議事日程第2号と、私の考察

 新体制での本会議がはじまりました。

 今日は、市長の提案説明の前に、市政報告がありました(別記)。そのあと、提案説明が行なわれ、条例の改正及び廃止が3議案、補正予算が2議案、認定や協議が2議案が審議留保されて、各常任委員会へ付託されました(議案第23号~第29号)。この議案についての質疑は、10日(金)に行なわれます。

 また、専決処分の報告が2件あり、専決処分は議決を必要とするので、全員一致で採択されました(報告3号~第4号)。さらに、報告のみも3件あり、2人の議員からの質疑もありました(報告第5号~第7号)。この報告では、2つの財団法人のH22度決算とH23度事業計画が報告されたのですが(尾鷲市開発公社と尾鷲文化振興会)、私としては尾鷲文化振興会に興味を持っています(別記)。日程の最後は、選挙第6号で、尾鷲市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙が行なわれました。

 以上が、今日の議事日程でした。

◆市長の市政報告
 前回の定例会より、事前に報告内容が配布されるようになりました。市長が読み上げる”カンペ”でもあるので、読みふける市長と、それを目で追ったり、注釈をつけたりする議員や執行部で、静かな時間が過ぎていきます。いつも単調であるので、もう少し抑揚があってもいいのではとも感じる場面です。

 9ページにわたる今回の市政報告は、所信表明の次に、市長が率先する施策の報告であるので、読み上げる順番も気になります。今回も、お魚市長らしく、水産振興にはじまり、林業振興、商工観光振興と、得意とする分野からはじまりました。次に、地域医療、防災対策、交通体系、道の駅、第6次尾鷲市総合計画と続きました。もうおわかりでしょうが、教育関係はありませんでした。また、東日本大震災を受けて、学校耐震化なども含めた防災対策が一番にきてもよさそうですが、位置づけは普通です。

 これが、尾鷲市政の現状です。

◆財団法人尾鷲文化振興会
 尾鷲市文化会館(せぎやまホール)の指定管理を行なっている財団法人です。9名の理事と、2名の監事がいる法人で、職員が1名、臨時職員が4名の体制で運営しています。尾鷲市からは、4950万円(H22度決算)が指定管理料として予算化されています(H23度は4912万4千円)。

 理事の報酬は、市の関係者は無報酬で、ほかの理事もわずかな支出です(決算額5万9400円)。監事についても同様です(同3万3千円)。しかし、職員1名については、同658万4515円となっており、市役所職員で言う4級の給与体系と同じです(H23度は693万1千円)。これが多いか少ないかは議論できないにしても、せぎやまホールの館長の給与がこれだけあるということです。また、臨時職員については、H22度決算額で、1名あたり230万7039円となっています(4名分で同922万8157円)。

 せぎやまホールは、尾鷲市の文化振興を市民に提供する場であるので、赤字運営でも継続される理由となっています。年5千万円弱で運営しているこの手のホールは、地方自治体のなかでも割安感がありますが、施設の利用状況や来館者数も、減少傾向にあるといえるでしょう。とくに、”せぎやまロードショー”と題した映画の上映では、軒並み入場者が減少しています。以下に、12回の自主事業の内訳を表記します。

・せぎやまロードショー
 05月 おとうと 341名(24万3325円の赤字)
 06月 アバター 129名(22万865円の赤字)
 08月 名探偵コナン 天空の難破船 170名(21万8575円の赤字)
 11月 トイ・ストーリー3 81名(34万3985円の赤字)
 02月 ゲゲゲの女房 60名(27万8045円の赤字)

・収入イベント
 09月 新宿ジャズフェスティバル 520名(72万3674円の赤字)
 11月 清水ミチココンサート 320名(330万2963円の赤字)
 03月 中国民族芸術公演 370名(192万3546円の赤字)

・無料イベント
 05月 せぎやま倶楽部文化展 172名(事業費3万1428円)
 09月 舞台スタッフ初心者講習会 7名(同8万6675円)
 12月 おんじゃんのクリスマス 400名(同3万6435円)
 03月 せぎやま倶楽部洋楽発表会 400名(同8万8935円)

 私も、理事の方と雑談程度ですが話をしたことがありますが、「これでいいわけがない」という気持ちは、その理事にもあるようでした。ここに、文化振興の難しさを考えますが、指定管理をやってみようという地元組織ができないことには、この体制を変えることはできないと感じています。

 ここは、議員というよりは、市民の立場で考えていきたい課題です。
by owase874 | 2011-06-06 23:02 | 定例会の報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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