感慨深かった、私の委員長報告

 地域振興対策特別委員会の委員長報告は、議案の否決などでざわついている感が残る採決のあとで行われました。本定例会での最終報告を以って解散するので、壇上に立つと感慨深いものがありました。とくに、南委員長の下で副委員長をしていたときのことが思い出され、あの議論の結果が、現在の地域振興ゾーンの姿なので、自然と力が入りました。

 私が委員長になってからは、夢古道の湯についての審査が主で、すでに事業の流れができていたこともあり、前委員長のような気苦労はありませんでした。しかし、委員会が解散したこれからが、地域振興ゾーンの真価が問われていくことになります。今後の審査は、所管の総務産業常任委員会に委ねられていきますが、一層の発展に期待するところです。

 以下が、委員長報告で読み上げた原文になります。

 「地域振興対策特別委員会のこれまでの審査等について、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。

 当委員会は尾鷲市地域資源活用総合交流施設(夢古道おわせ)に関することを審査事項とし、平成19年1月26日に議長を除く全議員15人の構成で設置されて以来、その審査事項に関わる予算も含めて慎重に審査を重ねてまいりました。

 昨年は、南靖久議員が委員長をされ、平成19年12月3日までに、延べ7回の委員会を開催し、それ以外にも株式会社熊野古道おわせとの懇談会を行ってまいりました。その後、私が委員長を仰せつかってから、先日も含めて3回の委員会を開催し、計10回にわたる審査を行ってきたところです。

 夢古道おわせでは、飲食と物販の機能を兼ね備えた地場特産品情報交流センターを、昨年4月28日にオープンしました。この施設は、市の有形文化財であった古民家を移築した物産館と展示休憩棟の2棟からなり、スカイフードレストランでは、天満浦百人会・向井フレンズ・ななうらの郷の3団体が、東紀州の食材を使った郷土料理を提供し、賑わいを見せております。
また、この委員会で主に議論されてきたのは、地場特産品情報交流センターに隣接して建設された、海洋深層水活用型温浴施設の整備についてであります。

 当初より執行部の説明に対して、委員会では機械設備はもちろんのこと、内装、露天風呂を含む温浴施設の浴槽の大きさ、目隠し塀、トイレの位置、機能、設備など細部に至るまで集中して議論され、露天風呂の浴槽拡張などでレイアウトの変更がなされてきました。

 12月の委員会では、海洋深層水活用型温浴施設の開設に伴う温浴施設の経営及び利用料金の徴収を条例並びに規則に追加するための一部改正案を審査し、そのなかで、利用料金については指定管理者が1,000円の範囲内で定めるとする規定について、「市民に対して健康増進としての市民サービスの一環として、一人でも多く市民に利用していただくという公益性を重視して、金額的には大人500円、子供300円くらいの料金設定をしていただきたい。」などの要望もありました。

 また、レジオネラ菌対策として連通管の設備変更の提案もあり、委員からは、「このシステムには200万円ほどかかるというが、設計の段階でできなかったのか?」という指摘もありました。現在、衛生管理上において、より安心・安全なシステムが導入され、本年4月11日に夢古道の湯としてオープンされております。

 3月の委員会においては、執行部より指定管理者の選定について、地場特産品情報交流センターの指定管理者である、株式会社熊野古道おわせに引き続き2年間の運営を指定することの説明を受けました。その際に委員からは、「燃料費の高騰などでも指定管理料300万円が適正なのか?」などの指摘もありましたが、この指定管理者の指定についての議案を認めております。また、「市民の福祉サービスは具体的にどんなことなのか?」、「交通アクセスとしてのバス運行状況、予定入込客数について。」などの指摘や質問がありましたことも申し添えさせていただきます。

 先日の委員会では、地域振興ゾーン整備事業の最終結果報告を受けました。

 費用面では、地場特産品情報交流センター事業費が、1億3846万2540円、海洋深層水活用型温浴施設が、2億2115万6428円、地域振興ゾーン整備事業の総事業費が、3億5961万8968円、その財源内訳は国庫補助金1億5196万1000円、県補助金6085万7000円、起債充当額1億1100万円、一般財源は3580万968円となっております。
来場者数について、昨年度は9万5582人で、当初の予定来場者数7万2000人を上回っており、夢古道の湯においては、オープンされてから4月、5月の2ヶ月間で1万4165人の方が見えており、実に1日平均277人の利用があり、地元市民はもとより、市外・県外からの来訪者の割合も多くなっているとの報告がありました。

 これらはオープン当初であること以外に、インターネットやチラシなどによるPR効果やゴールデンウィークにおける様々なイベントの開催を指定管理者である株式会社熊野古道おわせと尾鷲市が連携して取り組みを行ってきたこともあり、現状では予定来場者数6万5000人は達成できる見込みであるとの報告を受けました。また、隣接地に財団法人みどりの協会が、子供たちの遊び場として、木製遊具の遊園地を整備して市に寄贈していただけるとの報告も受け、さらなる賑わいの創出と集客交流に期待するところです。

 このように、地場特産品情報交流センターとみえ尾鷲海洋深層水を利用した温浴施設、三重県立熊野古道センターなどの各施設が機能的に連携され、さらなる相乗効果が得られることに期待します。

 なお、奥田市長からは、「9万5582人が来たからといって手放しで喜んではいけない、夢古道おわせが本当に失敗するようなことがあったら、尾鷲市の財政や経済などを考えても困るので、引き続き連携しながら、尾鷲市としてもやれることを一生懸命やっていきたいと考えている」との言葉もいただきました。

 今後は、地域の活性化の拠点として大きく期待するところでもあり、委員会としての初期の目的は達成されたことから、当委員会を解散することについても委員長の報告とさせていただきます。」
by owase874 | 2008-06-23 22:48 | 産業振興を考える


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by kumano874

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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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