尾鷲市で、あの津波が起こる想像ができますか?

 ブログ読者の皆さまにもお願いです。

 災害を待ち望んでいるのではありません。もちろん、尾鷲市在住でも、尾鷲出身でも、また全くゆかりの無い人でも地域でもかまいません。「もしも、今回のような津波が尾鷲で起こったら?」を考えて欲しいです。

 今回の大震災は、とりわけあの津波に対しては、被災地である東北地方や関東の太平洋沖は、甚大な被害を受けました。まちの庁舎が無くなり、防災センターですら骨組みだけになったまちもありました。行政職員や社協職員が津波にさらわれ、自治体の骨格が機能しない事態にもなっています。

 東北地方の三陸沖については、大きな地震や津波の想定はされておりました。10mを越える大堤防や、自主避難活動に見られる防災・減災の取り組みは、日本においても率先されている地域でもありました。それでも、予想をはるかに超える大津波が、すべてを押し流して壊滅状態にしてしまいました。思い起こせば、スマトラ大地震の大津波を、私たちはもっともっと教訓にするべきでした。少なくとも私は、あれはインドネシアで起こった津波で、津波に無知な住民が多いから、あれだけの死傷者がでたのだと、どこか対岸の火事のように見ているだけでした。しかしそれは、大きな間違いでした。

 文明が発達すればするほどに、便利のよさにかまけていればいるほどに、日常生活が奪われる不便さは、私たち人間力の低下を思い知らされます。携帯電話がない、インターネットができないなど、これだけで、情報が全く入らなくなってしまうのも事実です。実際は、紙媒体もあるし、素朴であっても言葉で伝達する手段もありますが、人間力を退化させてしまったことに気づかされました。

 「もしも、尾鷲市であのような大津波が発生したら」を考えてください。そして、「その津波で生き残るには?」を考えてください。さらに、「もしも生き残ったらどうするか?どのように尾鷲を復興させるか?」の意見を聞きたいです。現状の尾鷲市では、そのままの状態であれば、約2千人が死亡するとの想定です。しかしそれは、6m弱の津波での想定です。もしも、10mをはるかに越えるような津波であったならば、その数はまさに1万人規模になる可能性も否定できなくなりました。

 なにも災害や被災をあおるものではありません。いままでの想定を変えていく必要性を強く感じるのです。今回の津波警報で、私の住んでいる北浦町にも避難指示がでました。私は、家族をいち早く高台に避難させ、同じ北浦に住んでいる神保議員と避難誘導をしました。しかし、船を持っている人たちは、自分の船の様子を見に行っていたし、車で高台に避難する人が多く(高齢者を迎えに来る車も)、狭い路地は渋滞もしました。聞けば、42号も車の往来が一気に増えたとのことです。

 しかし、もちろん私たちのような立場の人間もですが、逃げようとした人たちまで、あの津波から逃れることができませんでした。今回の津波で明らかになったことの一つに、津波の犠牲者に、行政職員や消防団員、社協職員をはじめとする介護士やヘルパーなど、避難の広報や、災害弱者などの避難を介助していた人たちが多いことです。これは美談ではなく、その後の復興に大きく格差を生じる結果を招いている現実です。だからといって、使命感を放棄せよともいえませんが、生き残らなければ、そのまちの将来をも決めてしまう結果になることもあるのです。だからこそ、そうならないために考えるべきことは、同じように津波の被害を受ける、私たち住んでいる者すべてが考えていかなければなりません。

 コメントでも、メールでもかまいませんので、あなたが考える被害想定と対策、復興案などを聞かせてください。私独自も内外より資料などを集めていますので、必ず議会の現場で役立たせていただきます。まずは、生き残るための策ですが、生き残ったあとの策も必要です。

端無徹也(はなしてつや)
kurage874@mbd.nifty.com
0597-22-8618(FAX)
〒519-3606尾鷲市北浦町1-8
by owase874 | 2011-03-26 11:25 | 防災とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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