今後、この地域はなにをすべきか?

 三重県南部、東紀州を、数字から考えてみる。

 紀北町 257.01 km² 17,783人
 尾鷲市 193.17 km² 19,950人
 熊野市 373.63 km² 18,601人
 御浜町  88.28 km²  9,282人
 紀宝町  79.66 km² 11,793人

 東紀州 991.75 km² 77,409人

 数字には、多少の誤差はあると思いますが、2市3町でみると、人口規模はどこも2万人を切っています。尾鷲市と熊野市についても、過去の特別ルールで市政が誕生したので、現在のルールでは「市の規模ではない」となってしまいます。

 これには、地方自治法に定められていて、第8条が該当します。

 第八条  市となるべき普通地方公共団体は、左に掲げる要件を具えていなければならない。
 一  人口五万以上を有すること。
 二  当該普通地方公共団体の中心の市街地を形成している区域内に在る戸数が、全戸数の六割以上であること。
 三  商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が、全人口の六割以上であること。
 四  前各号に定めるものの外、当該都道府県の条例で定める都市的施設その他の都市としての要件を具えていること。

 つまり、人口5万人が、市となる最低条件ですので、やはり東紀州地域全体くらいでないと、市にはならないのです。もちろん、仮に東紀州市なんて誕生できなくはないのですが、それをここで書いてしまうと、多方面から批難がきそうですね。

 しかし、東紀州地域の総面積は、国で言えば、サントメ・プリンシペ民主共和国(アフリカ、964 km²)くらいですし、日本で言えば、岩手県の奥州市(993.4 km²)と同規模になります。また、人口規模で言えば、茨城県の笠間市(77,608人)と同程度です。およそ面積も人口も、想像がつきにくいのですが、三重県内で言えば、津市(710.81 km²)を抜いて面積1位になり、人口も名張市(81,530人)に迫る県内9位の規模となるのです。

 ようは、東紀州がひとつの自治体になったとしても、それは不思議なことではなく、先ほどの平成23年度三重県の市町民経済計算から予測し、産業や経済の動向が似通っていることからしても、もしかすると損ばかりではないと感じてなりません。また、10年後、30年後のこの地域を考えたとき、財政や経済の余力を考えてみても、ひとつの自治体とまでは性急だなんだ言われたとしても、東紀州は一つであるという考えから、横断的な連携や連帯を模索していくことの方が自然な流れではと考えてしまいます。

 僕の思考回路は、このような感じですので、ともに肩を組める政治的集団があれば、ぜひとも膝を突き合わせたいものです。20年後、30年後に、あちゃ~って慌てるよりも、いまからできることを、虎視眈々と想像し、実践に向けて実行していくことは、災害への備えと同じように重要なことだと感じてなりません。

 この件については、皆さまのご意見、お待ちしています。
by owase874 | 2014-02-26 00:44 | 東紀州はひとつに


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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