なにを大事にするべきか、を考える

 明日、生活文教常任委員会があります。

 しかし、議題に関して言えば、”後手後手”の開催です。いっそうのこと、”全員協議会”にして、事の顛末を報告したほうが良かったのにと感じています。そう感じるのは、夕方に配達された明日付の南海日日に、すでに記事が掲載されているからです。しかも、こちらが知らない事実まで掲載されているので、「いまさらなにを、常任委員会で」と感じるのです。

 15日(金)の午前中、副議長の立場で、私はこの事件の報告を受けました。正副議長として、この時点での説明を受けたのです。私の個人的意見も言いましたが、内容的にも未確定なこともあり、「メディアに知られるのは時間の問題になるので、後手に回るのだけは避けたほうがいいですね」とは言いました。また、「できれば、議員には事前に知らせておいて、この時点で問題が表面化しないように留意したほうがいいのでは」とも進言しました。結果としては、この内容は反故になりました。それだけに、悔やまれる結果です。

 15日の午後には、所管する生活文教常任委員会の正副委員長らが、同じ内容の報告を受けると聞いていました。この時点で、4名の議員が知り得ることになったのですが、この日の夜にPTA役員会が開催されるなどの予定もあったことから、連休明けの報告を待って対応することも聞いておりました。しかし、19日(月)の全員協議会が台風の影響を考慮して延期され、この話の後日談も聞けない状況のまま、20日(水)を迎えて、状況が一変していることを知りました。

 「すでにメディアに漏れている」とのことで、急遽、明日の9時に生活文教常任委員会を開催する話になりました。この時点では、今日の夕刊には掲載されないだろうと考えていましたが、私の考えは甘く、最初の行となったのです。報道の努力に否定的な意見はありませんが、教育委員会が必至になって情報をシャットアウトしていたのは、果たしてなにだったのかと感じてしまいます。あの時点で、新聞掲載が確実であるとの情報などあれば、全員協議会への切り替えを、もっと強く進言すればよかったのにとも感じます。いまとなっては、まさに後の祭りです。

 「隠せ」とも考えていませんし、隠蔽体質を助長する意見ではありません。ただ、新聞の見出しのように(議題の見出しでも感じますが)、中学校講師一人に責任を押し付けるようなインパクトを与えるのは、あまりにも稚拙と感じます。この問題の根は深く、学校や教育全体で考えるべき内容であると考えるからです。確かに不祥事なのですが、「では、なぜ?」という意見を言いたい隙がたくさんあるのです。その辺りは、せっかく生活文教常任委員会を開催してくれるので、この際に問いただしてみようと考えています。

 新聞では、”辞表を提出した”とありました。「その必要はない」とも思いませんが、学校や教育全体で考えるべき内容を、”講師の辞表”で片付けてしまってはなりません。そうさせないために、教育委員会も情報の取り扱いに慎重になっていたと考えるのですが、”甘さ”があった、と言うしかありません。今日の夜に、PTAなどによる全体報告会があったのも、後手に回った対応とも受けてとれます。会場には、たくさんのメディアが集まったとも聞きましたが、異様な光景であったに違いありません。それだけの内容であったからこそ集まったはずなので、もう少し慎重に、事実関係や今後の対応などをはっきりさせるのを条件に、メディアとの交渉をするふうでもありません。

 現時点では、中学校講師が1名、辞表を提出しました。

 私にとっては、事件の中心ではあるけれど、一番弱い立場に腹を切らせたようで、とても残念でなりません。この際、問題の根を公表し、教育界全体で考える転機にしてほしいものです。若いその講師には、これからも臆することない人生がありますが、三重県で教諭になるという希望があったとすれば、あまりにも大きな後悔になったはずです。一人を犠牲にして、あとはなにもなく過ぎていくのだけは、勘弁したいです。
by owase874 | 2011-07-20 23:58 | 教育とまちづくり


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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