学校での盗難事件は、遅すぎた公表の結果では?

 すでに地元紙では報道されましたが、速報です。

 尾鷲中学校と矢浜小学校に、8日の夜から9日の朝にかけて、盗難と盗難未遂の事件がありました。盗難にあったのが矢浜小学校で、今年度の予算で買ったばかりの地デジテレビが被害にあったそうです。尾鷲中学校では、物色された形跡があったものの、現在までに被害はないとの報告です。

 この事件ですが、議員として私に一報が入ったのが、今日の13時ごろでした。教育委員会事務局からの電話で知りましたが、詳細については、所管する生活文教常任委員会で報告するとありました。その場では、「学校側の落ち度がなければ仕方がないですね」と返答しましたが、こういった事件が起こったのであれば(盗難があったことも大きいですが)、緊急でも委員会の開催をした方がよいのではと感じました。地元紙で知ったからでは、言い訳になります。

 しかし、この事件には前段があったので、「公表の遅れが、2次被害を誘ったのでは?」とも感じました。その事件についても報道されていましたが、これより先の2月18日の朝に、矢浜小学校の事務室から、被害総額16万円相当の盗難があったのです。このときは、多くの議員には公表されず、かといって、矢浜小学校の関係者(保護者や児童に至るまで)からは、この盗難が周知の事実のようになっていました。私も後日知るところになり、公表しない理由までは聞きませんでしたが、議員間では「この定例会中の委員会では取り上げられることになる」と話しておりました。その矢先の盗難事件だっただけに、教育委員会事務局からの一報は、議会への報告が後手に回ることを恐れてだと推測できますが、やはり先月の盗難事件のときに、対応しておけばと感じたところです。

 しかも気になったのは、先月に盗難にあったなかに、校内のマスタキーも含まれていたようなので、矢浜小学校側も3日間ほど泊まり込んで警戒をしていた件です。ここまでしていたのは知らなかったので、学校にとっては大切なマスターキーの盗難でもあったことから、やはり議会にも報告があって然りだったのではないでしょうか。今回の盗難をみても、後手に回った結果ではないかと考えてしまいます。

 私としては、教育委員会(事務局)に物申すことは、教育の独立性の立場から、大いに遠慮をしています。そのかわりに、教育委員が選任されており、学校を含む諸問題は、教育委員会で論議されるべきとの考えです。しかし、ここ最近の教育委員会は、尾鷲小学校の学校耐震化や、尾鷲中学校の武道場にかかる予算などで、当初の見込みを度外視した予算を計上する形となり、設計図面も見ないまま、議会として把握ができない状態で、「学校やPTAも認めた設計なので了解せよ」と言わんばかりの強気です。議会としては(議員としては)、平成19年度に策定された学校統廃合の計画も認めていることから、学校耐震化との整合性もみながら議論すべき時期と財政状況を感じています。

 議員としても、学校耐震化の予算は認めましたが、こうも金額が青天井になるのであれば、学校統廃合を考慮した計画でなければとの考えに大きく傾いているのも事実です。統廃合とセットの考え方は、PTAなどをはじめとする保護者などの反発も当然ですが、無作為に予算を計上できるほどの尾鷲市ではないはずです。これも大きな現実であるので、将来に残る大きなハコモノをつくることで、結果的には、将来の尾鷲を担う子どもたちに、大きな負担(借金)を背負わすことにもなりかねません。いまいちど、尾鷲市民の課題として考える必要性があるのではないでしょうか?もちろん、そのことで、計画を全て保護にすることもできないので、まさに待ったなしで議論すべきだと考えています。

 盗難の話からそれてしまいましたが、今回の盗難事件は、防げたかも知れない要素を残したのではと考えてしまいます。個人情報の流出など、あとに響くような大きな被害がなかったことは幸いですが、後味の悪い気持ちは残っています。なによりも、現場が一番気を病んでいることだと感じるので、再発防止と可能な限りの防犯対策を講じることが先決です。そのためには、地域の協力も不可欠ではないでしょうか。
by owase874 | 2011-03-09 19:52 | 教育とまちづくり


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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