襟を正さない奥田市長と、倫理観の違い

 奥田市長に対する有志議員による辞職の申し入れから、2週間が経過しました。

 この2週間だけみても、奥田市長に関する話題は暗いものばかりで、「釈明するごとに政治倫理を問われそうな問題を引き起こしているのでは?」、「もはや市政運営にまで影響しているのでは?」と、あきれるばかりです。あらためて、辞職を申し入れたことが、間違いでなかったことだけははっきりとしています。

 メディアの報道も厳しい内容ばかりで、それは議会にとっても対岸の火事ではないのですが、「市民が市政運営に対して閉塞感や無力感を持ってしまっているのでは?」と、心配するばかりです。その心配を取り除くためには、公正公平な市政運営を取り戻すことなので、「1日も早く決着を!」との気持ちと、目前に迫ってきた新年度予算の審査を控えていることへの影響が入り混じっています。

 こうなった事件の発端は奥田市長にあり、税理士法による兼業禁止規定が指摘された昨年の時点で報告があれば、議会や市民に対して釈明会見などする対応策があったはずです。しかし、議員時代はもとより、不正を正すことを意見しながら、自らの不正行為を隠していた事実は言い訳できません。次に、問題が発覚したあとの対応になりますが、後手後手感は否めず、対応するごとに、新たな問題が発生しています。

 最近の全協をみても、昨年10月末以降は税理士業務をしていないと断言しておきながら、昨年12月に企業の年末調整をしていたことや、昨日の全協では、部下や自治会代表に対する厳しい発言が明らかになりました。一方的に厳しい発言をする姿勢が変わっていないことも伺える内容で、「自分のしたことをはたして反省しているのか?」と、感じました。一方の見方では、「市民利益を優先する行き過ぎた気持ちの表れ」とも取れるのですが、自分の意見が通らないための厳しい発言だとすれば、政治倫理にも値しない倫理観の欠如は、対峙する相手にとっては同じ土俵でないだけに苦労します。

 さらに、昨日のレディオキューブFM三重の放送(広瀬隆のスバラジ!)では、長い時間を費やして奥田市長の書類送検や新たな問題が放送されていました。内容は、マンデー記者通信のコーナーで、昨日の担当だった中日新聞尾鷲支局長とのやり取りでしたが、「市民に釈明する機会を失っているのでは?」との声が印象的でした。しかし、尾鷲市の内容を語るせっかくの機会なのに、話題がこれでは喜べるものではありません。

 まもなく、第1回定例会がはじまります。予算審査をするために、予算書などを読み解いていますが、どこか気持ちがすっきりしない毎日です。それは、自分自身が市議会議員であることも大きく影響していますが、いち議員としての無力感も正直感じます。市長職の権限の大きさから感じてしまうのですが、「自治体を代表する人が悪いことしたらあかんやり」との単純な気持ちが通じない無力感でもあります。まさに襟を正さない奥田市長ですが、諦めず粘り強く、正義を貫いていくしかありません。と同時に、市民生活に影響が出ないように、予算審査に挑みたいとも考えています。
by owase874 | 2009-02-24 11:58 | コラム「温故知新」


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当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

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