今日ほど、怒りを覚えたことはない

 予算決算常任委員会での審査でのできごとです。

 教育長が、昨日の予算審査の場面で、ほぼそれとは直接に関係のない子どもの写真を高々と揚げ、「子どもたちが悲しんでいる」的な発言をやりました。さも、議会や議員の反対的な意見によって、もしくは反対しようものなら、この子どもたちが悲しむ…そんな議論の場に、子どもの写真まで持ち込んで訴えたのです。なんとも卑劣で、卑怯で、教育者としても、不謹慎極まりないと感じました。正々堂々と、議論を闘わすならともかく、それを無下に諌めなかった市長にも、矛先を向けたいくらいでした。

 そもそも論で言えば、そういう事態を招いたのは、議会でも、議員でもなく、そちら側ではないでしょうか?この一件だけでなく、教育長の挑戦的な意見と反論で、今日の教育委員会の予算審査は、非常に熱のこもった内容となり、予算自体が揺らぎかねない結末を迎える自体にもなってしまいました。雰囲気だけでは、次年度の当初予算は、そのままでは通過しない様相となってしまっています。

 今回の審査自体、ほかの課の審査においても、付け焼き刃的な説明で乗りきれると踏んでいるのか、安易な説明や資料の提示で済ます傾向があったように感じています。その都度、私だけでなく、他の議員からも指摘を受けて対応していますが、たとえば夢古道おわせの指定管理料についても、とうてい納得出来ない説明で終わっています。この件については、あらためて説明と審査する場を設けていますが、市民が可笑しいと感じることへの説明責任が、我々には課せられているので、納得いくまで議論と審査をするのは当然の行為だと考えています。

 しかし、子どもの写真を見せてまで、自分たちのしていることは正しいと訴えるのは、明らかにやり過ぎではないでしょうか?この場面では、他の議員からも、委員長に制止を促す発言があったように感じていますが、教育現場の予算審査をするなかで、子どもをダシに使うようなやりかたは、肖像権においても大いに問題があるのではと感じました。この点についても、教育長からは、「肖像権は問題がない」との発言を”あえて”されましたが、冊子などに使用する目的で準備している写真ならともかく、このような場面で使われることを、はたして写真に写っている子どもたちの保護者は知っていたでしょうか?

 もしも、私の子どもが、予算審査のような、しかも白熱する対峙する議論の場面で、公人に高々と写真を見せつけられたら、インターネットで全世界に配信していることを鑑みても、非常に怒りを覚えると発言しておきました。そもそも、そのような場面で使用されるとわかっていれば、私ならば反対します。当然ですが、予算審査は双方にとって大事な議論の場であり、誰しもが、子どもだけでなく、広く市民の利益に繋がるようにと審査をし、対する執行部側は説明を尽くしているはずです。

 恐らく、この場面を見る市民目線では、「茶番だ」と映るかもしれません。ぜひ、Ustreamの録画放送を確認してほしいのですが、これを茶番だと思った上でも、このようなことが許されてよいのかを考えていただきたいと感じます。写真や説明ボードの提示は、国会中継では日常的なものとなっていますが、なんでもあり的なこのようなことがまかり通るのであれば、自分本位の意見を通したいがために、誰かがさらにバカをやる場面だって想像してしまいます。それこそ茶番であり、資質が問われる事態です。

 今日の紛糾で、予定していた予算決算常任委員会の残りの審査は、来週月曜日に持ち越されることになりました。私が市議会議員になって、初めての持ちこしです。審査が終わり、私自身も白熱し過ぎたなと反省もしているところですが、あの写真の場面だけは、どうにも理不尽に感じて怒りが収まりません。実際には、これ以上の行動などはありません。教育長自信も、熱心なお方であることは見て明らかですし、本来の意図は違うところにあったと信じてはいます。しかし、あの場面は、予算審査であって、教育長の持論を長々と聞き及ぶ場面ではないはずです。

 今日のオチがあるとすれば、「いくら声高に、教育論や持論を展開しても、また資料などを準備して掲げてみせても、予算にも事業にも、目新しいことが反映されていない現実からすれば、それこそが茶番劇である」と言うことでしょうか?
by owase874 | 2013-03-16 01:42 | コラム「温故知新」


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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