演説会の開催が、議会の流れを変えた(と思いたい)1日

 本来、正副議長が事前に”挨拶文”を用意するのは、私にとっては悪しき風習です。

 今回も、中垣新議長は、事前に準備していた挨拶文を読み上げましたが、副議長に指名された私は、なんの用意もなく壇上に上がらせていただきました。その場で、口を付いて出た言葉が、新副議長としての抱負であり、議会や執行部に対するお願いでありました。と同時に、指名されるまでは確証ないのが選挙です。

 しかし、事前にまちで噂されていた正副議長ではなかったと思います。私のところにも、「あの(噂の)ままでいいのか」と、一般市民からの電話もありましたが、「選挙になるのでわかりません。噂は噂でしかありませんよ」と応えるしかありませんでした。もしかすると、正副議長の挨拶文は、ほかにも用意されていたかも知れませんが、水面下の動きを否定しないにしても、思惑通りにいくとも限りません。これもまた選挙なのです。

 下馬評と違った議長であるなばら、3会派合同で呼びかけた”演説会”が大きく左右したと考えています。まず、地方自治法上は選挙で選ばれるにしても、演説会の開催で、議長候補者が2名に絞られたことです。もちろん白票の可能性もありましたが、これは水面下の動きが影響して、結果的になかったことへ繋がりました(と、思っています)。白票がいいとも悪いともいえませんが、8対7の僅差で議長が決まったことからしても、演説会は開催してよかったと考えています。

 私たちの会派で言えば、双方の議長候補者と懇談もしてきましたが、明らかに違ったことは、中垣議員を議長にとの推薦を、ほかの議員からもいただいていたことでした。これが水面下の動きとなるのかも知れませんが、本人を強く推す支持議員の声が、さらに議長候補者への信用に繋がる要素であったともいえます。結果としては、尾鷲維新は自主投票と決めるきっかけにもなりました。今後は、議長選挙には推薦人を立てることで、これを水面下ではなく、市民に可視化できる活動して改善できるとも感じました。

 私個人で言えば、やはり演説会の印象は大きかったです。10項目を挙げた中垣議員の訴えは、議会としての範ちゅうを越える内容もありましたが、議長の意欲を強く感じるものでした。まさか、私がその補佐役となる副議長に指名されるとは、まさに青天の霹靂でしたが、中垣議長が指名されたあとで、「もしかすれば、私の可能性も出てくるのでは?」と感じたのも正直なところです。しかし、副議長選挙も1票差となったので、決まるまではまさに蓋を開けてみないとわからない状況でした。それが、挨拶文を準備しない挨拶になったのです。

 今回の選挙を、大きく2つのグループとするならば、そのグループからそれぞれ委員長職が選任されました。また、一部の委員会を除いては、期数の若い世代が委員長職となりました。また、若い委員長を、年長の先輩議員が支える仕組みも出来上がってきました。なかには、疑問がつくような選任もありましたが、自分で述べてきたことを保留にするのは、自分の責任において処理できるので、あとは周りがどう捉えたかだけです。すくなくとも私は、立場を見ても残念には思いました。

 いろいろありましたが、若い期数に刷新された新体制となり、私も初めての副議長をどのような立場で振舞っていくかを考え始めています。今後は、副議長の演説会も必要だと考えていますし、進んめている議会改革が、市民にとってよりわかりやすいものになるように、尾鷲市議会として取り組んで参りたいと考えています。

 任期の1年でできることは限られていますが、副議長としてできることを皆さんと考えながら、大きな道筋をつける土台になりたいと考えています。
by owase874 | 2011-06-04 14:09 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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