尾鷲の観光って何?~まちなか観光を考える~

 はじめに、彦根市は、人口約110,000人、世帯数42,000世帯と、尾鷲市の人口22,000人、約10,000世帯と比較して大きな「まち」です。この違いがあるので、必ずしも彦根市で通じていることが、尾鷲でも通用するとは言えません。しかし、参考になることはたくさんあります。
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 この大きなまちは、彦根城という観光施設を売りにして、年間約40万人近い観光客を誘致してきました。しかし、ここ数年は、「一点観光」から「まちなか観光」への切り替えが進み、城下町の風情を活かそうとの方針転換が、平成10年8月の「夢京橋キャッスルロード」の完成、平成17年11月の「四番町スクエア」のまちびらきとなりました。
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 また、平成17年10月には、「国宝・彦根城築城400年祭実行委員会」が設立され、平成19年3月21日のオープニングイベントから、11月25日までの210日間、市内各地でイベントが催されてきました。このイベントが成功し、彦根城への来場者が、9月末の時点で約60万人を越えたそうです。もちろん、まちなかにも観光客が訪れているのは、平日の人通りの多さを見てもわかりました。

 では、彦根市のこの盛り上げは、いったい誰が率先しているのでしょうか?

 これには、平成15年5月にオープンした、「ひこね市民活動センター」の活動が実を結んだのではと考えられます。このイベントには、多くのボランティアである「ひこねを盛り上げ隊」が、老若男女を問わず参加していることにつながっている気がします。

 つまり、イベントの盛り上げを、地元住民が率先してやっているからです。

 彦根城と城下町という、歴史的な建造物や構造物の景観を保全しつつ、市民活動センターが中間支援を行うことで、、地元住民と行政との協働がかみ合っているからこその結果と考えることができます。さらに、彦根市に13ある「彦根商店街連盟」の協力なくしては、実現できなかったのではないでしょうか?

 ここで、尾鷲市との共通事項を考えると、

 1.「昭和」という歴史的建造物や景観が現存している
 2.市民活動団体や、市民意識の高い住民が多い
 3.伊藤市政の目標に、「観光交流元年」がある
 4.「東紀州観光まちづくり公社」、「尾鷲観光物産協会」など行政側の対応も充実
 5.尾鷲市商店街連合会が残っている

があります。反対に無いのが、私が再三にわたり提案している「市民活動センター(中間支援する場所または組織)」です。
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 市内で数多く点在するボランティアも、まとめる所が無いと十分な力を発揮できません。人口が少ないのだから、その必要性は明らかです。それに、外部との連携に対しても、何をするのも地域性が問われる田舎においては、第三者によるクッション的な役割も要求されます。
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 もちろん、尾鷲市に市民活動センターがあれば、即座に彦根市のような実現ができるわけではありません。これらの協働作業をどのように進めていくのかが重要になります。また、ハード面の整備計画も、いかにあるがままを残し、残すために創るのかの協議も必要です。

 規模の違いはありますが、学べることが多いのも確かです。

 そこで、尾鷲市と人口規模が似通っていて(人口約25,000人、世帯数約10,000世帯)、「昭和」をテーマにしたまちづくりの成功例を紹介します。それは、大分県豊後高田市の商店街活性化事業です。市内8つの商店街が「昭和の町」と題した取り組みを実践していて、年間25万人の観光客や、視察だけでも100件以上の実績を残しています。この町の商店街の歩みを見ると、尾鷲市の商店街の明暗とも似ています。

 一度、現地をみたいと考えています。
by owase874 | 2007-11-02 14:59 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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