行方不明者と自殺者から考える

 問題提起というか、最近の事件・事故から考えています。

http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H25yukuehumeisha.pdf
 リンク先:平成25年中における行方不明者の状況(PDF)

 facebookやtwitterなどで、たまに行方不明者を捜査してほしいとの投稿やシェアを見かけます。あくまで、警察に届けられた数字でしかないが、平成25年中に届出を受理した行方不明者は83,948人にものぼります。一方で、平成25年中に所在が確認された行方不明者も82,182人もいます。

 また、年齢別で見ると、10歳代が19,858人で、全体の23.7%。次いで70歳以上(15,160人、18.1%)、20歳代(14,952人、17.8%)、30歳代(11,179人、13.3%)の順となり、成人・少年別では、成人が63,147人で全体の75.2%となっています。一方で、9歳以下については943人で、全体の1.1%と言えど、幼い子どもたちがこれだけ行方不明なのです。

 これが、わが国の行方不明の実態であり、実際の数字はこれを上回っているでしょう。

 もちろん、全てが事件に巻き込まれたり、犯罪ではありません。原因や動機を見てみると、家庭関係が17,919人で、全体の21.3%。次いで疾病関係(16,245人、19.4%)、事業・職業関係(9,095人、10.8%)、学業関係(2,386人、2.8%)の順となっています。一方で、不詳扱いが14,000人、全体の16.7%を占めています。

http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/H25/H25_jisatunojoukyou_03.pdf
 リンク先:平成25年中における自殺の状況 参考図表(PDF)

 また、平成25年中の自殺者を重ねてみると、行方不明者のなかには、自殺を目的に不明となった人もいるでしょう。これもまた、日本における闇の部分です。とくに、この地域は自殺者も多いので(県内では上位)、気にかけておく必要があります。

 さて、私たちには何ができるのかを、この実態から考えないとなりません。

 ちょっと前に、お母さんが家から出て行って、お父さんと暮らしていた5歳の男児が、アパートかに放置されミイラ化していた報道がありました。凄惨な状況で、ひとりきりの5歳の子どもが、たまに来ていたパパの名前を呼びながら、まさに生きながら死んでいったのです。短絡的には、中心である父親も、出て行ったままの母親も、この父親の新しい女性も、或いは、双方の両親や関係機関全てに、僕は大きな憤りと怒りを感じます。いつもいつも、子どもが犠牲になるのです。

 この男児のように、ひっそりと届出をされることなく、現実世にいるのに、いない状況となっている日本国民がいるのです。だからこそ、私たちにはできることがあろうかと、考えずにいられません。もどかしさ、悔しさ、焦り、怒り…さまざまなことが交錯するのですが、繰り返される報道を見ているだけではいけない気がしてなりません。

 また、高齢者の行方不明者も、この地域ではとくに見聞きします。これもまた、超高齢化社会に突入した陰の部分ですが、常に気にかけておく必要があります。行方不明者も自殺者も、本来は普通に生活していた人が、なんらかの原因でそうなってしまいます。こういった報告書を見ていると、また、実際に見聞きしていくと、なんらかの課題が見えてきます。もちろん、行政も関係機関もそのための対応策は連携もしているのですが、それでも解決には至っていません。やはり、民間力も欠かせないと感じます。

 寄り添いあって生きるということを、もう少し取り戻したいと考えています。

※facebookには、先行で掲載しています
by owase874 | 2014-06-21 00:25 | 福祉とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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