東紀州地域が観光圏に認定される

 東紀州地域が、観光圏整備実施計画の認定を受けたようです。

 先月の28日付で、国土交通省観光庁ならびに、中部運輸局の公式サイトで公表され、翌29日付の三重県庁の公式サイトでも報告されていました。三重県内における観光圏については、伊勢志摩地域がすでに観光圏として認定を受けており、この件については、私も率先市民としてのブログでも考察しています。

◆国土交通省 観光庁
 http://www.mlit.go.jp/kankocho/index.html

 ■平成22年度観光圏整備実施計画を認定します
  http://www.mlit.go.jp/kankocho/news04_000016.html

◆国土交通省 中部運輸局
 http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/index.html

 ■平成22年度観光圏整備実施計画を認定(PDF)
  http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/kisya010/kikaku100428.pdf

◆東紀州地域観光圏が観光圏整備実施計画の認定を受けました
 http://www.pref.mie.jp/topics/2010040351.htm

◆宿泊してわかった、三重(二見)の観光地
 http://crepm.exblog.jp/13625204/

 そこで、観光圏について簡単に説明すると(手前味噌なのですが)、「観光庁では、観光立国の実現に向けて、国際競争力の高い魅力ある観光地の形成を促進するため、「観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律」(平成20年法律第39号)に基づき、複数の観光地が連携して2泊3日以上の滞在型観光を目指す「観光圏」の形成を促進しているところです。」とあります。

 今回、前原国土交通大臣により、平成22年度より整備をはじめる観光圏として、新たに15地域の観光圏整備実施計画の認定を行い、これに東紀州地域が認定されたことになります(全国45地域が認定)。さらに、東紀州地域でのコンセプトを見てみると、「海、山、川など豊かな自然、昔懐かしい"ふるさと"の原風景が残されている"熊野古道ブランド"を基に、食や千枚田の田植え等の自然体験イベントの展開を創出するとともに、農家レストランや宿泊等と連携させた長期滞在の促進を図る。心のこもったおもてなしを目指す観光圏」とありました。

 では、観光圏に認定により、何が変わるのかというと、「観光圏整備実施計画が認定されれば、同計画に位置付けられた観光圏整備事業について、国からの以下のメニューによる総合的な支援を受けることができます。①観光旅客の来訪・滞在の促進に効果や成果の見込まれるソフト事業に係る補助金の交付(補助率上限40%、別途審査があります)、②着地型旅行商品を宿泊施設で販売するための旅行業法の特例、③周遊割引券の導入に係る運送関係法令の手続緩和、などとあり、あわせて、社会資本整備や農林水産省が実施する農山漁村活性化プロジェクト支援交付金などと連携を図ることにより、民間組織の創意工夫を活かした「観光圏」の形成を支援する。」とありました。

 東紀州のコンセプトにあてはめると、補助金の交付先や交付事業に着目するところですが、大型観光を目指すというよりは、原風景のよさを生かしたコンパクトな観光地をめざすと考えられます。また、それこそ一人からでも楽しめるような観光を想定し、少人数でより密に東紀州地域の生活が実体験できるようなプランの創出が想定されます。このためには、古民家を活用した宿泊施設など、関係する法整備の緩和にも期待するところです。

 しかし、発表が連休前であったためか、三重県庁の公式サイトでもあれだけの内容でした。また、東紀州観光まちづくり公社のサイトでも、対象区域である各市町の公式サイトでも確認できませんでした。往々にして、このような事業については、議会も知りえないうちに着々と進んでいることもあるので、予算が出た段階で知ることもしばしばです。もしや私だけが知らないのであれば、お恥ずかしい限りですが、地域資源を生かしたチャンスになるか、絵に描いた餅になるかは、今後の動向に口を挟みたいところです。

 ゴールデンウィークに入り、馬越峠を越えてくる古道客も、チラホラと商店街通りを歩いてきます。「帰宅までの時間を過ごす場所はないですか?」と、私が経営するカフェにも立ち寄る古道客がいて、ささやかなリクエストに応えたところです。このほかにも、「公衆トイレが少なくないですか?」、「どうしても帰宅時間が夜になるので、公共交通の中で夕食になりますが、この地域の駅弁とか弁当は販売されていませんか?」など、私では対応しきれない相談もありました。

 こういったときにこそ、古道客のニーズが溢れているようにも感じたので、情報収集するチャンスはあるようにも感じるし、それを実行できる機関や組織もあるように思います。昨日も外国人の古道客が立ち寄って、「英語メニューがいいですね」とのお褒めの言葉をいただきました。ささやかですが、私のカフェは英語併記のメニューなので、「おもてなし」は何も「無料で振る舞い」することだけではありません。

 今回の観光圏の認定を、生かすも殺すも、東紀州地域に住む住民次第です。
by owase874 | 2010-05-05 03:19 | 観光とまちづくり


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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