政務調査費とブログの有益性

 27日の全協のことを報告します。全てを言い切れていない点がありますが、現状の報告としてご理解いただけたら幸いです。

 この日の全協は、28日に開催される第2回臨時会の日程などの説明がありました。また、その他の項目では、與谷議長より、先の議運で話し合われた政務調査費の説明がされました。

 政務調査費の今後の取り扱いについては、私のブログ記事の「19日の議会運営委員会」に記載していることの復唱でした。これに対しては、議会運営委員会での決定に私も賛同したところですが、「過去については精査しない」という点が気になっていたのは、あの議運でも発言した通りです。しかし、現市長が返還に前向きな発言をしていたことや、元市議だった方の動向も耳にするようになったことから、全協ではこの点についてのみ質問をさせていただきました。

 その結果、元市議2名が返還している事実が判明し、議会事務局預かりとのことでした。理由としては、精査の無い返還は、寄付行為に当たる可能性があるとの事からでした。また、現市長については、詳しい話はしていないとのことでした。私自身が議運の委員でもあることから、これ以上の質問はできないと考えていたので、質問のやり取りは3回で終了し、特に意見もなく全協は終わりました。

 しかし、私の気持ちの中では、議運での決定を尊重しつつも、あのあとの地元2紙には、「政務調査費の過去分については不問」との見出しで掲載され、正直に心苦しい思いでいっぱいでした。顔を合わせる人からも、「観光施設に行って来たって新聞に書いてあったやり。それでも返さんのかいな?」、「1円でも税金やで。市民の血税やで。」、「ちゃんと説明して、間違いないんやったら公表したらええんちゃうの?」と、政務調査視察自体が遊びか無駄な議員活動のように言われることも、正直悔しい気持ちでいっぱいでした。

 私にとって政務調査視察は、先進事例を実体験したり、尾鷲での事例との比較をしたり、そのなかで一般質問を考えたり、実際に委員会で発言したりと、年間15万円という政務調査費以上の持ち出しを、個人の資産からもしているだけに、視察の有益性には説明責任が伴っています。間違いなく、市民生活の向上のためにも、私自身の考えに理論武装したり、知識の幅を広げるためにも視察は必要です。

 それでも、「あなたが議員として何をしているのかは知らんけど、詐欺なんやで返さなアカンで。」って言われると、どこに真実があるのかとさえ考えてしまいます。

 しかし、指摘された部分に、説明責任がもてないのであれば、もしくはちょこっとでも耳が痛いことがあるならば、それを明らかにしなくてならないのも事実で、ここが気になる点でした。メディアという権力で、不正だと真実をもって報道されたからには、こちらも政治家として真実を説明する義務があります。その奥にある、別の真実があったとしても、先に世に出たほうが先行するのは、情報社会ではなおさらのことです。

 そのためにも、一石を投じる必要性を感じたのは確かですが、それは自分自身がメディアからの指摘をされることになった説明責任を果たしたい気持ちが強いからです。胸を張って、「政務調査視察は尾鷲市民の生活向上のためにやっている」と言えるように、私自身には、過去に指摘された部分の精査は必要なのです。

 個人情報や政務調査費のことがメディアで報道されてから、ブログでの取り扱いには特に気を使うようになりました。ブログについては、自分なりのルールを持ってやっておりますが、やらなければ面倒なことも起きないので、「そこまで叩かれるなら削除したら」と気遣ってくれる人もいます。しかし、少しでも議員が何を考え、何を行動し、何を目指しているのかが、たとえ尾鷲市民が少ししか見ないブログであっても、情報の公開は有益性があると考えています。

 現状では、ブログではここまでしか書けませんが、これ以上のことが報告できるように努めてまいります。
by owase874 | 2008-08-31 03:09 | コラム「温故知新」


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

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