議会報告会で感じる有権者との温度差

 議会報告会を開催しています。

 昨日で2回目、明日明後日と続きます。計4回の計画で、先の3月定例会の報告をしています。また、尾鷲市議会基本条例についても説明しています。議員全員が出席し、それぞれの会場で有権者(市民)に報告したあと、対話形式の懇談を行なっています。しかしながら、初日のコミュニティセンター林が3名、昨日の尾鷲自動車学校が6名でした。多いか少ないかで言えば、明らかに少ないですし、この少ない原因が、議会や議員に対する関心度の無さなのか、あまりにも凋落していると判断された結果なのか、そもそも市政そのものに煌めきがないのか…いずれにしろ、来ていただいている方には申し訳ないですが、寂しい限りです。

 私自身が感じることは、議会に対しての風当たりが強いのも確かで、それは議会という仕組みへの理解が及んでいないこともあるのですが、それをきちんと説明できていない議会側にも落ち度を感じます。また、私個人で言えば、私自身は特定の地区や地域を代表する議員のスタンスではなく、尾鷲市という自治体への市政を包括するスタンスで活動していますが、前者が顔の見える活動に繋がることが多いなかで、後者は活動が浮かびにくいことも影響はあると感じています。だからこそ、私のようなスタンスは、後ろ盾となってくれている有権者(市民)の後押しが必要不可欠ですが、そうそう表立ってあのような場所に出てくれるとは限りません。もっとも、声かけできるような確実な方々を知っているわけでもないのですが…

 なので、会場では15名の議員のひとりとしているだけで、とくに指摘をされない以外は、自ら声を上げることはしていません。それは、消極的な考えからではなく、あの場が議会報告会であり、自らの主義主張をここぞとばかりに言い放つこともなかろうと感じるからです。それは、個々でやればいいことです。ただし、現実の議会報告会は、足を運んでいただいた方から言えば、「報告内容はよくわからないが、もう決まったことを聞いてもな」であり、「結果的に認めた議案であるので、いまさらながらに指摘をしてもはじまらない」と言われるに留まるのかも知れません。それは、いくら私個人が反対をした議案であっても、総論で採択されてしまえば、それは市長に右ならへしたと言われてしまうのです。

 「なぜ、この議案に反対したのか?(賛成したのか?)」、「議員が反対する(賛成する)理由について、私はこう考えるのだが、この意見に対してどう感じるか?」、「今後、この議案の可決により、われわれ市民にとってどのような利益がもたらされるか?」、「いま現在の尾鷲市の課題はなにであるのか?」…現実的には、求めている意見とはかけ離れ、市民目線の先はもっと単純だと感じています。そこに、議会や議員と、有権者(市民)との温度差があるのではないでしょうか?こう言えばお叱りを受けますし、今回に限りませんが、参加者からの言葉を聞いていて、あまりにもの知識の浅はかさに、ときに辟易することもあるくらいです。しかしそれは、私たちが市民感覚に降りてきていないことだとも反省するときがあります。

 私からすれば、議会報告会のやりようはあれしかないのだと、いまの段階は感じています。しかし、そう感じる前に、議案や事業に対しての意見交換や議論を議員間でやっていれば、この報告会にも反映できるこはあろうかと感じています。これまで2回の報告会を経験してきて、参加者に求めている問いかけは、実は隣の議員に対してのなのかかも知れないのだと考えるようになっています。この辺りのことも含め、今後は尾鷲市議会基本条例の範ちゅうですので、結果を報告するだけの報告会でなくなる可能性は大いに期待出来ます。また、とんでもない議員のお門違い発言で、雁首並べた議員全てが、参加者の失笑を買うこともなくなるかも知れません。そういう場にいることが、いまの私には耐え難いこともあるのです。一緒にはされたくはないという気持ちからです。

 自ら言えば世話ないですが、議会や議員においても、市民目線、市民利益に奔走しています。伝わっていないのであればそれまでですが、まずは選挙に出て負託を受け、なんじゃかんじゃ言われながらも、その場では孤独な判断と決断をしているのです。この決断力が、議員たる所以であると感じています。それは市長にとっても同じで、孤独の面でも、より決断力を求められる立場ではないでしょうか?だからこそ、私たちにできることがまだまだあるように、有権者(市民)にとってできることも、まだまだあるように感じてなりません。また、その度合で言えば、私たち議会や議員にできることは、もっともっとあるのです。そこに、議会改革があるのだと感じています。

 あと2回、議会報告会があります。もう今日ですが、三木浦のコミュニティーセンターで3回目、最終日は、尾鷲市中央公民館で開催されます。ともに、19時~20時半の予定です。
by owase874 | 2013-04-16 01:28 | 議会改革報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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