尾鷲市土砂災害相互通報システムネットワークに地域差が出る

 先の12月定例会で認めた予算が、事情により減額になる報告を受けました。

 システムの概要については、私の過去のブログにも記載していますが、このサイトの方がよりわかりやすい説明をしています。

◆【ニュースリリース】(株)理経、三重県尾鷲市の防災危機管理室にアルバリオン社製 高速長距離無線データ配信FWAシステム「BreezeACCESS VLシリーズ」を納入
 http://www.rikei.co.jp/new/release_detail/678.html

◆【ニュースリリース】(株)理経、三重県尾鷲市の防災危機管理室 土砂災害相互通報システムにアルバリオン社製 高速長距離無線データ配信FWAシステム「BreezeACCESS VLシリーズ」を納入
 http://www.jpubb.com/press/185608/

 当初は、3千662万円だった県補助の予算でしたが、同じシステムの構築に名乗りを上げた自治体があったので、尾鷲市に配分予定だった予算が分配された形なります。同じといっても、尾鷲市がすでに構築を終えている土砂災害の通報システムなので、県としても自治体間の格差に気を配った結果だと感じています。金額でいうと、2千万円が尾鷲市に配分されましたが、1千662万円が減額されました。
 今回の尾鷲市のシステムは、全国に先駆けた取り組みなので、ここまで追いついている自治体はそうありません。それだけに、有効かどうかも含めての実証実験だったので、ぜひ全地域で整備を進めてほしいのが私からの願いでもありました。

 その結果、当初は全地域で運用が想定されていたシステムは、須賀利・向井・大曽根・松本・南浦(光ヶ丘付近)・九鬼・早田・三木浦が後回しになってしまいました。人口が少ない地域が対象ともいえますが、これらの地域でシステムの効力がなくなっただけでなく、システム全体の試験運用にも遅れをとった形になりました。なんとも、もったいないことに違いありません。

 もちろん、担当課とすれば、最初に決めていた事業予算が半分弱になってしまったので、断腸の思いはあるでしょう。削除された地域では、一度は決まった事業だっただけに、大きな憤りがあるはずです。それならば、残りの1千662万円を、市の財源で持ち出してでも事業を決行できないものかと質問をしましたが、市長の回答は的を射ていませんでした。こういうことにこそ、地域格差を出してしまわないためにも、埋蔵金を探してみるか、議会が納得いくような捻出をしてほしかったと感じます。

 担当課より、「再来年度の配分で残りを構築する予定」とありましたが、土砂災害危険指定地区監視システムは、他の自治体も触手を伸ばしている事業です。尾鷲市がいちはやく目をつけたので、それも大きな先進事例となっているはずです。それだけに、少しでも尾鷲市の現状に追いつくためにも、尾鷲市ばかりの予算配分は確定されたものではないはずです。また、それに対して市長自らが動いている様子もありませんでした。そうであれば、ここにも大きな残念があります。

 これもまたセンスの問題でしょうが、予算がないからと、特定の地域を切り捨てたことには違いないので、市長の英断がほしかったところです。とても残念でなりません。議会として、3月定例会でできることもあるでしょうが、それほどの共有もできていません。

 ただでさえ、防災や減災に関しても、地域格差が否めないのに、本当に残念な結果となりました。
by owase874 | 2011-02-03 22:08 | 防災とまちづくり


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


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また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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