中間支援を目的とした、市民活動センターの必要性

 この表題の内容で、一般質問を2回したことになります。

 前回、12月定例会のときは、その必要性を、事例とともに訴えたのですが、これには、伊藤市長自らも、下記の発言で応えています。

「まちづくり団体や地域団体など、すべての市民活動団体と連携をとりきれていないのが現状であり、行政との連携手段の構築が求められているものと認識をいたしております。…(省略)…まちづくり活動の支援及びボランティアのサポートを行うとともに、イベント間の調整や各種の補助金・助成金制度の紹介などもあわせて行い、市民活動団体と行政との中間支援機能を持つサポートセンターの構築を検討していきたいと考えております。」

 また、これを後押しする内容の発言も、後段でしていました。

「まちづくりで活動する団体は点のラインで止まっている…(省略)…ネットワークを張るところまで至っていないのというのが、大きな課題…(省略)…中間支援サービスのセンターができれば、…(省略)…ネットワークを結ぶための非常に重要なキーワードになる」

 このとき、私の分析では、「伊藤市長は、この地域の状況を理解した上で、中間支援の必要性や、それを担う組織体の必要性を認識している」でした。しかし、それをどのようにして構築していくのかが、「前向きに検討する」で、寄り切られてしましました。そこまで詰めきる技量が、あのときの私にはありませんでした。

 今回の一般質問では、この構築の可否についても問いたいとの考えから、もう少し担当課からの必要性の声も引き出せたらと考えていました。そのために、現状としての、担当課の活動実態の説明を求めたのですが、予測通り、「人員不足、活動が多岐に渡っている、全てを把握できていないのが実情、窓口が一本化されていない」との意見を引き出せました。これは、担当課の怠慢ではなく、まちづくりに参画する市民が増えてきたために、それを公平に処理する能力に限界が来ていると、受けて取れる発言でした。

 まちかどHOTセンターや、地域コミュニティー係の対応能力が超えている状況であれば、それを補完あるいは協働する意味でも、「中間支援する市民活動センター」は必要であり、あらためて、その発言を元に伊藤市長にもその必要性を迫ることができました。

 しかし、尾鷲観光物産協会がその一つを担えるものと期待していると、必要性を論じながらも、補足的な役割として、尾鷲観光物産協会での一事業ととらえている発言にも聞こえましたので、観光を担う場所で、人づくりはできないのでは?との投げかけをしたところです。それは、観光を支えていくのは市民であり、市民と行政の架け橋をつくることが、観光の発展にも繋がるので、あらかじめ観光に組み入れるものではない、という私の考えでもあります。

 私の一般質問は、ここで終結したわけですが、あとで先輩議員からも、「あと一歩詰めきらな」と言われてしまいました。確かに、伊藤市長も担当課も、必要性を認識しているので、あとはそれをどう形にしていくかになります。その形の形成の仕方まで、こちらの意図する方向に導いていくことができたはずでした。

 それでも、今回の一般質問で、あらたに引き出せたことがありましたので、観光交流元年の”交流”にも、重点をおいた政策が展開されることに期待することができました。また、その方向性についても、伊藤市長のみならず、担当課にも進言していきたいと考えています。
by owase874 | 2007-06-16 16:01 | 端無の一般質問


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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