サンフランシスコ講和条約

 私が学校で習った名称です。

 今日は、この条約が効力を持った日です。1952年4月28日のことです。この前年の9月8日に、この条約の署名を、当時の吉田茂首相がしました。このことを習った当時の私は、「戦争に負けてから、この調印まで時間の開きがあるのはなぜだろう」と感じたものですが、いつしかそれすらも忘れてしまいました。

 そしてもう一つ、「沖縄などの領土が日本に戻ったのは、それからだいぶ経ってからなのはなぜだろう?」とも、「北方領土はなぜ戻らないのだろう?」とも思ったものです。中学生の頃ですから、いまよりも単純な思考でしたが、それから数十年経ったいまでも、この疑問は解決されないままです。それどころか、竹島や尖閣諸島など、領土問題は一層に難しい局面になってしまっています。

 最後に、当時のこの疑問の回答は、はっきりとは記憶していませんが、「日本が戦争に負けたから」、「だから戦争はしていけない」ではなかったのかと記憶をたどっています。しかし、これは定かなことではありませんが、概ね合っているようにも感じています。

 大事なことは、サンフランシスコ講和条約は、平和が何であるのかを考える日の一つであり、それ以外に意味を求めなくてもと感じます。平和を考える機会が少ないのは、あたり前に平和が謳歌、あるいは享受できるからですが、ここにいまのわが国の平和教育の落とし穴があるようにも感じます。「戦争に負けたから、戦争はしてはいけない」に繋がってしまうと、「戦争に勝てば、戦争はしていいのか」になってしまう懸念もあります。

 いまの安倍総理の言葉を聞いていると、強い日本の発言には感銘を受ける部分もありますが、気負いがあるとすれば、それが先行する危険性も感じます。もっとも、戦後日本の政治の大部分は、いまの自由民主党が掌握してきました。その結果が、いまの日本の姿でもあります。擁護はしませんが、こないだまでの民主党政権が、すべての元凶でがないはずです。政治が恐ろしなあと感じるのは、トップに立つ人の言葉で、国民の多くをいかようにもしてしまうことです。もちろん、その扇動をやってしまうメディアの怖さは言うまでもありません。

 今日のこの日を、平和を考える日にするのはいいことです。間違いなく、自分の娘を見ていると、平和であったほうが絶対です。かと言って、それを待ち受けているだけではいけないと感じています。そこに、安倍総理の言葉は染み入ることも確かです。そこに、学校現場の教育の柱がしっかりとしなくてはならいことは、私がエラソウに言わなくても、です。

■外務省: 日本外交文書 サンフランシスコ平和条約 調印・発効
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/bunsho/h20.html
by owase874 | 2013-04-28 11:24 | コラム「温故知新」


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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