「今は負けるが勝ちである」

 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で、勝海舟(武田鉄矢)が言っていた言葉です。

 これを聞いたときに、なぜか今の私自身になぞらえたところがあって、そのときの言葉が、いつになく頭から離れない1日でした。そうです、今回の議会構成の役選のことです。

 結局、ふたを開ければ、前日の南海日日の記事通りの結果でした。事前に漏れていたのか、漏らしていたのか、それとも記者が予知夢を働かせたのか、そもそも決まっていない段階で、決まったような内容が記事になることにも驚きですが、尾鷲で市議会議員になって、地元紙のこの手の報道には慣れてしまった私がいます。

 しかし、明らかに違った内容もありました。私たちの会派に関する記述ですが、できれば私たちの会派にも裏取りはしてほしいものです。一方的な内容でしたが、「嘘はいかんでしょう」との気持ちです。まあ、それもこれも噛みつくまでもありませんが。まずもって、会派の代表である私自身に取材は無かったし、私自身が発した内容でも提案でもありませんでした。これにからみそうな話題で唯一したといえば、前日の朝9時半ごろに、もう一つの会派の代表に電話をし、「私たちの会派からは、議長を立てることはないし、(議長にとの)声が多い議員がいるのであれば尊重しますので」との旨の内容だけでした。これっきりです。実際にも、満票で議長が選出されたことでも証明しているはずです。私たちの会派では、「議長とはそうあるべき存在」と考えているからです。

 それでも、蓋を開ければその通りになったので、私たちの会派にとっては「予想通り」といえばそれまでです。議長以下は抵抗してみせましたが、多数派工作(会派活動?)などしなかったので、当然の結果でもあります。そのことについては、私や会派所属議員にも叱咤激励がありましたが、地元紙を巻き込んでのドタバタ劇になるとして、はたしてそれが市民の利益に繋がるのでしょうか?その1点を考えたとき、「泥仕合は議会の品位をよけいに下げるだけ」との意見で一致した会派の理念に従っているまでです。だからこそ、南海日日にあったような「取り引きを申し出た」ような記述だけは許し難いのです。

 かといって、今日付けの南海日日のコラム「黒潮」は、市民からも電話をいただいて、興味深く読みました。そう感じる記者がいたということでしょう。それは、読み手となる市民にも、しかるべき影響を与えるかもしれないし、反対に笑われるかもしれません。まあ、メディアとはそういう対極にいるものです。

 「尾鷲維新は役選を先導しない」と決めて、これで2年目になりました。結果、前回と同じように、会派に主要なポストはありませんでした。一方の、市民会議「おわせ」は、多くの議員の賛同を取り付けて、まさに記事通りの結果を導きました。そのことについては、何の異論も批判もありません。政治とはそういうものであるということを、証明しているのかもしれません。2年連続の結果から見れば、歴然と証明しています。

 ただし、いくら同僚議員とはいえ、納得し難い部分があるのも事実です。それでも、この1年間は、尾鷲市議会として議会活動をともにやっていくまでです。まさか、主流派に反対した5名の議員が、尾鷲市議会にはいらないともならないでしょう(そうであれば、議員定数は11名でとなるのだろうか?)。

 「今は負けるが勝ちである」

 そう言い聞かせるだけで無い日が来るのを、今は待つしかありません。
by owase874 | 2010-06-04 22:56 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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