議会中継について、鳥羽市議会を視察する

 議会運営委員会の視察がありました。

 USTREAMとTwitterを使った議会中継をしている鳥羽市議会への訪問でしたが、今日だけで、午前中は町田市議会が、午後は、私たちと津市議会の議会事務局が視察に訪れていました。町田市議会では、インターネット中継をすでに取り組んでいますが、視察でまちを訪れる効果は、これだけにとどまらない効果があると感じました。
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鳥羽市役所


 鳥羽市議会では、議会事務局の北村係長による説明を受けましたが、彼がUSTREAMやTwitterの提案をした職員でした。準備された資料も洗練されており、パソコンを駆使した説明は、とてもわかりよいものでした。また、お金をかけられない、すぐにでも始められる、手段を選ばない(器を多くする)とのことから、たちまち鳥羽市議会をネット中継の先駆者として名を馳せるようにまで有名にもしました。
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議会事務局の説明


 また、スマートフォンでも視聴できるUSTREAM中継では、「そんなのを誰が見るのか?」とメディアから指摘を受けたそうですが、「選ぶのは市民、こちらは器を多く用意する」との返答は、もっともだったと感心もしました。鳥羽市議会では、既存のCATV録画中継を以前からもしており、これに市議会だよりも発行しています。さらに、USTREAMやTwitterなども取り入れて、広く広報の手段を取っている点がすばらしいと感じています。

 私も以前より評価をしていますが、USTREAMによるインターネット中継は、尾鷲市議会でも採用されるべき中継方式だと考えています。体裁にこだわるならば、お金をかけた中継方式を採用するでしょうし、財政にもゆとりがあるならば、それでもかまわないでしょう。しかし、削れるところがあるとすれば、手弁当でできる鳥羽方式の方が近道ですし、鳥羽市議会の可視化を見ても、見習うべき点は多々あります。本会議はもちろんのこと、議会運営委員会、全員協議会、各常任委員会、特別委員会にいたる全ての議会活動を中継している点は、本会議だけの中継でお茶を濁すようなこともありません。”すべてを中継する”これが、尾鷲市議会でも求められているはずです。

◆議会中継が大きく前進する~中継方式が今後の議論に~
 http://owase.exblog.jp/14164590/

◆先進的なWeb中継をしている鳥羽市議会への視察
 http://owase.exblog.jp/14253544/

 では、USTREAM中継がいかに安価に設置できるかというと、webカメラとパソコンがあれば事足りる点です。webカメラは、高性能なタイプでも1万円前後なので、汎用性ある5,000円くらいでも十分に事足ります。しかし、USB接続になるので、ケーブル長が5m(規格上)、もしくは20m(特殊ケーブル使用時)が上限となります。あとは、インターネットに接続できるパソコンがあれば設定できます。もしも、ケーブル長の関係が必要であれば、ネットワークカメラによる設定も可能です。

 このネットワークカメラを利用すれば、コスト的にはwebカメラよりも高価ですが、無線LANや有線LANで設置ができ(建屋内での距離は問題ない)、パンやチルトなどの機能性も向上します。もともと、ネットワークカメラには、単体でインターネット接続できる利点がありますが、接続数に限度があるので、パソコンを介して映像を発信すればこの問題も解消されます。webかネットワークかどちらかを採用するのかは、どのように中継を操作するかによるので、これは2段階目の議論になるでしょう。

 鳥羽市議会を視察して、あらためて感じたことは、「インターネット中継とUSTREAM中継を選択するべし!」でした。「高齢者はインターネットを見れない」との意見も根強くありそうですが、総務省が18日に発表した通信利用動向調査結果を紹介しておきます。
 調査によると、2010年末時点で、日本のインターネット人口は9462万人で、調査対象である6歳以上の人口比率は78.2%です(10人に8人)。しかも、70歳代では39.2%と、10人に4人はインターネットを既に利用しています。また、80歳代でも20.3%と、10人に2人が利用している計算になります。尾鷲市におけるCATVの普及率が50~60%と聞いているので、数値だけ比較すれば、インターネットの利用率の方が上になります。また、何よりも、CATV方式はコスト面では比較になりません。

 尾鷲市議会では、熊野市議会、鳥羽市議会と議会中継方式の視察をしたので、今後はどの方式にするかの議論に変わっていきます。ぜひとも、USTREAM中継が採用されるように議論できればと考えています。その意味では、今回の鳥羽市議会の視察は、大変有益であったと感じています。

 あらためて、可能性を追求するならば、スマートフォンでも視聴できるUSTREAM方式ではないでしょうか?
by owase874 | 2011-05-19 23:45 | 議会改革報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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