父子家庭であること

 私は、娘との2人暮らしです。

 父子家庭について、私が感じたことを書きます。私が事実上の父子家庭となったのは、平成23年5月中頃からですが、法的に父子家庭となったのは、平成24年7月中頃でした。この間に開きがあるのは、相手のあることなので避けますが、父娘2人暮らしになって、早くも2年が経過しようとしています。その娘は、今年の8月で4歳になりますが、身内や友人の助けもあって、いまに至っています。2歳から通い始めた保育園も、つぼみ、たんぽぽ、ひまわりと、今年度で3年目を迎えています。ただ、5月の連休明けからは、登園時に「おとーさんとおりたい」と泣くようになってしまいました…

 尾鷲市でも、父子家庭(母子家庭)の手当て(扶助)があります。しかし、これは申請をしなければならず、たとえば、離婚や死別などでひとり親となったときは、自ら市役所に足を運んでの申請が必要となります。また、この制度は強制ではないので、手当てを受けない選択もできます。しかし、ひとり親の大変さは、私も自ら体験しているので、子育てに関わることであるけれど、子育てとは違った視点で考えることも必要です。と言いながらですが、私も、この制度を知りながら、迷いも戸惑いもあって、今年4月くらいになってから、制度利用の申請をしたところです。ただ一点、申告制は当然かなとも感じますが、制度があることを行政がお知らせすることも、きめ細かな住民サービスをうたっているのであれば、本来は必要ではないかなとも感じます。

 いずれにしろ、この制度を知らずにいまにいたっているひとり親家庭があるならば、一度ご相談されることをお勧めします。

 さて、その手当ての内容ですが、乳児医療が無料であるのは、ひとり親に限らずですが、子どもが18歳になるまでは、ひとり親(父親、母親)の医療費も無料になります。これは、ひとり親家庭の医療費助成とも言われる制度ですが、ひとり親の所得制限がありますので、詳しくは窓口でご相談ください。

■一人親家庭等医療費助成制度 | 尾鷲市役所
 http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?frmId=727

■ひとり親家庭の医療費助成 ※参考サイト
 http://tt110.net/03ikuji/D-hitori-oya.htm

 また、児童扶養手当も、所得制限はあるものの、家計や子育てを支援してくれます。私においても、現在審査中なのですが、幾ばくかの支給があるのでは?とのことでした。決定されれば、確かに負担減になることには違いありません。

■児童扶養手当について | 尾鷲市役所
 http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=8919&frmCd=13-4-0-0-0

 ただし、この制度の父子家庭分については、平成22年の8月から、父子家庭も対象となりました。それまでは、母子家庭のみの対象でしたので、こんなところにも、男女参画の盲点があったと言わざる得ませんが、いまは解消されています。しかし、母子家庭であれ、父子家庭であれ、子育てをひとり親でするには違いなく、現状の法制度も含めて、父子家庭の方が、制度の上では肩身の狭い思いをする立場であると感じています。

■児童扶養手当の支給対象者拡大について | 尾鷲市役所
 http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=7739

 母子家庭と父子家庭の差で言えば、母子・寡婦福祉資金貸付金についても、母子家庭にのみ認められた制度です。

■母子・寡婦福祉資金貸付金 | 尾鷲市役所
 http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=666

 この制度は、母子家庭の母親が、就労や児童の就学などで資金が必要となったときに、三重県から貸付けを受けられる資金で、母子家庭の母の経済的自立を支援するとともに生活意欲を促進し、その扶養している児童の福祉を増進することを目的としています。 また、返済時の負担軽減のため、貸付利率については、無利子とし、償還期限は、資金の種類により、3年間から20年間までとなっています。さらに、貸付条件の見直しにより連帯保証人要件が緩和され、連帯保証人の確保が困難な母子家庭の実情を考慮し、連帯保証人のない場合も貸付を認められます。なお、貸付される資金の種類は、現在13種類あります。

 ・事業開始資金
 ・事業継続資金
 ・修学資金
 ・技能習得資金
 ・修業資金
 ・就職支度資金
 ・医療介護資金
 ・生活資金
 ・住宅資金
 ・転宅資金
 ・就学支度資金
 ・結婚資金
 ・特例児童扶養資金

 さらに、高等技能訓練促進費事業と言う制度もあります。これは、母子家庭の母が、看護師・介護福祉士等の経済的自立に効果的な資格の取得を支援するために、養成機関で2年以上修業する場合において高等技能訓練促進費として支給されます。

■母子家庭の就労支援に関する給付金制度(高等技能訓練促進給付金制度)について | 尾鷲市役所
 http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=5878

 以上2つの制度は、父子家庭には認められていないので、必要のあるなしに関わらず、男女参画においては不平等であるとの声もあります。もちろん、制度自体が、母子家庭において認められている点は、大いに評価できるところであります。この高等技能訓練促進費事業においては、この制度の利用によって、看護師などに就労していることも、尾鷲市の担当課からも説明を受けています。

 母子家庭であれ、父子家庭であれ、子どもの成長には一番に気を使い、子どものために出来る限りのことがしたいと願う気持ちに変わりはありません。それぞれの事情があるなかで、それは大人の都合であり、事情であり、子どもは被害者であるとの意見もありますが、おかれた試練は運命でもあり、こればかりはどうしようもありません。だからこそ、真面目に素直に、子どもの成長には気を配ることに違いはありません。

 私においても、まさか父子家庭になるとは想像すらしていませんでした。しかし、結果としてなってしまいましたが、私のもとで、娘は元気に成長しています。もちろん、支えとなってくれる、身内や友人たちのおかげも大きいです。家事をこなしながら、一人で育てるというのは、家庭生活を営む上でも、多くのハディキャップがあるのも確かです。ほんの些細なことでも、一人で対応するしかない場面が多々あります。気合いや気概だけではなしえないときも、ときとしてあります。

 そんなとき、行政支援だけでなく、民間支援が手薄な地域であると感じることもありますが、おかれた環境と状況で、子育てしていくしかありません。しかし、私の立場では、この解消を少しでも進めていく使命も感じています。逆境からではないですが、私自身が感じることを、この地域や尾鷲市においても、改善点や提案ができると考えています。子育て環境の整備は、自治体全体では必須であり、将来や未来を語る上では、子育ては重要な施策であるはずです。それは、ひとり親に限らず必要なことです。

 さて、そろそろ娘の朝食がはじまります。今朝は、7時前には起きてきて、バタバタしながら最後の文を仕上げました。あとで、修正加筆するかもしれません。
by owase874 | 2013-05-16 07:57 | 福祉とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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