田原リサイクルセンター「炭生館」がめざすもの

 視察2日目は、田原市のリサイクルセンター「炭生館」でした。
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 まず、視察前の予習で公式ホームページを見ましたが、そのデザイン性と情報公開の透明性に驚きました。ごみ処理という、私たちにとってなくてはならない施設ですが、マイナスイメージが強いのも事実で、尾鷲市においては、よほど積極的に調べないと知ることはありません。
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 それをここまで公開しているのは、ごみ処理における自信の現れであり、05年4月に運用開始したのですが、PFI方式で施設を立ち上げたそれまでの経緯も知ることができます。これが意外と大事で、自分たちが排出するごみの処理施設が、どのような過程で審査され、事業化されたのかは、税金を使用する上でも知る権利として大切です。

 広大な施設を有する立地条件や、15年間で100億という事業化を実現できた田原市の財政状態(03年8月田原市誕生)など、既存の施設を廃棄し、新しく更新するだけの周辺環境も大きかったでしょうが、先行事例で導入したPFI方式がもたらした効果だと感じました。このPFIについては、尾鷲市には中部電力が三田火力発電所を有していることからも、私の考えのひとつとして検討したい課題です。
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 ごみから炭をつくり、むだなく再利用する夢のような施設ですが、炭生館が目指すものは、もっと先にある気がしました。そのための施設内のレイアウトや外観を見ても、単にごみを処理するだけでなく、多くの住民に知ることができる環境をあらかじめ備えていました。ビオトープや風力発電施設なども、未来の子どもたちに自然環境を意識付けさせることができるアイテムとして、存在意義がありました。これも、PFIによる効果のひとつで、行政だけでは達成することができないものです。
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 尾鷲市では、老朽化するクリンクルセンター(ごみ処理施設)に、毎年のように追加や補正予算で補修をしている状態です。議案を付託されている生活文教常任委員会でも、その都度に物議を巻き起こしています。

 クチスボダムの奥に位置する施設は、山の中にひっそりと居座っており、毎日のようにごみ収集車が長い道のりを往復しています。その距離と時間、人件費や燃料などでかかる経費を考えても、次への提案を考える時期を過ぎている気がします。

 そこで考えているのが、PFI方式によるごみ処理施設の更新で、三田火力発電所の敷地内に設置できないかです。3機ある発電機のうち、2号機が廃止され、1号機も老朽化する中で、中部電力としての尾鷲市に対する関わり方も、年々減少している状態です。

 最新のごみ処理施設は、炭生館のように、悪臭を放つような施設ではないので、まちなかでも十分に設置可能です。また、中部電力の電力応用技術や木質バイオマスなど、この地域に見合った内容で、ごみ問題に対処できる可能性、もしくは検討くらいはできそうです。

 今回の視察によって、私が考えていたごみ問題は、もっと客観的に考えることができそうに感じました。日常生活にとって、ごみ処理は切っても切れない切実な課題ですので、この視察以後の行動を考えなければなりません。
by owase874 | 2008-03-21 22:34 |  


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by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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