美し国おこし・三重について

 尾鷲市議会でも、一般質問が行われます。
 私も登壇しますが、昨日の三重県議会の一般質問についての話題を。

 4日の13時より、三重県議会の一般質問に、熊野市選出の森本繁史議員が登壇しました。ブログでその予定と内容が掲載されていたので、興味と注目をもって、議会の録画中継を見させていただきました(後日でも確認できる議会中継は、本当に便利ですが、尾鷲市議会にはありません)。

 ■森本繁史(もりもとしげふみ)
  タイトル:三重県議会議員 森本繁史
  URL:http://morimotoshigefumi.mie1.net/

 森本県議の内容は、ブログからの引用になりますが、「③美し国おこし三重について 30億円の予算で文化力を生かした、自立持続可能な地域づくりを行うとしているが、大半の県民が関心を示さず、首長も冷ややかな本計画の効果については疑問であり、即刻中止すべきでないか知事に質す。」とありました。私も、美し国おこし・三重については、昨年の9月定例会の一般質問でも話題にしたところです。

 ■三重県議会中継
  平成22年第1回定例会 一般質問 森本繁史 議員
  URL:http://www.pref.mie.jp/GIKAI/contents/2954/player_bb1.htm

 私と、美し国おこし・三重とのかかわりは、市民団体としてのパートーナグループへの登録と、中間支援を目的とする市民活動支援センターとのかかわりがあります。当初より、「これって6年間も、公が先導するの?」などの疑念があったので、最初の段階より、やや積極的に参画はしています。それは、「外野から意見は言いたくない。」との気持ちがあったからです。以下は、私の市民ブログ(Cafe_CReAM モノ語り)からの引用です。

 ■美し国おこし・三重の成果発表・交流会への準備
  URL:http://crepm.exblog.jp/13752041/
 ■ワールドカフェとファシリテーターと美し国おこし・三重
  URL:http://crepm.exblog.jp/13738682/
 ■美し国おこし・三重…
  URL:http://crepm.exblog.jp/13712494/
 ■美し国おこし・三重に意見する懇談会
  URL:http://crepm.exblog.jp/12244693/
 ■5月は忙しいのだ!の巻
  URL:http://crepm.exblog.jp/11535358/

 この日の一般質問では、美し国おこし・三重のプロデュース契約費などを指摘し、今年度新たに1名を追加した5名体制で、約5588万円の契約費を計上しています。また、事業年度が平成21年~平成26年度までの6年間であるので、現在までのプロデュース契約を、「Landa Associates」社(東京)としています(4名で約4480万円、サイトのプロフィールには、すでに1名が追加されているので、この方が5人目?)。プロデューサーは、各地域を担当していて、市民団体などとの座談会でアドバイスや専門性あるノウハウを提供していますが、「これだけの税金をかける効果はどこにあるのか?」、「各市町の反応が鈍いのはなぜだと考えているのか?」など、厳しく追及されていました。

 確かに、単純な計算をしても、一人あたり年間約1118万円なので、「この分を地域に還元した方が…」とも考えてしまいます。この地域でも、南三重として1名のプロデューサーがいますが、年収ベース350万円程度で、市民活動支援センターなどの対応ができる職員を3人も雇用できると考えてしまいます。なので、1名の知識で南三重をカバーするか、3名の職員で対応するかなどと考えてもしまいます。さらに、東紀州では、東紀州対策局や、東紀州観光まちづくり公社など、この地域に特化した公務員や公的な職員が配属されていることからも、「行政主導の施策が満載だな。」と感じてしまいます。

 尾鷲市としては、「つかず離れず」といった関係にみえるのですが、「正直なところ戸惑っているのでは?」とも勘ぐりたくなることもあります。また、理由はわかりませんが、今年度の10号補正予算では、企画振興事業として、「美し国おこし・三重」負担金が、100万円減額されていました。これは、美し国おこし・三重実行委員会において、プロジェクト認定を受けた地域で活動する団体に、財政的支援を行う目的の事業費ではなかったのかと記憶しているのですが、2団体に50万円づつ助成されなかったということになるのでしょうか?

 森本県議の問いかけに対して、野呂知事の返答は、登録団体の数の多さや、未知数な成果の報告くらいでした。文化力や地域力といった自治の力は、そこに住む人の気概というか、行政が主導して養われるものではありません。行政がサポートするというサポートの仕方に、あれだけの税金投入は、このご時世だけに、市民の理解を得られているのかと感じています。確かに、その場はにぎわって、たくさんの人がいるようにみえますが、それよりもはるかに多くの人が、知らない間に事が進んでいる現状があるのです。それこそ自発的な活動で、それを行政がサポートする体制であれば、未来永劫継続する気もしますが、すべてをコーディネートして、それに参加してくる住民団体であれば、6年後は元に戻ってしまいかねません。

 何も、県の施策に限ったことではありませんが、手早く長い目を持って地域住民(市民)に引き継いでいかなければいけないだろうし、そもそも地域おこしとかまちづくりとか、いまの自治体行政が主導する状態かどうかも、見極めていかなければなりません。

 余談になりますが、森本県議とは、同じ熊野市飛鳥町の出身で、飛鳥中学校の大先輩になります。私にとっては、地元輩出の尊敬する先輩議員になりますが、地元の飛鳥青年会議所の設立に尽力されたなど、地域づくりの根本でも見習うところが多いです。この飛鳥青年会議所については、私の親戚筋であった故中田久美元熊野市議も立ち上げに参加しており、当時20代だった私の父親は、2人の熱意にひき付けられて、さまざまな活動に参画したそうです。こういったことろに、私の原点があるのかもと感じます。
by owase874 | 2010-03-05 13:33 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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