総務産業常任委員会の傍聴で気になったこと~その5~
■防災危機管理室
・歳出のうち、災害時要援護者避難支援体制検討委託料 199万5千円
いただいた資料には、「住民主導型避難体制確立事業」とありました。住民主導型と聞けば、私自身の防災・減災活動でも意図している内容です。私が調査していた参考資料として、平成19年1月に、国土交通省河川局砂防部がまとめた「土砂災害警戒避難ガイドライン検討委員会(第1回)」の説明資料があります(下図参照)。
資料より抜粋
災害時要援護者とは、定義としてはさまざまなのですが、概ね「日本で日常生活を営むことにおいて、一人では困難を生じる人」に集約されます。たまに、65歳以上の高齢者を指す言葉として間違われるのですが、日常生活が一人でできない人となれば、かなりの住民が該当することになります。私の家族で言えば、0歳の長女も要援護者になります。もちろん、外国人についても該当します。
さらに、興味をもたれた方は、下記の資料が詳しいです。
・災害時要援護者避難支援策の具体化のための手引き
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0292.htm
災害時要援護者とは、平成15年くらいから語られるようになった言葉で、平成16年に全国的に災害(台風や地震)が発生したあとに、避難に対して本格的に検討されるようになりました。その後、昨年の佐用町での避難の際に、本来ならば避難するよりも、自宅2階などで待機していた方がよかったかもしれないケースで、避難中に死亡(行方不明)したことで、再検討されはじめています。
基本的には、自己責任に集約されるのですが、より地域性や周辺環境などを考慮しながら、住民間で調整し合えるような避難体制を確立できるかを、官民共同で検討していく事業になります。とくに、目新しい事業ではありませんが、尾鷲市にとっては有益な事業に違いありません。しかし、現在の体制を覆すようなことも予想されるので、臆することなく大胆に検討していただきたいと考えています。これも、私が主張する住民自治に繋がる話でもあるからです。
また、要援護者と対で忘れてならないのが、要支援者です。
要援護者を支援するのは、要支援者であるので、この事業の検討の要は、要支援者の体制や責任をどこまで追及できるかになります。ぜひ、この分野での経験や活動実績などが生かされると感じるので、求められれば、私も大いに協力したいと考えています。
・歳出のうち、三重県防災航空隊運営費負担金 162万7千円
三重県の各市町に相応負担させている予算ですが、三重県の当初予算では、防災ヘリコプター運航管理費として、1億9473万3千円が計上されていました。三重県では、ヘリコプター1機を所有しており、これにかかる諸経費が約2億円ということで、さまざまな意見が出ているようです。
・三重県防災航空隊
http://www.habataki.org/information/mie.pdf
しかし、東紀州地域にとっては、県内でも利用が多いので、存続してもらわなければと考えています。ただし、あくまで防災ヘリなので、通常のドクターヘリとは違います。県の方でも、ドクターヘリを検討するとのことですが、高速道路が整備されるとはいえ、東紀州には必要な事業だと感じています。と同時に、相当額の費用を負担していることからも、利活用を積極的に進めていただきたいと考えています(使うようなことが無いのが一番ですが、使うようなことが生じればの話です)。
※水道部は後日になります
※生活文教常任委員会もまとめている最中です
※どちらも遅れているので恐縮です
・歳出のうち、災害時要援護者避難支援体制検討委託料 199万5千円
いただいた資料には、「住民主導型避難体制確立事業」とありました。住民主導型と聞けば、私自身の防災・減災活動でも意図している内容です。私が調査していた参考資料として、平成19年1月に、国土交通省河川局砂防部がまとめた「土砂災害警戒避難ガイドライン検討委員会(第1回)」の説明資料があります(下図参照)。
資料より抜粋
災害時要援護者とは、定義としてはさまざまなのですが、概ね「日本で日常生活を営むことにおいて、一人では困難を生じる人」に集約されます。たまに、65歳以上の高齢者を指す言葉として間違われるのですが、日常生活が一人でできない人となれば、かなりの住民が該当することになります。私の家族で言えば、0歳の長女も要援護者になります。もちろん、外国人についても該当します。
さらに、興味をもたれた方は、下記の資料が詳しいです。
・災害時要援護者避難支援策の具体化のための手引き
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0292.htm
災害時要援護者とは、平成15年くらいから語られるようになった言葉で、平成16年に全国的に災害(台風や地震)が発生したあとに、避難に対して本格的に検討されるようになりました。その後、昨年の佐用町での避難の際に、本来ならば避難するよりも、自宅2階などで待機していた方がよかったかもしれないケースで、避難中に死亡(行方不明)したことで、再検討されはじめています。
基本的には、自己責任に集約されるのですが、より地域性や周辺環境などを考慮しながら、住民間で調整し合えるような避難体制を確立できるかを、官民共同で検討していく事業になります。とくに、目新しい事業ではありませんが、尾鷲市にとっては有益な事業に違いありません。しかし、現在の体制を覆すようなことも予想されるので、臆することなく大胆に検討していただきたいと考えています。これも、私が主張する住民自治に繋がる話でもあるからです。
また、要援護者と対で忘れてならないのが、要支援者です。
要援護者を支援するのは、要支援者であるので、この事業の検討の要は、要支援者の体制や責任をどこまで追及できるかになります。ぜひ、この分野での経験や活動実績などが生かされると感じるので、求められれば、私も大いに協力したいと考えています。
・歳出のうち、三重県防災航空隊運営費負担金 162万7千円
三重県の各市町に相応負担させている予算ですが、三重県の当初予算では、防災ヘリコプター運航管理費として、1億9473万3千円が計上されていました。三重県では、ヘリコプター1機を所有しており、これにかかる諸経費が約2億円ということで、さまざまな意見が出ているようです。
・三重県防災航空隊
http://www.habataki.org/information/mie.pdf
しかし、東紀州地域にとっては、県内でも利用が多いので、存続してもらわなければと考えています。ただし、あくまで防災ヘリなので、通常のドクターヘリとは違います。県の方でも、ドクターヘリを検討するとのことですが、高速道路が整備されるとはいえ、東紀州には必要な事業だと感じています。と同時に、相当額の費用を負担していることからも、利活用を積極的に進めていただきたいと考えています(使うようなことが無いのが一番ですが、使うようなことが生じればの話です)。
※水道部は後日になります
※生活文教常任委員会もまとめている最中です
※どちらも遅れているので恐縮です
by owase874
| 2010-03-23 01:32
| 定例会の報告
市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。
by kumano874
ご挨拶とブログの概要
当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
◆ブログ管理者
未来874事務室
熊野市飛鳥町佐渡462番地
0597-84-1033
kurage874@cream.plala.or.jp
なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。
facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
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