国民健康保険事業は、三位一体改革で好転するのだろうか?
昨日の全員協議会では、3つの議題で報告がありました。
まず、国民健康保険事業についての国保給付費の財源構成の説明で、平成17年度以前では、国財政調整交付金が10%だったのに対し、平成18年度以降は9%に減額、定率国庫負担の40%も、6%減の34%になるなど、不足分の7%を都道府県財政調整交付金でまかなう形となっています。
簡単に言えば、定率であった国の負担を廃止した分、都道府県によって交付金が調整されることになります。これを金額に換算すると、約4900億円強となり、保険基盤安定制度による都道府県の負担分3/4のうち、税源移譲分の1/2にあたる約1900億円強と合算すると、約6850億円を都道府県の財政によって配分されることになります。これにより、保険基盤安定制度による国の1/2負担も廃止されました。
これが、小泉元首相の改革のひとつである「三位一体の改革」になりますが、地方分権の名の下に、国の役割や金銭的な負担を放棄して、その一切を都道府県に押し付けているといった声が聞かれる理由のひとつでもあります。平成17年3月30日の全国知事会の資料「国民健康保険制度における都道府県負担導入に向けた基本的考え方」をみても、都道府県の苦悩が伺えます。
私も国民健康保険ですが、幸いとしてほとんど病院に通うことがないので、利用することは稀です。しかし、年間の保険料に対するサービス面を見ても、「老後になるにつれて心配することも多くなるだろうな」との認識はあります。
残り2つは、後期高齢者医療制度についてと、戸籍電算化と効果についてでした。
まず、国民健康保険事業についての国保給付費の財源構成の説明で、平成17年度以前では、国財政調整交付金が10%だったのに対し、平成18年度以降は9%に減額、定率国庫負担の40%も、6%減の34%になるなど、不足分の7%を都道府県財政調整交付金でまかなう形となっています。
簡単に言えば、定率であった国の負担を廃止した分、都道府県によって交付金が調整されることになります。これを金額に換算すると、約4900億円強となり、保険基盤安定制度による都道府県の負担分3/4のうち、税源移譲分の1/2にあたる約1900億円強と合算すると、約6850億円を都道府県の財政によって配分されることになります。これにより、保険基盤安定制度による国の1/2負担も廃止されました。
これが、小泉元首相の改革のひとつである「三位一体の改革」になりますが、地方分権の名の下に、国の役割や金銭的な負担を放棄して、その一切を都道府県に押し付けているといった声が聞かれる理由のひとつでもあります。平成17年3月30日の全国知事会の資料「国民健康保険制度における都道府県負担導入に向けた基本的考え方」をみても、都道府県の苦悩が伺えます。
私も国民健康保険ですが、幸いとしてほとんど病院に通うことがないので、利用することは稀です。しかし、年間の保険料に対するサービス面を見ても、「老後になるにつれて心配することも多くなるだろうな」との認識はあります。
残り2つは、後期高齢者医療制度についてと、戸籍電算化と効果についてでした。
by owase874
| 2008-02-08 10:03
| 福祉とまちづくり
市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。
by kumano874
ご挨拶とブログの概要
当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
◆ブログ管理者
未来874事務室
熊野市飛鳥町佐渡462番地
0597-84-1033
kurage874@cream.plala.or.jp
なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。
facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!
これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。
また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。
ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。
質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。
◆ブログ管理者
未来874事務室
熊野市飛鳥町佐渡462番地
0597-84-1033
kurage874@cream.plala.or.jp
なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。
facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!
カテゴリ
プロフィール議会活動の予定
コラム「温故知新」
端無の一般質問
定例会の報告
臨時会の報告
委員会等報告
議会改革報告
防災とまちづくり
教育とまちづくり
福祉とまちづくり
観光とまちづくり
住民自治を考える
産業振興を考える
公益行事への出席
地域の活動を知る
東紀州はひとつに
最新の記事
一般社団法人熊野レストレーシ.. |
at 2017-09-23 09:10 |
三重県熊野市議会議員【はなし.. |
at 2017-09-23 09:00 |
1年前を振り返る日、新たな決.. |
at 2015-04-20 14:58 |
熊野市の地方創生(移住交流編.. |
at 2015-03-14 17:29 |
議会が一枚岩になるということ |
at 2015-03-03 00:41 |
【12月定例会の一般質問】熊.. |
at 2014-12-11 16:18 |
【丹レス主催】大杉の伐木と霊.. |
at 2014-11-10 13:17 |
これからの地方自治体 |
at 2014-10-30 14:14 |
【丹波水害復興支援_霊山寺と.. |
at 2014-10-30 09:52 |
【丹波水害支援_床下対応メイ.. |
at 2014-10-21 10:29 |
以前の記事
2017年 09月2015年 04月
2015年 03月
more...