教育委員との懇談会で感じたこと

 金曜日、教育委員との懇談会がありました。

 教育行政について、幅広い内容で意見が交わされましたが、私自身も含めて、「議員は喋り過ぎやなあ」って反省しました。もっと、参加された教育委員の意見も引き出すことが必要でした。言い訳として、こちらとしては、教育委員会を第3の独立した機関としてみている事もあるのですが、ちょっと勢いに違いがありました。

 それでも、冒頭に、田中教育長が5つの課題を説明し、その課題に基づいて議論がされたので、一定の相互理解に繋がった気がしています。その課題とは、1.学校の耐震化、2.学力や体力の低下、3.学校統廃合、4.幼児教育、5.特別支援教育の5つでした。どれも、尾鷲市にとってタイムリーな課題であり、私にとっても関心のある内容でした。

 その課題のうち、特に議論になった話題は、学力の低下、学校統廃合、特別支援教育でした。学力テストの結果は、尾鷲市として公表する予定はないとのことでしたが、低下傾向は否めず、対応策に苦労している現状が報告されました。これには、学力低下には複合的な原因があることで、勉強をしないだけでは説明できない要因も考えられるからです。たとえば、家庭や学校での生活面や、新指導要領による混乱がそのひとつです。また、学校統廃合については、すでに教育委員会より答申が出ている中で、学校耐震化とも並行して進めていくことや、それまでの学校間の交流を積極的に行うことにも意見が出ていました。
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児童生徒の推移

(九鬼中学校については、H20度をもって閉校します)
 私が特に関心を持っている特別支援教育については、その支援を必要としている児童生徒の数が、全体的な児童生徒数の減少に反比例して、増加傾向にあることも報告されました。しかし、これは数値的な裏づけではないので、きちんと数値化するためにも、現実問題として調査する必要性を訴えました。とくに、発達障害に関しては、その疑いがある児童生徒も含めて、学校現場では対応に苦慮している課題です。

 以前のブログにも書きましたが、発達障害児の教育問題は、保護者と学校との温度差が出やすい問題なので、包括的に支援する体制づくりを切望するところです。また、学校だけでなく、教育現場を離れた子どもが就労するまでの長い支援も必要とすることなので、この対応は、尾鷲市としての施策だとも訴えました。

 また、同じように施策を必要とする問題として、児童生徒による携帯電話の使用利用が話題になりました。全国的にみても、犯罪やいじめの温床になっているネガティブな面もあり、それは尾鷲市においても対岸の火事では無いことが予測されます。実際に、携帯電話をめぐるトラブルは、地元警察や学校側が把握しているとのことです。しかし、教育委員会としての方針がないままなので、これも施策として、「尾鷲市としてどうしていくのか?」を明確にする必要性を訴えました。

 あと、学校耐震化や統廃合を除く課題については、調査やファイルなどのデータがなかったので、問題を検討していくことが難しかったです。教育委員の懇談会は、定期的に開催されているようなので、積極的な提言や発言にも期待するところです。また、教育委員会事務局も、県内や全国の先進事例に目を光らせながら、懇談会の議題に提起することを提案させていただきました。

 自治体の将来や未来を考えると、教育問題は蔑ろにはできませんので、独立した機関である教育委員会の存在意義を、もっと指し示して欲しいと感じました。それには、市長が考える教育の施策も求められると感じました。

 教育問題は、学校だけでなく、自治体としての取り組みです。
by owase874 | 2009-02-22 19:56 | 教育とまちづくり


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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