尾鷲小学校の新築と改築について

 生活文教常任委員会が開催されました。

 尾鷲小学校の新築と改築について説明を受けました。しかし、資料などは一切なくて、聞くだけの委員会でした。こういう委員会の開催は、全員協議会でこと足りるのではないかとも感じました。資料については、注文をつけましたが、「設計がまとまっていない」が大きな理由のようです。しかし、尾鷲小学校では、すでに設計段階の案であっても図面が存在していたので、「議員はあとまわしか?」と、議員が蔑ろにされている気分になりました。具体的な設計などに注文をつける気はありませんが、議員としてできることもあろうかと考えているだけに、「これで予算をそのまま出されても審査できかねるな」が率直な意見です。少なくとも、われわれ議員は市民の代表者でもあります。

 この日の委員会では、設計会社であるシーラカンスアンドアソシエイツ(c+a)より、設計案やコンセプトについての説明がありました。ただ資料映像を見聞きするだけでしたが、予算が大幅にアップしているだけはありました。当初の予定で4億8千万円だったのが、現在では7億5千万に膨れています。予算の財源などについては、予算決算常任委員会での審査なのですが、こういうのをどんぶり勘定というのだと感じました。必要であれば、お金はかけるしかありませんが、そもそもの計画をどのように見積もっていたかなどは、大きな問題であると感じています。

◆シーラカンスアンドアソシエイツ
 http://www.c-and-a.co.jp/

 あと、紀北町の相賀小学校は、新築で8億4千万円だったし、管外視察をした関中学校(亀山市)も、新築で8億2千万円でした(建屋のみ)。どちらも、県産材を意図して多用しており、関中学校においては、関にちなんだ宿場町のようなレイアウトで目を引きました。また、6千万円から9千万円の開きはあるものの、一部新築・一部改築の尾鷲小学校と、あまり大差ないなと感じるのは私だけでしょうか?
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関中学校


 尾鷲市における学校耐震化の総予算が15億円弱であるので、その半分を尾鷲小学校が占める形となっているのも気がかりです。はたして、ほかの学校も予算内で収まるのかという不安です。埋蔵金があるわけでもなく、なけなしの財源を使うはずなので、過疎債も含めた対応になるのではと感じています。それでも、借金にはちがいありません。

 ところで、尾鷲小学校の新築と改築についてですが、構造やコンセプトなどの説明がわかりやすく、私は納得がいきました。私自身は専門家ではないし、c+aの率直な意見を聞いたつもりでいるので、その心意気というか、専門家魂(職人魂)に任せていいのではと感じています。しかし、餅は餅屋の言葉の通り、設計の云々を指摘するよりは、安心・安全に繋がっていく議論は必要であるとも感じました。
 その点で、皆さんの思い入れの強い石段の保存には賛成ですが、それを回避する手段を講じることにも注目しています。校舎と校庭に、あのような急な段差がある学校は、他にないと感じるからです。今までは大丈夫、というよりも、これからに備える、という視点は必要だと感じます。
 あと、南側に駐車場を50台確保する設計にも賛成ですが、10台あまりを残して、ほとんどが学校関係者で占められるのも議論があっていいのでは感じました。しかし、これは議員が強く言うよりは、学校と教育委員会のセンスだとも感じました。例えば、規模は違いますが、近くの尾鷲市社協の職員などは、施設より離れた場所に駐車場を契約しています。尾鷲市役所においても、職員駐車場は別途離れた場所にあります。私自身も、議会などある場合は、一般利用者がよく使う市役所前を回避して、市体育館側に駐車をしています。駐車場とはいえ、広いスペースの確保は、いざというときには大きな利用価値があるものです。

 くどいようですが、なにせ資料も何もなかったのと、設計案の説明だけでしたので、議員が口を挟む場面が少ないように感じました。次回は、予算関係の議論がされるようなので(別の委員会で)、そのときには疑問点や議論をしたいと考えています。
 最後に、今回も、市長のぶっきらぼうな発言には閉口しました。毎度のことで、人の好き嫌いはあるものでしょうが、特定の議員に対してと感じられる投げやりな発言は、答弁に値しないと感じます。われわれとともに、市民の代表であるので、どうにかならないものかと考えてしまいます。市長曰く「市民目線」の目線を、われわれ議員は集約した形で持ってあの場にいるのです。とても、2億7千万円増を、設計段階で平然と認めている態度ではないなと感じます。
by owase874 | 2011-02-03 20:50 |  


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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