一般質問に対する市長答弁と再質問~そのニのニ~

 また、尾鷲市における減災に関係する質問として、

 「3年前の9月28日の夜半から29日の明け方にかけての集中豪雨は、記憶に新しいと言いたいところですが、床上・床下浸水が2,000戸を超える甚大な被害で注目を浴びた旧海山町に比べて、尾鷲市でも多大な被害を受けていたことを、忘れてはならないと考えています。
 先ごろ発生した早田地区の土砂崩れにも当てはまりますが、想定外のことが発生するのが災害です。今後も、旧海山町のような甚大な被害ではなくとも、尾鷲市では局所的に冠水や浸水が予想されるのではと考えております。3年前のような豪雨に相当する災害が発生した場合、どの程度の被害を想定しているのかをお聞かせください。また、あのときの災害を契機に、尾鷲市として対策してきたことがあればお聞かせください。」

との質問は、前もって意見交換していていたこともあり、市長答弁も準備されていました。しかし、今まで議論されることがなかった3年前の教訓は、次の減災意識の向上には繋がることなので、私の想定していた再々質問より前に、市長自らが、

 ①「3年前の被災マップを作成する」

との回答を得ました。これは、尾鷲市での被害を知ることで、それを減災意識に繋げていく上でも、必要な作業だと歓迎するところです。

 さらに、今回のもう一つのポイントである、

 「大規模な災害発生後の対応策としましては、行政主導の救援・復旧・復興作業などは、災害対策本部のシミュレーションなど、日常の訓練などで計画通りに進められております。一方では、民間主導とも言える災害救援ボランティアセンターの設立など、旧海山町の災害では、述べ5,000人を超える多くのボランティアによって、行政ではまかないきれない復興の一つを担った記憶があります。全国的な災害地での実例をみましても、行政主導の災害対策本部と、民間主導の災害救援ボランティアセンターが、ともに情報を共有しながら復興していく姿が見受けられます。
 あのときの旧海山町での豪雨災害を忘れないためにも、また、今後の減災活動にも役立てることができるようにとの願いもこめて、当時の記憶をこのような災害記録冊子として制作していますが、当時の災害救援ボランティアセンターの副センター長としての経験を持つ一人としての実体験からも、災害ボランティアセンターの可能性も想定した図上訓練や連携確認など、今までの訓練にはなかった災害ボランティアセンターとの訓練の実施も、必要ではないでしょうか?」

との質問をしました。私の得意分野の一つですが、非日常の世界においては、絶対的に必要な活動であります。これに対する市長答弁は、

 ①「その必要性は大きいので、担当課にも指示して、ぜひ取り入れていきたい。」

との回答を得ました。

 実現すれば、全国的にも画期的な取り組みになります。今後、私も参加させていただいて、協力できることが出てきそうです。

 今回の一般質問では、具体的な事例を持って質問できたこともあり、積極的な市長答弁も引き出せたかと感じています。しかし、最後の落としどころで手間取ってしまい、同じ話を2回してしまいました。今後に反省する材料です。
by owase874 | 2007-09-15 21:39 | 端無の一般質問


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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