生活文教常任委員会の審査~教育委員会~

教育委員会
・歳入のうち、障がい児学級介助員配置事業 1118万円

 障がいを持った生徒への、介助員の配置については、満足できる結果ではありませんが、納得のいく配置数となりました。今後は、生徒や保護者の要求に見合った、介助員がさらにスキルアップできる環境整備に期待しています。また、地域福祉を考える上でも、地域が障がい者を支える環境整備も必要です。

 ・加配の内訳
  尾鷲中学校 3名
  尾鷲小学校 2名
  宮之上小学校 1名
  矢浜小学校 2名
  向井小学校 1名
 
・歳入のうち、学校活性化支援事業 218万7千円
 小学校7校分 145万6千円
 中学校2校分 48万1千円
 幼稚園2園分 25万円

 予算の内訳が、小学校145万6千円、中学校48万1千円、幼稚園25万円となっています。全て一般財源からの持ち出しです。この事業には、岩田市長鳴り物入りの、マイはし作りも取り入られています。ただし、所信表明にもあったような、マイはし文化をどのように定着していくかのビジョンは、説明を求めましたがわかりづらかったです。

・歳入のうち、外国語活動支援員報償費 59万4千円

 平成23年度から、小学校で外国語(英語)の授業が始まるために、前倒しで平成22年度より、外国語ボランティア5名を小学校に配置させる新規事業です。ALT事業に絡めて、私も提案してきたことなので、趣旨には賛同できます。しかし、小学校数が7校であることを考えると、配置される日数などが少ないと感じました。
 実際には、5名の外国語ボランティアは、1日4時間勤務で18日間配置されます。また、5月の連休明けには、事業を開始する予定です。

・歳入のうち、学校教育支援事業 311万6千円

 尾鷲中学校に、学習支援ボランティアを5名と、ハートケア相談員を1名採用する事業です。ボランティアについては180日、相談員については、週19時間36週程度の勤務となります。学習支援ボランティアについては、尾鷲市のように教育委員会が直接支援する場合と、専門性のあるNPOなどに業務を委託する場合、市民団体が自主活動で支援するなど、全国的にもさまざまなです。私の考えでは、どのプランも尾鷲市においては必要と感じるのですが、それは子ども(生徒)の受け入れ先は、選択できることが大切だと考えているからです。
 ただし、授業が嫌で教室に入りたがらない生徒や、勉強自体が嫌いな生徒がいるとすれば、ハートケア相談員の協力を得ながらの学習支援が想定されます。しかし、まずは家庭での教育支援も必要です。地域で子ども(生徒)を支えていくのは、全ての大人の責任です。

・歳入のうち、乳児学級補助金 417万8千円

 市内唯一の私立幼稚園である、九鬼ひまわり幼稚園に対する補助金になります。園長を含めて3名の職員がおりますが、このうち2名の保育士への補助金です。しかし、私立であることから、公的機関にはほとんど情報がありません。もちろん、尾鷲市の公式サイトにも掲載はありません。

 ・尾鷲市立幼稚園・小学校・中学校一覧
  http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?co=ser&frmId=40

 市立と私立の違いはわかりますが、「地域住民」を考えれば、「九鬼にも私立だけど幼稚園はあるよ。」という広報をしてあげるくらいの器量が欲しいものです。どうも、このようなところに、行政のお役所仕事を感じます。

・歳入のうち、幼稚園・小学校・中学校の管理費のなかの消耗品費
 小学校7校分 797万9千円
 中学校2校分 390万4千円
 幼稚園2園分 54万円

・歳入のうち、幼稚園・小学校・中学校の管理費のなかの備品購入費
 小学校7校分 369万9千円
 中学校2校分 231万円
 幼稚園2園分 27万4千円

・歳入のうち、幼稚園・小学校・中学校の施設整備の中の修繕料
 小学校7校分 470万円
 中学校2校分 144万6千円
 幼稚園2園分 45万円

 以前、常任委員会で学校訪問をしたときに、学校長より要望があったなかで、「学校(長)裁量で執行できる予算が少ない。」との話を聞きました。備品や修繕については、各学校からの要望を、教育委員会が優先順などをつけて整備をしていきますが、消耗品費などは、学校長(園長)裁量で執行できる予算になります。
 しかし、担当課の説明では、この額が年々減少し、学校長(園長)に委ねられる予算が減額され続けている現実が浮き彫りになりました。例えば、尾鷲小学校においては、消耗品費は年310万9千円となっています。教育の充実を図るのであれば、このような予算額の見直しも必要ではないかと感じるところです。

・歳入のうち、公民館活動経費 393万3千円

 市内13の公民館で、約900の講座・学級を開催する事業です。このうち、新規事業の中に、「マイはし文化定着事業」が盛り込まれていました。事業内容には、①「マイはし」 文化講演会の実施、②三重県が実施する「尾鷲の森林と木の文化体験講座」と連携を図る、③大学等が実施する「漆の箸教育事業」と連携を図る、④各地区公民館において市民を対象に「マイはし作り講座」を開設、とありました。
 少なくとも、①~③については、他所に事業を依頼する形に感じます。この件についても、「学校でのマイはし作り」と絡めて質問しましたが、岩田市長のマイはし文化構想は、市長としてやらなくとも、誰にでもできることだと実感しました。誰もしないことをやる意欲に夢はあっても、だからといって市の施策にとりいれるのかと感じたところです。私がこの趣旨でやるならば、間伐材を使用した割りばしの推奨の方が、もっとも有益ではないかと考えるところです。

・歳入のうち、文化会館管理運営費 5147万1千円

 尾鷲市民文化会館指定管理料4950万円が含まれており、残りは修繕料になります。事業内容が安直だったので驚きました。収入が1149万7千円であるのに、支出が6099万7千円にも膨らんでいます。公的機関であるので、赤字は当たり前という体質があるのではないかとも感じる数字です。また、支出のうちの大半を占める管理費4873万4千円も考えると、来年度にはメスを入れる必要を感じます。昨年だったか、このような状況の中で、人気映画の無料上映会などもやっていたので、今年度の活動実績などには注目していこうと、議員間でも話し合ったところです。

・歳入のうち、美し国三重市町対抗駅伝参加事業委託料 61万円

 三重県の市町対抗駅伝の負担金になりますが、以前の決算委員会においても、「TV中継もされない駅伝に、わずかとはいえ負担することに疑問を感じないのか?」と正したことがあります。今年は、TV中継されましたが、通常の駅伝のような中継ではなく、固定カメラによる中途半端な中継で終わってしまいました。ちなみに、第1回目の尾鷲市は21位(2:44:24)、2回目となった今年は22位(2:41:52)でした。出走される方には全く異論はありませんが、このような取り組みを半ば強制する県には疑問を感じます。


 教育委員会の審査は以上ですが、その他事項で紛糾する内容がありました。私も意見しましたが、言葉足らずの点があったようです。その弁解も含めて、後ほど考察します。
by owase874 | 2010-03-25 02:17 | 定例会の報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

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