三木小、三木里小、輪内中を管内視察する

 9日、表題の学校へ管内視察をしました。

 最初に訪問した三木小は、三木浦町にある小学校で、全校生徒が18名です。高台にある小学校からは、三木浦湾が一望でき、特産である養殖マダイの筏が並んで見えます。
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作詞は三鬼陽之助


 管内でも若いという内山校長先生は、ハッキリと意見を述べられるのが印象的でした。とくに、「緊急とはいえ、何億もの大型工事がすぐに決まっても、三木小は耐震診断すらされていない」は、私たちも身につまされる率直な言葉でした。その説明ができない自分自身に、過疎債の使い方や、命を守りきれていない現実に悔しい思いをしました。
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シロアリ被害の講堂


 講堂のシロアリ被害も視察しましたが、教育環境に格差が出ているといっていいでしょう。三木小は、このあとに視察した三木里小と同様に、統廃合される予定の学校となっている学校です。しかし、現実には子どもたちが通学し、統廃合を根拠に耐震化も進まない、いわば宙ぶらりんな状態です。
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美しい木造校舎


 続いて視察した三木里小学校も、学校までの道幅が狭く、やっとのことで駐車できる高台にありました。しかし、木造校舎が美しく、映画のロケでも使えそうな趣がありました。ここも耐震診断すらされていない、宙ぶらりんな状態ですが、23名の全校生徒が在籍しています。
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使っていない教員住宅


 伊勢から着任された校長先生からは、「校舎のペンキ塗り」、「教員住宅の撤去」、「1階ローカの照明」などのハード整備を望まれていました。ペンキ塗りについては、せめて背丈でこと足りる部分くらいは、生徒を交えた地域住民の協力で、実施できるような柔軟な対応ができないものかと感じました。広く内外から公募をやってもおもしろいかもしれません。
 教員住宅の撤去についても、3棟あるうちの1棟が撤去されれば、駐車場の確保も容易になると思います。毎年のように予算要求しているそうですが、後回しになっているのであれば、1棟づつの確実な撤去など、方針転換も検討すべきではと感じました。確かに、あの状態では、緊急時の対応もままなりません。
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危険なベランダ


 この日最後の視察先となった輪内中学校は、今年の4月より、九鬼小学校から賀田小学校まで、4つの小学校からの生徒を受け入れています。それでも、全校生徒が59名なので、この地域の過疎化の現実を痛感します。
 今年着任した濵田校長先生は、だいたいのハード整備は自分でやってしまう職人肌の校長先生で、雨漏りなども自分で原因を調査して、やれるだけのことはやっていました。それでも、どうしても学校負担でできない耐震問題などは、早急の対応を求められました。
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雨漏り用のバケツがローカに


 また、スクールバスの有効活用や、特別支援学級のあり方などでは、教育委員会だけの対応でなく、課をまたいだ柔軟な対応が求められる要求だったので、私も記憶にとどめたところです。校長先生の着任時に、10ヶ所ある女子トイレのうち、7ヶ所が壊れていたという報告を聞いたときは、かなり唖然としましたが、現在までは6ヶ所が復旧しているそうです。

 この日の視察で、三木小および三木里小の学校給食についても、双方の校長先生より問い合わせがありました。教育委員会では、実施に向けた調整をやっているそうですが、所管する常任委員会でも知りえていない状況でしたので、情報伝達のあり方などでは、きちんとした対応があっていいとも感じました。しかし、学校給食がなかった小学校に整備されることは、管内の教育環境の格差是正の点でも、評価できる取り組みになります。

 また、学校現場を視察するときは、学校教育のあり方については、議員としての不可侵を心がけています。あくまで、教育委員を筆頭とした教育委員会での議論による提言を、議会としてどう対応していくかなので、教育環境の格差や、尾鷲市としての教育のあり方は、教育委員会のさらなる積極的な介入に期待するところです。
by owase874 | 2010-08-11 23:20 | 教育とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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