尾鷲市議会議員政治倫理審査会が設置される

 今日の議会運営委員会で、表題の設置が決まりました。

 TVカメラもメディアも入ったのと、傍聴議員の多さからも、通常の第一委員会室から、第二・三委員会室に変更されていました。また、議運の委員である三鬼和昭委員は、所用のため欠席していましたが、この事案では当事者でもあるので、委員会規則により出席できない立場でした。

 余談ですが、私の発言により、審査会設置のキャスティングボートを握ったと自負していましたが、地元紙の取り上げでは少なかったです。どうやら私の自負で終わったようです。

 冒頭、南議長より委員会開催の説明があり、三鬼孝之委員長に引き継ぎをしたあとに、濵中委員より、この件に関する声明文が読み上げられました。準備されていた声明文は、「以前に書いたもの」との断りを入れての発言でしたが、「(内容に若干の誤差があると言うならば)生の声で発言しないのか?」と感じました。それでも、長い文章の要点は、①セクハラを見ただけでの、審査会の設置は疑問、②セクハラ疑惑には、相手の女性の人権も考える必要がある、③市役所内のすべての女性に、被害者の嫌疑がかけられている、などでした。最終的には、この声明文を根拠に、審査会の設置に反対されたのだと感じました。

 次の発言者であった私は、「ここには、調査請求書の提出者である與谷委員が出席されています。書面を提出するに至った経緯についてなど、直接お伺いできればと考えるのですが?」と、委員長に意見を求めたあとで、與谷委員より説明がありました。調査請求書を提出するに至った最大の要因には、「(セクハラについて)あらたな証言者が存在する」ことだったので、一定の理解をしたところです。そこで、私の発言は、「問題が表面化し、「やった」、「やっていない」で議論が並行している。この差を埋めるためにも、公式の場できっちりと白黒つけたほうがいいのではなか?」と呼びかけました。問題があいまいなので、審査会を設置しないでは、市民には理解をもらえない気がするし、地元紙では実名まで掲載されています。議会の尊厳や自浄能力を証明するには、「自分たちのことは自分たちで解決する」しかないのだと考えています。

 しかし、次の発言者であった真井委員が、「(調査請求書の)添付資料の記述があいまい」と、大川議員の参考人出席を提案しました。すぐに私は、「この場は審査会ではないし、提出された書面で判断するのが私たちの役割だ」と反論しましたが、結果的には、大川議員の参考人招致の可否が採決され、私と濵中委員が反対しましたが、賛成多数で大川議員が呼ばれました。

 暫時休憩のあと、大川議員に対する質問が求められましたが、真井委員の質問の多くが、セクハラの内容についてだったので、「それを審査するために審査会を設置するのでは?」と口を挟んでしまい、委員長より注意を受けてしまいました。しかし、何の権限もない、公開の場で、この事案の核心に迫るような説明を求めるのは、まったく理解できないことです。大川議員からも、「最大限、相手に配慮した上での書面なので、その限りで判断していただきたい。具体的なことについては、審査会が設置されれば証言をする」とあり、これ以上の質問はありませんでした。結果的には、あまり意味がないままに、大川議員への質問は閉じられました。

 このあと、三鬼孝之委員長が質問を閉じて、審査会設置の可否を採決したところ、濵中委員の反対のみ、賛成多数で可決されました。私のほかに賛成した委員は、中垣副委員長、真井委員、與谷委員でした。これにより、尾鷲市議会はじまって以来の、尾鷲市議会議員政治倫理審査会が設置されることになりました。

 この件については、今後は公の場で事が進みます。選任された委員たちで、きちんと調査をしていただき、しかるべき答えを提出していけたらと感じています。市民の多くは、セクハラがあったかどうか以上に、議会の自浄作用に着目している気がします。議会の中によどみがあるとすれば、この際にすべて出し切ってしまうくらいの気概が必要かと感じています。

 状況がわかり次第に、考察を交えて報告します。

 尾鷲市議会の自浄作用にご期待ください。
by owase874 | 2010-07-13 19:28 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


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また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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