後味の悪い結末に向かうのか?と感じる話

 議会運営委員会での、私の発言についてです。

 内容は、海洋深層水事業の工事請負費の情報が漏れていた点です。

 6月定例会(第2回定例会)の日程などが決まったあとのその他事項で、私から質問させていただきました。詳細は、5月26日(水)の午後15時15分に、私の自宅に議会事務局よりFAXが送信されてきたのですが、その日の地元2紙の夕刊には、すでのこの情報が見出しとなって報道されていた点についてです。おそらく、私の手元に届く前には、地元2紙には情報が漏れていたと推測できます。

 犯人探しなどは、私の範疇ではありませんが(新聞社には心当たりがあるでしょうが)、公表しないはずの随意契約の金額が、地元紙には漏れていたことに対して、議長と市長の見解を聞いたところです。議長については、「議長として内容をFAXさせたが、(議員から漏れたとすれば)議員のモラル」だとし、市長については、「庁内で意思統一はしたが、漏れたことについては罰則規定もないので、なんとも言いようがない」との回答でした。このことについての私の考察は、すでに述べているところですが、やすやすと地元紙に漏らしてしまう者が近くにいることについては、嫌悪感を感じるところです。

■こんなことで、まちはよくなるといえるのか?と感じる話
 http://owase.exblog.jp/12704441/

 本来は公表しない金額を、その日の夕刊に公開することとなった地元紙については、この私の発言についても、大きな見出しとなって報道していました。いくら罰則規定はないとは言え、公表しないことを明記している要領に基づいているのであるから、まさに公人としてのモラルであり、同じように地元紙にも配慮があってもいいのではとも考えてしまいます。しかし、ホットなネタが舞い込んできたのであれば、記事するのもまたメディアの宿命でもあります。だとすれば、情報源は絶対に明らかにできないにしろ、「(メディアにタレこんでくる)そういう人間が、尾鷲市を担っている可能性が高い」という危機感くらいは感じて欲しいものです。少なからず、これは、他所のネタではなく、地元紙が発行している尾鷲市のことなのです。

 結果としては、当初の見積額である3億8174万9千円よりも、大幅に減額された予算である2億9925万円が、議案第44号となって上程されてきました。この金額については、「市長以下の努力で減額された(安くなった)」とみるか、「そんなに減額できるのであれば、当初の見積りの算定はなんだったのか?」とも受けて取れます。見積もりについては、庁内の技師2名が算定したと言われているので、「これだけの差額がある見積もりってどうしてなのか?」とも疑問もでてきます。だとすれば、「もっと減額できたのでは?」、「そもそもベースは、もっと低い額で決まるのでは?」とも勘ぐってしまいます。

 このような疑念が、私たちが拙速ではないかと反対した理由のひとつとなっているのです。そう感じる(感じた)市民は少なからずいるし、今回のように、議案の審査についても、工期を早めるためにも、前倒しで本会議初日に採決をとるという行動そのものが、「そこまで急ぐということは、どれだけの市民が困っているのか?」といわれてしまう原因です。ここに、「市民利益に繋がる事業であるのか否か?」、まで追求せざるを得ない状態をつくってしまってはいないでしょうか?

 通常の流れで言えば、この議案第44号についても、新設された予算・決算常任員会での審査対象です。しかし、その効力を発揮する前の審査ということで、所管する総務産業常任委員会の審査対象になりました。当然ながら、残りの議案は、予算・決算常任委員会で全員により審査を受けますが、この議案のみ旧方式で審査することになり、私は傍聴するしかありません。ちなみに、前回の臨時会で、この予算に反対した5名の議員のうち、4名までが、所管しない生活文教常任委員会の所属となっています。

 今回も、直接審査することはできないので、この随意契約額の決定についても、本会議での採決で腹を決めることになります。なので、傍聴する委員会で、納得できる材料が得られなかった場合は、政治家としての判断を再びすることとなります。

 なんとも後味の悪い気がするのは、はたして私だけでしょうか?
by owase874 | 2010-05-29 03:44 | コラム「温故知新」


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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