三重県総合防災訓練に参加して

 昨日は、伊勢市にある県営サンアリーナを会場にした、三重県総合防災訓練に参加してきました。
e0105019_16375922.jpg


 訓練の想定は、午前9時に紀伊半島沖で震度6強の東南海地震が発生し、各地で大規模な家屋倒壊、幹線道路やライフラインの寸断、海岸部では大津波が押し寄せているとのことでした。これは、8月31日に尾鷲市で行われた総合防災訓練と同規模の想定でした。

 訓練の参加規模は、自主防災組織など住民や企業、ボランティア団体など29機関をはじめ、指定された16の地方公共機関、25の国・地方公共機関を合わせた70機関が参加しました。また、訓練には車両132台、ジェット機1機、ヘリコプター8機が参加予定となっていて、間近で飛んでいったジェット機は、さすがに迫力ありました。
e0105019_1751312.jpg


 その中で私は、災害救援を目的としたボランティアセンターの立ち上げと、ボランティアの受け入れをはじめとする運営の訓練に参加し、朝8時半には現地でおりました。私が参加した理由は、この主宰がNPO法人みえ防災市民会議で、このメンバーとしても活動しているからでした。

 9時~12時半までの訓練でしたが、実践さながらの緊迫した状況は、各機関としての訓練だけでなく、各機関が連携することに重点が置かれていました。これは、「防災関係機関の連携を強化しつつ、災害時における各機関の緊密かつ有機的な連携の確認し、…以下省略」とあった目的にもなっていました。
e0105019_176743.jpg


 それを踏まえて、尾鷲市の総合防災訓練と比較すると、金銭的な規模の違いは仕方が無いとしても、あまりにも内容が薄い訓練ではなかったかと、振り返りをしているところです(参加された方や見学された方の意見があれば頂戴いたします)。このときの私は、尾鷲市社会福祉協議会が主宰した災害ボランティアセンターの立ち上げを見学したのですが、内容的にも連携的にも、中身の薄い訓練だと感じました。

 さらに、昨日の訓練の目的には、「…防災活動に関する技術の向上を図るとともに、地域住民の参加のもと、広く県民の防災意識の高揚を図ることを目的として、より実践的な訓練を実施します。」とあるように、防災や減災の意識は、このような訓練で培われるものであり、地域住民の参加が不可欠であることは、昨日の主催者側発表の約5千人の参加者と比較しても、尾鷲市の内容が問われるのではないでしょうか?

 今回、尾鷲市が胸を張って広報した避難所での避難者のケアなどは、一定の評価はできるものの、総合防災訓練にはそぐわない2次的な活動で、訓練ではないなと感じました。さらに言えば、避難者に対するケアについては、実際の災害現場の避難所で実践されている「ハンドトリートメントと足湯」を、既に市内の市民活動団体が紹介し、講座としても実践しています。

 現実を考えると、避難所でのケアなど、市民でできることは市民がするのが理想ですし、もっと行政には行政としてやらねばならない必須課題があるはずです。それが、昨日の訓練で体験した、各機関との連携などではないでしょうか?

 さらに詳しくは、私の一般質問でとします。10日(水)の10時ごろからになりますので、都合のつく方の傍聴をお願いします。
by owase874 | 2008-09-08 17:29 | 防災とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

プロフィールを見る

ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

facebookやtwitterにも登録しています。よろしくお願いします!

カテゴリ

プロフィール
議会活動の予定
コラム「温故知新」
端無の一般質問
定例会の報告
臨時会の報告
委員会等報告
議会改革報告
防災とまちづくり
教育とまちづくり
福祉とまちづくり
観光とまちづくり
住民自治を考える
産業振興を考える
公益行事への出席
地域の活動を知る
東紀州はひとつに
 
 
 
 
 
 
 
 

twitter

最新の記事

一般社団法人熊野レストレーシ..
at 2017-09-23 09:10
三重県熊野市議会議員【はなし..
at 2017-09-23 09:00
1年前を振り返る日、新たな決..
at 2015-04-20 14:58
熊野市の地方創生(移住交流編..
at 2015-03-14 17:29
議会が一枚岩になるということ
at 2015-03-03 00:41
【12月定例会の一般質問】熊..
at 2014-12-11 16:18
【丹レス主催】大杉の伐木と霊..
at 2014-11-10 13:17
これからの地方自治体
at 2014-10-30 14:14
【丹波水害復興支援_霊山寺と..
at 2014-10-30 09:52
【丹波水害支援_床下対応メイ..
at 2014-10-21 10:29

以前の記事

2017年 09月
2015年 04月
2015年 03月
more...

検索

その他のジャンル