不協和音でも次元が違う

 紀勢新聞の不連続線に書かれてしまいました。

 先だっての尾鷲老人クラブ連合会との議会懇談会での席上、私の発言によって、会場内がざわざわしました。もちろん、議員側もしたかもしれません。確かに、「不協和音」という表現をしましたが、できれば記者より質問などしていただければ、真意は伝えられたのにと感じました。まあ、あくまで希望的な意見で、強制するものではありませんが…

 さっそく私も辞書を引きましたが、「協和融合しない状態にある和音」、「不調和な関係のたとえ」とありました。なるほど、その通りの状態であるので、発言を撤回しなかったことについては、いまも同じ気持ちです。もちろん、議会は1枚岩であれば何よりですが、時と場合によって変化するのも議会(議員)です。

 私の言葉の選択などが稚拙だったと反省していますが、そのときの不協和音の意味については、「議員の好き嫌い」ではなく、「市議会広報に対する議員の不協和音をまとめられなかった」ことを意味しています。もちろん、その延長線上には、議員間の不協和音もあるからですが、コラムにあるような、まさに「好き嫌い」などとは次元が違います。しかし、こうして文章になると、「端無議員は、○×議員と仲が悪い、良い」などの詮索を誘うので、何人かの方より質問を受けてしまいました。

 市議会広報については、議員間の好き嫌い(人間関係)ではなく、広報委員会の所属議員と、それ以外の議員との不協和音があったように感じます。温度差といった方がよいのかも知れません。確かに、広報委員会として活動したことが、誤解を招くようなこともあったと感じています。しかし、議員自らが制作する広報紙自体に、異論を唱える議員もいましたし、その後の経過で、広報委員会の議員をまとめる器量が、私になかったこともあります。結局は同じとも言われそうですが、当の本人である私に取材していただければと思ったところです。

 このような、意図とは違う詮索を誘う記事は、メディアにはときとしてあります。

 1月7日の中日新聞三重版においても、議員の品格として、セクハラ疑惑からブログ疑惑の一連の出来事を、内輪もめとしてこき下ろされました。あたかも存在してるかのように、主流派と非主流派の議員と色分けされ、セクハラ疑惑自体も内輪もめと報道しました。確かに、ゴシップ的にはそのほうがウケがいいでしょうが、全ての議員に取材したわけではなく、一方的といえばそれまでです。中日新聞的には、セクハラ疑惑は内輪もめに映ったので仕方ありませんが、政治倫理審査会まで設置され、公開できない内容まで議論がされたことであり、最終的には処分もされて発表されたところです。

 ブログの件にしても、私は非主流派のように報道されたにも関わらず、取材すらありませんでした。私のブログへの書き込みに端を発したので、あってもよかったではと感じたところです。しかし、これは強制できないことであり、報道の自由は認めています。ただ、ブログ疑惑にしても、辞職勧告まで可決される事態にまで発展したので、それだけの経過や議論はあったのです。本来の仕事に支障が出るほどのことがあったからこその訴えでもあっただけに、このような報道には辟易することがあります。

 それでも、メディアの影響は大きいので、こき下ろされても文句が言えない状況が確かにあります。また、相手にしないでスルーする大人の対応もあるでしょう。しかし、私は公共的な立場で報道するのがメディアだと感じているので、悪意ある報道とすれば、それは報道ではなくゴシップに過ぎません。それでも、報道の自由の盾があるので、あまり言い過ぎるとしっぺ返しをくらうことになるかもしれませんが、無抵抗もいけないと感じて書くことにしています。

 議会が1枚岩になると、決まって馴れ合いとこき下ろされるでしょう。確かに、奥田前市長からの一連の騒動で、議会への不信は積もり積もっているかもしれません。私が言うのもなんですが、出直し選挙をしたときに、奥田前市長が推していた候補者全てが当選するようであれば、また違った道にもなったでしょう。
 しかし、その後の市長選から、新たに議員間でギクシャクし始めたと感じる部分は、いままでは違った議会への誘いだとも感じています(産みの苦しみのような感じがしています)。不協和音の原因に、よく議会の役選が取りざたされますが、満場一致で南議長を選んだのも事実です。その点は、馴れ合いではなく1枚岩の部分だと考えています。それ以外のことは、私が言うべきことでもありません。
 ただし、尾鷲維新の会派としては、会派が役選を先導しようとしたようなことはありません。それこそ、会派は1枚岩ではないところもあるからです。会派は維新の志しをもとに構成されているので、それで当たり前だとも感じています。

 与えられた仕事を、それぞれの議員は、それぞれの個性で全うしていると考えています。仕事の仕方には、いろいろなタイプがあるでしょうが、有権者の目に見えない仕事も存在していると感じています。これが言い訳にしか聞こえないとしても、そうであるから仕方がありません。あくまで、その判断を下すのが、4年に1度の選挙であり、それを選択するのが有権者である尾鷲市民です。

 これもお門違いと言われそうですが、不協和音は、議会に存在するだけでなく、尾鷲市全体にありはしないかと感じることがあります。身近で言えば、道の駅構想でも聞こえてくるような気がするし、組織間、団体間、個人間などなど、いまの尾鷲市が置かれている状況を共有し、その打開策に向かって何かをしているとも感じられません。「くさし、けなし」の声はあっても、呉越同舟のような環境ですらないと感じる方が多いです。自治体規模で言えば、それは当たり前かもしれませんが、そうやって疲弊していっている気もします。

 このご時世、どこの地方議会も、もちろん国会もですが、議員が苦境に立たされています。目立つ存在でもある、首長などの発言が先行しているのが現状です。どこか、有権者が置き去りにされている報道も目にしますが(有権者自身も言っていますが)、あくまで首長も議員も、選択したのは有権者である日本国民です。もう少しだけでも、選挙後の支えがあってもいいと思うのは、わがままなことなのかと考えてしまいます。

 それでも、尾鷲市議会は変わっていくと確信しています。時代の波は、田舎であろうと都会であろうと同じです。それに乗り遅れていない部分も、尾鷲市議会には多々あります。この不協和音は、あるとすれば産みの苦しだと感じているし、有権者の意識も変わっていくような気がしています。また、そうでなければ、このまちはズブズブと沈んでいくような気がします。そのためには、いままでが通用しないことも、お互いに感じ取ることではないでしょうか?

 少なくとも私は、その過程の捨て石になればと感じています。
by owase874 | 2011-02-21 20:23 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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