。隣接する駐車場が44台と、駐車場の問題は残りましたが、まちの空きスペースの有効利用をするなどして、どこにでも駐車できて、歩いてでもいけることが可能になれば、まち全体の未来創造図も描きやすくなります。

 何よりも注目すべきところは、交通の便利がよくなって、商店などの拡散が現実となっても、熊野市としては、中心市街地を放置していないことでした。記念通りと本町通りを視野に入れながら、駅周辺の開発もしていくまちづくりは、視察に来た私たちにも容易に想像できる内容でした。また、こういったわかりやすさが、熊野市が隣の芝生に見えてしまう単純明快さにあるのかもしれません。
by owase874 | 2009-12-26 23:04 | 東紀州はひとつに


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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