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1次避難から2次避難への連携

 近所の避難先について考えています。

 私は、北浦町に住んでいます。南海トラフの津波の想定内で、逃げないと助からない場所です。3歳の娘もいるので、一緒にいるときには、一緒に逃げなければなりません。
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海抜は路面2.8m


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左がホテルビオラ、正面は妙長寺


 この一体の避難先は、大きく3ヶ所あります。一つは、津波避難階段に指定されているホテルビオラさんです。自宅から歩いて2分、走って1分の場所です。もう一つは、八幡神社です。歩いて2分ちょいの場所です。ここも階段を上って社まで逃げます。
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八幡神社入り口


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八幡神社の神殿


 そして、3つ目が菊山の集会所です。高台にある北浦町会館で、ここの標高が一番高いです。最終的には、ここまで逃げられたらと考えていますが、自宅から歩いて5分以上、走っても4分くらいです。ただし、裏山からのお手製避難路からだと、一部を梯子で上っていくのですが、歩いて4分くらいです。この梯子は、住民が設置した簡易なものです。
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この場所は、なんと娘に教えてもらった


 たとえば、1次避難先であろう八幡神社に逃げられても、その後に滞在するにはスペースも物資もありません。それは、ホテルビオラの避難階段でも同じです。場合によっては、1日以上孤立する可能性があります。そのときに、ここでさらに生き延びるには、過酷な条件下になります。飲まず食わずも想定されます。東日本大震災のように、災害弱者にとっても生命を大きく左右します。
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菊山周辺


 そこで、八幡神社から菊山へ逃げるルートの確保がいると考えています。八幡神社から、稜線伝いに菊山にたどり着けます。娘と歩いてみましたが、道は獣道かそれ以下の場所もあります。しかし、尾鷲市の境界杭があるので、整備できなくはありません。その間には、浅間神社もあります。
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浅間神社


 このルートが確保できると、1次避難先から2次避難先への移動が可能となります。浅間神社までは、水場も外灯もありました(外灯は昼間でも点いていましたが…)。あとは、まさに整備だけです。道を切り開くのは、尾鷲市の所有地であれば、容易にできるはずですし、他の地主との交渉次第です。
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ここに出てこれます


 「津波は逃げるが勝ち」は浸透していても、そのあとのことは、未定、不確定、想定外なことが多いままです。菊山の集会所にしても、逃げた全員を収容することはできません。しかし、炊き出しセットを確保し、命を繋ぐことは可能です。そうしないとならないし、するべきです。また、避難移動ルートの確保も、早急に検討する必要性を感じています。
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北浦町会館


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眼下に自宅があります


 できることは、なんでもしておくことが必要です。
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赤線が娘と歩いたルート


 そして、大事なあと1点、これを遊び感覚も交えて、楽しめるようにしておくことです。たとえば、八幡神社、浅間神社、菊山のルートは、散歩コースにもなりえます。炭焼き跡もあったので、雑木の林もあります。さらに、地獄谷のほうにも抜けられる道もありました。個人的にも、浅間神社は整備したいです。
by owase874 | 2013-05-19 09:24 | 防災とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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