総務産業常任委員会の傍聴で気になったこと~その2~

 長くなるので分割します。

■税務課
・歳入のうち、市税 22億3904万1千円

 前年度10号補正額では、23億2065万6千円だったので、8161万5千円の減収となります。人口が減少すると、市民税が減収し、企業が減少すると、法人税が減収します。また、空き家が多くなると、固定資産税が減収し、時代の流れもありますが、喫煙者の減少で、市たばこ税も減収します。反面、軽自動車税が微増していますが、買い替えで、普通自動車から軽自動車に乗り換えたとすれば、不況の影響も推測できます。

 まさに「無い袖が触れない」事態ですが、人口減少を食い止めるのか、まちのサイズにあった適切な人口を模索していくのかなど、手立てがないと放置すると、数年後には「首が回らなく」なってしまいます。住民の生命を預かっている以上「お手上げ」するわけにはいかないので、さらなる知恵を絞りあわないとなりません。

■市長公室
・歳入のうち、地方交付税 32億2800万円

 一般会計歳入予算の実に39%を占めています。わかりやすく言うと、、国から支給される「仕送り(小遣い)」ですが、依存体質になってしまうと、国の情勢次第では財政破綻のきっかけをつくってしまいます。そこで、自主財源を確保しなければならないのですが、地方自治体が収益を上げるというモデルは、実はあまり成功例がありません。市民サービスに繋がるといえど、出て行く一方なので、根本を改善する秘策ははたしてあるのでしょうか?というか、大胆に一刀両断できなければ、行く末はないと感じる部分です。

・歳入のうち、基金繰越金 2億752万5千円

 当初からの取り崩し後の残高は、11億5011万円になります。すぐに、補正1号がでたので、11億5533万8千円になりましたが、基金の総額を比較すると、隣市の熊野市では、32億5659万5千円となります。また、紀北町では、平成20年度の決算時で、19億6259万3千円になります。一般家庭で言うところの「預貯金」に該当するので、取り崩しが多くなると、それだけ「首が回らなく」なります。

・歳出のうち、東紀州観光まちづくり公社負担金 345万8千円

 東紀州の2市3町が相応負担しているのですが、三重県からも2088万4千円が予算計上されています。また、市町からの出向もあるので、紀北・紀南と合わせて15名の職員が在籍しています(尾鷲市より2名出向)。公社の規約には、「この公社の経費は、関係公共団体の分担金及び補助金、国庫支出金、県支出金、その他の収入をもって支弁する」とあるので、総額がいくらになるのかや決算報告については、一般的に情報公開されていません。東紀州の観光とまちづくりをリードする意味で公社化されていますが、市町の施策と似通った点が多く、「連携や見直しはないのか?」との一般質問の市長答弁でも、理解しがたい返答だったように感じました。

・歳入のうち、総合計画策定事業 1089万4千円

 第6次総合計画の策定事業にかかる費用ですが、大半が委託料807万5千円になります。冊子化するまでをコンサルタントに委託するのですが、けっこうな額が策定だけに消化されることに、議員からの質問もでます。大事な必要経費なのでしょうが、審議会の委員会報酬が198万円と次に高額ですが、大きな開きがあり、もっと比率を分配することで、審議会委員に責任を持たせられないのかとも感じます。言葉が悪いですが、委員が好き勝手議論することを、コンサルがまとめてそれらしくしても、出来上がったものには独自性がどれだけあって、言いだしっぺがどれだけ責任と関わりを強く持つのかが疑問です。そのために、パブリックコメントなどで、市民からの意見を補完するのでしょうが、広報が足りないと集まる数も少ないはずです。

・歳入のうち、病院費 2億5千万円

 病院事業会計負担金のことですが、昨年度の第9号補正では、7000万円を計上し、補正後を3億2千万円としました。しかし、新年度も前年度と同額の計上でしたので、会派でも疑問の声がありました。しかし、この審査のときに、私は傍聴できなかったので、詳細は確認できておりません。後ほど、病院にかかる審査を生活文教常任委員会で執り行うので、合わせて議論することもできます。

(つづく)
by owase874 | 2010-03-21 22:11 | 定例会の報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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