委員会採決と、本会議での表決について

 尾鷲市議会には、総務産業常任委員会と、生活文教常任委員会があります。

 私は、総務産業常任委員会の委員なので、生活文教常任委員会を傍聴することはできても、意見を述べる行為や、委員会採決には参加できません。もちろん、自分の委員会では、質問や採決もできます。

 今委員会では、総務産業常任委員会の審査の中で、市長給与の減額と退職金の廃止を謳った条例改正案(議案第34号)が否決されました。一方、生活文教常任委員会では、一般会計補正予算(議案第32号)が否決されました。この審査では、陶芸教室の移転工事費の減額が、否決に至る決め手となったようです。

 以上が、2つの委員会での否決ですが、23日の本会議の表決で、2つの議案の賛否が決まります(このほかの議案も同じですが…)。そこで、注目されるのが、この2つの議案の賛否がどうなるかです。

 通常、委員会採決が本会議でも尊重される傾向にあるので、委員会で否決の場合は、本会議でも否決します。反対に、賛成であった場合は賛成します。しかし、これは絶対条件ではなく、委員会で否決しても、本会議で賛成にまわる、もしくはその反対の可能性は、ゼロではありません。もちろん、この行為は、先輩議員に尋ねると、「ごっついことやな」だそうです。

 そこで、それぞれの委員会で否決された2つの議案ですが、市長給与と退職金の条例改正を謳った議案第34号は、議長を除く6人の委員が反対に回っても、生活文教常任委員会の委員全てが賛成にまわると、6対8の賛成多数で可決されます。もちろん、これはあくまで予想です。一方、一般会計補正予算の議案第32号は、総務産業常任委員会では賛成全員だったので、本会議で6人が賛成するとしても、生活文教常任委員会の8人が反対するので、賛成少数で否決されます。もちろん、これもあくまで予想です。

 議案第32号は、付託された担当課からの予算全てを審査するので、陶芸教室の移転工事費にかかる減額補正の審査が対象でない総務産業常任委員会では、反対する気持ちがあったとしても、結果としては他の審査で賛成にまわることになります。計上された予算一つ一つに採決するわけではないので、このようにねじれが生じることになります。

 それぞれの委員会では、賛成を投じながら否決された議案、もしくは反対に可決された議案があるので、本会議での表決が出るまでは、まさに「蓋を開けてみないとわからない」となります。しかし、数の論理ばかりが先行するのではなく、委員会での議論や採決を鑑みながら、本会議での表決には、説明責任を持って挑みたいと考えています。
by owase874 | 2008-06-19 19:48 |  


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by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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