尾鷲市議会基本条例(案)について

 尾鷲市議会基本条例についての話題です。

 先進地への視察を重ね、議会改革特別委員会を設置してからは、今日で14回目の作業部会も開催し、ようやく日の目を見るところまで来ました。これまでに、数ヶ所での市民説明会を開催し、条例の前文や条項についても、幾度となく精査をしてきた結果です。先に制定している自治体議会の同条例も、どれだけ読み漁ったことかというほどに、勉強させていただきました。

 この条例については、私のほうで骨子案を作らせていただき、尾鷲市議会独自の内容も多数含めています。とくに、正副議長としての活動内容にも言及し、正副議長になるからには、他の議員以上に議会の情報公開に努める内容になっています。また、市長に対する要求も多数盛り込んでおり、二元代表制を担保させる条項も含んでいます。また、市民が理解しやすいように、言葉や文言も噛み砕いており、市民の参画も盛り込んでいます。

 具体的には、この条例の章立ての考え方は、以下の4項目に整理しました。なお、ここまで整理して条例化している先進地は少なく、一番に考えた部分でもあります。

 1.総則的事項
 2.議会機能を強化する事項
 3.議員能力を強化する事項
 4.住民参加を強化する事項

 また、章立てによる目次としては、以下の全28条で構成しました。

 前文

 第1章 総則
  第1条 目的
  第2条 定義
  第3条 最高規範性
  第4条 見直し規定

 第2章 議会機能の強化
  第5条 議会の活動原則
  第6条 緊張感の保持
  第7条 反問の許可
  第8条 政策形成過程の説明要求
  第9条 予算及び決算における政策説明資料の作成
  第10条 議決事件の拡大
  第11条 参考人及び公聴会制度の活用
  第12条 議会図書室の充実
  第13条 議会事務局の体制
  第14条 議会の情報公開
  第15条 正副議長による情報発信
  第16条 市民懇談会の実施
  第17条 議会報告会の実施

 第3章 議員能力の強化
  第18条 議員定数
  第19条 議員報酬
  第20条 議員の活動原則
  第21条 政策討論会の実施
  第22条 自由討議の実施
  第23条 政務調査費の公開
  第24条 議員研修の公開
  第25条 議員の政治倫理

 第4章 市民参加による強化
  第26条 請願及び陳情の権利
  第27条 議会傍聴の促進
  第28条 市民窓口の設置と利用の促進

 そもそもは、議会や議員の資質を自ら問う条例であるので、ちゃんとしていれば必要ありません。しかし、議員を目指そうとする人たちにとっては、最低これだけの資質を要求されると理解できるでしょうし、現職議員においては、自らを戒める内容となっています。また、市長においても、議会や議員を無視できない内容を盛り込んでいるので、議会対策をきちんとやることが、双方にとっての利益につながり、敷いては市民の利益にも波及していくことになります。

 実際には、この条例案は3月の定例会で発議され、4月1日からの施行となる予定で進めています。さらに必要であれば、細かな修正などを加えつつ、現時点で最高の条例になればと考えています。手前味噌になりますが、議会事務局任せにせずに、議員間でこの条例案を仕上げたことは、尾鷲市議会の底力を示したと言いたい気分です。
by owase874 | 2013-02-08 00:32 | 議会改革報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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