「いったいなんだったのか!?」、議員によるセクハラ疑惑の話

 昨日の全員協議会の感想です。
 (議題にあった議員年金制度の動向については、別立てで考察します。)

 その他のところで、この話を先に切り出したのは南議長でした。6月17日付の「こすもす」というローカル紙に、尾鷲市議のセクハラ疑惑が、投書の形で掲載されたことへの経過報告でした(下記参照)。掲載からけっこうな時間が経っているので、遅きに逸した感じもしましたが、この間には、このことに関係したなんとも情けない、いまとなっては茶番劇に、同じ市議会議員として付き合わされた感じがします。
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 このローカル紙が発行される前より、セクハラについての「(セクハラが)見た、あった」の話は、市議会内で広がっていました。そういう話をしている市議会議員がいたからで、「本当ならば、大事になる話」と感じていました。しかし、「見た、あった、暗に認めた」となったかと思えば、「そういう誤解はあったかもしれない」、「疑惑も行為も一切ない」などと、当事者と目される議員同士の非公式な場所でのやりとりが、蚊帳の外の議員に伝わるだけでした。そもそも、事実としてない話ならば、セクハラの実行者と目撃者とされる2名の議員がいること自体が不可思議です。

 では、事実として存在しない話を、誰がローカル紙に投書するにいったかは、メディアの秘密として詮索はできないにしても、それより前に存在する話としていた議員がいたことも確かです。だからこそ、昨日の全協の場では、目撃者として発言するべきではと強く感じたところです(全協終了後に、メディアに囲まれたときには、答えていたのに…)。同じように、もう一方の当事者も、「一切ない」と非公式の場で答えずに、あの場で発言すればと感じたところです。同じ議員によって、存在しない話をばらまかれたのであるならば、公の場で強い抗議をするべきではなかったのでしょうか?もしも、中傷合戦のように話が展開していこうとするならば、議長によって発言が止められ、「これ以降の話については、政治倫理条例に従って取り進められたし」となったはずです。私は、そういう旨の発言を、議長は前段で行っていたと理解しています。

 そのどちらからも、一切の発言などなかったはずなのに、その日の地元2紙には、大きく実名入りで報道されたので、「これでまた、尾鷲市議会の程度が下がる」と痛感したのが率直な気持ちです。議員年金制度についての全協が開催されただけなのに、テレビカメラが6台も入り、メディアも多数集まり、「こすもす」を発行している土屋氏の傍聴もあったことからも、この件が世間一般の注目であることを実感したはずです。そこをわかっていないのか、それもわかった上なのかはわかりませんが、尾鷲市議会の世間とのズレを感じました。

 私は、議長から発言(報告)が切り出されるとは予測していませんでしたが、この日の朝には、多くの議員から、「セクハラについては発言するのか?」と声をかけられていました。そのどこかに、「取り上げることについての面倒さ」と受け取れたのですが、「尾鷲市議会の名誉と、市民の知りたいに応えますよ」と、発言を切り出すに至りました。私の発言の意図には、公然の事実となっている当事者の発言を先導したい気持ちもあったのですが、新聞報道で伝わってしまった虚しさを感じています。また、全協終了後に、「実行者(と目される)の議員を政治倫理にかけよう」と声をかけられましたが、「今日の時点では、誰がやったかはわかっていないでしょう。同じ政治倫理にかけるのであれば、話を広めていた目撃者の議員でしょう」と切り返しました。

 情けない話ですが、全協では疑惑はないとなったのに、新聞報道で実名がでたので、政治倫理条例にかかわってくる話になってくるとは思います。しかし、目撃者といっている議員が、全協の場で発言していたならば、その重さはより深くあったように感じます。かりに、その意図がなかったにしても、非公式の場で発言した内容を元に、新聞で実名が報道されるにいったのであれば、その議員の姑息な手段として受け取ってしまいます。もちろん、公式の場では、だんまりを決め込んでいた議員についても、全協の場で反論しておけばよかったのでは?と感じます。それらを含めて、私には茶番劇と受けて取れるのです。

 地元紙のおかげで(嫌味な言い方ですよ)、このセクハラ疑惑は、次のステージへと駆け上がってしまいました。公の場で、当事者の2名の議員が判別されたので、そのどちらかが、誇り高き議員としての行動をおこすべきでしょう。残念ながら、尾鷲市議会の自浄能力は、地元紙などの手を借りるしかないのかと悔しい気持ちです。

 これで何も行動が起きなければ、尾鷲市議会の信用は埋没です。しかし、こんなことで奔走するのが私たちの仕事ではないので、非常にやり切れなさと悔しさと、憤りが入り混じっています。

■おぼえがき
◆今までの経過
 6月16日以前 (セクハラ疑惑の)目撃者の話が広がる
 6月?日 南海日日新聞のコラムに、セクハラについての記述
 6月16日 こすもす入手(議会事務局より配布)
 6月16日 当時者と、議長・副議長の面談の話が広がる
 6月17日 こすもす発行
 6月17日 会派で、この問題の意見交換をする
 6月22日 セクハラ疑惑について、議員間で非公式に意見交換
 6月22日 会派で、この問題の意見交換をする
 6月24日 議会運営委員会の申し入れを話し合う(数名の議運委員と)
 6月25日 議会運営委員会の申し入れを行う(三鬼孝之委員長宛)
 6月28日 議運開催は、委員長預かりとなる
 6月29日 当時者と、議長・副議長など数名の議員との面談の話が広がる
 7月05日 全員協議会でセクハラ疑惑が取り立たされる
 7月05日 6日付地元2紙に、セクハラ疑惑について実名報道される
※当事者とは、セクハラ疑惑の実行者と目撃者を指します
※会派の3人が揃わない場面での意見交換もありました
※この期間には、数回にわたり、目撃者の議員の意見も聞いています

◆5日付全協での南議長の報告
 ・セクハラ疑惑について、市民に不安を与えたことへの謝罪
 ・ただし、「こすもす」にあったようなセクハラ疑惑は確認できなかった
 ・人事を担当する市役所総務課においても、その確認はされていない
 ・「こすもす」に対しては、尾鷲市議会として(抗議など)の対応はしない
 ・「こすもす」に対しては、議員としての対応は非公式にしている
 ・個人が特定される場合の追求は、政治倫理条例に従ってほしい

 この日の議長の発言と対応に、私も納得と理解をしています。当事者が発言をしないなかで、難しい選択をしていたと察します。そもそも、全協で報告する難しさと、広く公開になってしまう環境からも、私は議運でのワンクッションを想定していました。議長からも、議運の開催については了承していたと聞かされたので、このような形になり、新聞報道で実名がでたことに憤りを感じます。新聞報道がなければ、全協で発言しなかった目撃者の議員に、そもそも事実としてあったのかという疑惑の目が向けられたのですが、今後の展開は、市議会だけの自浄作用だけでは解決できないものなのでしょうか?

 どちらにしても、やはり茶番劇です。

 しかし、この問題は、市民に対して公表するステージになっています。

※私の意見も交えてブログを書いてはいますが、コメントについては個人が特定されるような誹謗中傷のないようにお願いします。削除依頼も受け付けますが、そもそもコメントは意見として削除したくないので、読まれた方の良識をお願いします。勝手を言いますが、ご協力のほどよろしくお願いします。
by owase874 | 2010-07-06 09:56 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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