カテゴリ:防災とまちづくり( 113 )

三木浦町の被害状況に関連はあるのか?

 やはり、気になったので書いておきます。

 尾鷲市街における台風6号の影響を、私のブログなどでも配信していました。また、”防災みえ.jp”では、尾鷲市の”被害状況”も把握していました。ただし、ネットニュースをたまたま見ていて、21日付の中日新聞の記事に着目しました。

■中日新聞水門誤操作で床上浸水 尾鷲・三木浦、住民が閉める?三重(CHUNICHI Web)
 http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110721/CK2011072102000117.html

 この記事では、床上浸水が少なくとも4軒となっているし、写真からの判断で状況を見る限りでは、床下浸水などもあったのではないでしょうか?おそらくは、周辺一帯が、浸水したのではないだろうかと予測できます。となると、新聞記事と三木浦での被害状況は、関連があるのかどうかと考えています。記事が正しければ、被害状況を過少申告してるのではないかと感じてしまいます。

 少なくとも、昨日までの時点では、担当課などからの報告はなかったし、「三木浦で床下ってどこだろう?」とは、一部の議員とも話題になりましたが、床上浸水があったとは聞いておりませんでした。被害にあわれた世帯は、人災による被災も考えられるので、今後の対応なども必要となってくるはずです。

 朝にでも、ちょっと調査を始めます。また、現地の方で情報などあれば、メールなどで、お知らせ願えたら嬉しいです(kurage874@mbd.nifty.com)。私は、犯人探しをするのではなく、事実関係を知り、今後の対応の必要性を感じています。

◆尾鷲市 三木浦 (三木浦)の被害状況(防災みえ.jpより)
 http://www.bosaimie.jp/ks531.action?cityCode=242090

◆台風6号情報(尾鷲市街)~第4報~HCD防災・減災事業部(私のブログでも配信)
 http://crepm.exblog.jp/16621706/
by owase874 | 2011-07-22 03:00 | 防災とまちづくり

台風6号関連の情報まとめ(尾鷲市街)

 暴風警報も解除、避難勧告も解除されました。

 これまでの情報をまとめておきます。リンク先も、私の文責です。

■平成23年 台風第6号に関する三重県気象情報 第3号
 http://crepm.exblog.jp/16615817/

■台風6号情報(尾鷲市街)~第1報~HCD防災・減災事業部
 http://crepm.exblog.jp/16617667/

■台風6号情報(尾鷲市街)~第2報~HCD防災・減災事業部
 http://crepm.exblog.jp/16618044/

■台風6号情報(尾鷲市街)~第3報~HCD防災・減災事業部
 http://crepm.exblog.jp/16619091/

■台風6号情報(尾鷲市街)~第4報~HCD防災・減災事業部
 http://crepm.exblog.jp/16621706/

◆参考サイト
■尾鷲市土砂災害情報相互通報システム・トップページ
 http://dosya-info.city.owase.lg.jp/

■緊急情報 尾鷲市役所
 http://www.city.owase.lg.jp/public/disainfo/index.cfm

■気象庁 潮汐・海面水位のデータ 潮位表 尾鷲(OWASE)
 http://www.data.kishou.go.jp/db/tide/suisan/suisan.php?stn=OW

■防災みえ.jp
 http://www.bosaimie.jp/index.action

■中部地方整備局 メール通知サービス
 http://mobile.chubu-its.jp/mail/pc/index.html
by owase874 | 2011-07-20 09:57 | 防災とまちづくり

避難準備情報が発表されました

 台風6号関連の情報です。

 さきほど10時に、尾鷲市災害対策本部からのお知らせがありました。

 以下、内容を転送します。

 「午前10時、避難準備情報を発表します。台風の接近に伴い今後も800mm程度の大雨が予想されておりますので、山沿いや川沿いにお住まいの方は速めに避難してください。」

 この台風は、平成16年9月の台風21号に匹敵する恐れがあるとも発表されています。雨、風ともに勢いがあるので、引き続き警戒が必要です。なお、尾鷲市の災害情報は、携帯電話のメールにも転送させることが可能です。

■土砂災害情報相互通報システム・トップページ 
 http://dosya-info.city.owase.lg.jp/
by owase874 | 2011-07-19 10:16 | 防災とまちづくり

尾鷲市土砂災害総合防災訓練

日曜日、訓練の様子を見てきました。

土砂災害情報相互通報システムの運用をみたかったので、4.9GHz広帯域無線LANの技術力と汎用性には、いますぐにでも東日本大震災で活用したいと感じました。おそらく、東日本大震災では、利用されていないと思います(情報求めます)。
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運用試験中


この日は、地震・津波観測監視システム陸上局舎に災害対策本部がおかれ、古江町の公民館とやり取りを試験していましたが、動画も音声も、なめらかに送受信されていました。
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地震体験車


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みえかぜによる薬品搬入


古江地区の多くの住民が、避難所となっている古江公民館に集まっていました。NTTドコモが、携帯電話での尾鷲市防災情報の登録を支援していました。高齢の方も含め、多くの方が登録をしていたのが印象的でした。しかし、キャリアがNTTドコモに限られたので、auやソフトバンクの持ち主にとっては、ちょっと残念でした。

今回は、土砂災害の訓練でしたが、津波を想定し、かつ小中学校などの児童生徒も対象にした総合防災訓練の実施を、尾鷲市でいち早く開催されることに期待しています。すでに、小学校単位では、高台に逃げる避難訓練などを実施していますが、総合的にやってもよいと感じています。
by owase874 | 2011-06-14 03:02 | 防災とまちづくり

全国災害ボランティア議員連盟総会と研修会に参加する

 30日の夕方に尾鷲を出発し、東京に着いたのが24時前でした。あらためて、首都の遠い地域にいることを実感します。

 31日の12時からの総会は、永田町の衆議院第2議員会館で開催されました。セキュリティがあって、荷物も体もX線検査し、IDカードによるチェックを受けるようになっています。集まった議員は、市町村議員や県議会議員、国会議員など約40名ほどでした。会員数は、約130名いるとのことで、3年目になる議連も全国的な拡がりとなってきました。三重県からは、私だけの参加と思っていましたが、三重県議会議員の藤田議員と、水谷議員の姿もありました。名刺交換させていただきましたが、鈴鹿市選出の藤田議員は、”東日本大震災に関する復旧・復興支援支援調査特別委員会”の委員長を仰せつかっているとのことでした。ぜひとも、今後の連携に期待したいと感じています。

 総会では、前年度の決算報告や、新役員の選出、新年度の計画や予算などが承認されました。もともと、福井県や新潟県の議員が発起人であったこともあり、新役員の体制も両県の選出が多い傾向です。また、参加している議員には、県議会議員が多かったので、議連の性格からも、国会議員や県議の参加は妥当かと感じました。市町村議会の議員では、災害ボランティアを議員として考えたとき、大枠の枠組みなどで時期尚早となることも多いと感じています。たとえば、尾鷲市に置き換えても、防災計画など見れば、ボランティアの記載はあるにしても、私のような存在は有益とは見ていません。人として敬遠しているのであれば別ですが、外とのつながりを持つコーディネーターであるには違いないと感じるので、自治体としてはもったいないことです。あと、議員の中に、災害ボランティアを理解できる層がどれだけいるのかも、議会側の進展がない原因だと感じています(これは私の力不足です)。

 総会のあとの研修では、辻元清美首相補佐官(災害ボランティア活動担当)による、「震災ボランティアの状況と対策」と題した講演がありました。さすがに、自身がNGOの出身(ピースボートの設立者)だけあり、今回の震災における行政との対応では、かなり興味深い内容でした。しかし、辻元氏による働きかけで、改善されたり、新設されたりしたこともあるようですが、その広報まではいきわたっていないこともありました。たとえば、高速道路の通行料が無料となる”災害救援車両”の認定などについても、国の方針が決まっているようでしたが、各自治体で対応がバラバラであることを、辻元氏は知りませんでした。しかし、この件では、ちゃんと実態調査をやって、議連のホームページでも報告すると約束していました。
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辻元清美議員と、村井宗明議員


 講演後は、ディスカッション形式でやり取りがされましたが、私もボランティアパック(自治体からボランティアをバスで派遣する事業)について、現状と支援を訴えることができました。といっても、有益な回答があるわけでもありませんでしたが、三重県では、官民協働の支援でボラバスが出ています(岩手県下閉伊郡山田町に派遣)。たとえば、福井県なんかは、ボランティア基金を積み立てているし、西宮市議会では、行政が専決処分でボラバスの費用を予算化したとも話がありました。自治体間でバラバラですし、その資金源もバラバラなので、同じボランティアを派遣するにしても、手弁当と行政支援が入り混じっている格差を感じました。こういった改善は、地方議会では時期尚早であるので、国や県の方針が待たれるところです(ということは、地方議会で方針が決まれば、それは画期的な事例となります)。

 また、ボランティアセンターの運営や支援についても、社会福祉協議会を主体とするボラセンと、NPOを主体とするボラセン、その両者が協働するボラセンと、災害実に多種多様である現状も報告されました。これは、実際に支援をしている議員や、私自身も実感する部分ですが、社協にスキルが乏しい場合、それだけで大きな障害になることも多々あります。今回の震災におけるボラセンをみても、社協がNPOを敬遠したり、外部からの参画にナーバスとなっているボラセンは、ボランティアもニーズの数も少ない傾向です。また、情報発信が非常に乏しいとも感じます。資金面に関しても、社協が共同募金会に頼りっぱなしであるのに対し、独自で資金を調達できるNGOやNPOに、大きく水をあけられている印象です。私としては、NGOやNPOを使わない手はないので、官民協働でフレキシブルに運営するほうが得策だと考えています。しかし、それができるかどかは、組織ではなく人の采配であることも知っています。これが、災害後の支援で遅れがでるのは、人災であるといわれる所以です。

 今回のボラセンの現状では、議連の議員が関わったボラセンの報告がありましたが、幹部議員の話ばかりが先行しました。確かに、名だたる災害ボランティアが議員になっているので、初めて触れる議員には、目を見張る内容です。しかし、すべてがうまくいっているとも限らないし、後方支援によるボラセン支援もあるなかで、もっと事例紹介を積極的にやってほしかったところです。ようは、私にも発言の機会が欲しかっただけですが…幹部議員の話だけでは、「実際に被災地へ赴くのが支援」と捉えられるかも知れません。また、「わたしたちの議連は、被災地に泥かきにいく集団ではない」との発言が度々ありましたが、それすらもやったことがない議員がいるとすれば、まずはそれをやったうえで、または防災コーディネータを知ったうえでの議論も必要です。参加している議員が、どれだけのスキルがあるのかも判りませんが、前提として話を進めるのはどうだろうとは感じました(経験のない議員は辞めていくだろうなあ)。

 ちょこっとですが、ここにボランティアの縄張り意識や、先輩風を感じたのは言うまでもありません。私にも苦い経験がありますが、長く現場にいると、どうしても全てを把握できたように感じてしまいます。それが奢りになったり、自信過剰になったりするので、クールダウンの必要性も実感したところです。かといって、長年の経験は、絶対に災害現場では不可欠です。ようは、新しい意見や考えを、どれだけ取り込めるかなので、やはり人に頼る部分が大きいのです。私が、設立当初からこの議連に参加しているのはこのためで、議員として何ができるのかを、先輩議員に見習うことができるからです。また、自分の考えや活動と比較することで、東紀州地域にあった防災・減災意識を浸透したいとも考えています。決して望むわけではありませんが、熊野灘沖で地震や津波が発生したあとに、真っ先に支援を訴えることができるネットワークだと考えています。これは、被災地を目指す災害ボランティアにとっては、非常に大きな要素の一つです。また、先遣隊を派遣する際にも、このネットワークは非常に重要です。

 いまだに尾鷲でも、「ボランティアが他所から来るわけない」と聞きますが、どこからでもやってくるのが災害ボランティアなので、その時に、目指す先があるのとないのとでは、大きな格差を生む原因ともなりかねません。熊野灘沖での地震や津波は、とりわけ東紀州地域が壊滅的になる可能性を秘めているので、外部からの支援を真っ先に受け入れる要素があるのかも重要なのです。私の防災・減災活動は、この一点に重きをおいて活動していますが、尾鷲で敬遠されているとすれば、どの自治体でも力を貸そう、使っていただきたいと考えるようになっています。また、今後も積極的にアピールするだけでなく、多方面で働きかけていく気持ちです(現状では実っていませんが…)。

 このあと、辻元氏が退席し、非常に有益だった研修の1番目が終わりました。東京まで政務調査に出た価値がありました。しかし、このあとの研修は、災害ボランティアにはそれほど関係のないものでしたので、聞き流すことが多かったです。また、研修の3番目は、帰郷の時間が迫っていたので、中座する事になりました(研修1で時間が押したこともあり)。本来であれば、このあとの交流会は、まさに議員とのネットワークづくりで重要なのですが、明日の議会を飛ばすことはできないので、惜しみながら帰ってきたことろです。

研修2 15時15分~
 「福島原発の安定化および原子力行政の今後」
 経済産業省 原子力安全・保安院、資源エネルギー庁
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研修3(中座) 16時40分~
 「復興の在り方と道筋」
 内閣府、財務省

議員交流会(中座) 研修終了後

 私の議員活動のなかでは、この議連と、全国若手市議会議員連盟の2つに在籍する事で、尾鷲市内にとどまらない議員間のネットワークづくりを想定しています。尾鷲にいると、井戸の底にいるような錯覚にもなることがあるので、こうして外に出て活動することは、私自身の研鑽になるのはもちろんですが、尾鷲市にとっても反映、または還元することが出来ます。
by owase874 | 2011-06-01 00:22 | 防災とまちづくり

市内橋梁の現況を視察しました

 総務産業常任委員会の管内視察に同行しました。

 午前中は、市内橋梁の現況調査をしてきました。
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文治橋、不明


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宮前橋、1933年


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北川橋、不明


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大島元橋、1987年


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八幡大橋、県が管理


 北川にかかる橋は、私にとっても身近な橋であり、水量の少なさや、護岸環境など、気になることもたくさんあります。また、尾鷲の河川は、矢ノ川、中川、北川とありますが、どれも親水化されていないので、つくづくもったいないとも感じています。
 北川については、河川の幅が狭く、増水時には、巨大な側溝のようになり危険です。護岸が削られているのもそのせいで、河口近くではより顕著に目立っています。
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宮前橋の神社側、コンクリが虫食いのようになっています


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北川公園前、護岸が削られ、用壁の土台が心配です


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北川公園の向かい側、同じように川床が減っています


 橋自体の老朽化はもとより、河口付近の低床も気になります。弥栄橋付近では、砂利や砂が堆積しているのですが、それが河口付近まで流されにくくなっています。上流域の開発の影響もあるでしょうが、河口付近の護岸がむき出しになっているので、改善されるべき課題はたくさんあります。
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中川橋、1953年


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黒渕橋、1980年


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矢ノ川橋、1962年


 北川のあとは、中川や矢ノ川にかかる橋梁も視察しましたが、こちらは比較的新しい橋でした。しかし、中川橋や矢ノ川橋は海に近く、尾鷲三田火力発電所の近くでもあるので、原油タンクのことなども気になります。
 実際に地震や津波が襲ったときに、どれだけの橋が残っているかが、その後の救援にも復興にも大きく左右します。東日本大震災でも、多くの橋梁が流失しているので、自衛隊による仮設橋の設置にたよる部分も大きいです。
 すべての橋梁を補強し、耐震化することはできないにしても、避難路としての確保や河川管理などについては、国や県をまたいでの議論を必要とします。議会としても、県議会や国会議員などとの懇談も積極的に進めていくことで、地域防災を議員として考えることをするべきでしょう。

 多くの課題が、私にできることとして見えてきたのはいうまでもありません。
by owase874 | 2011-05-17 16:21 | 防災とまちづくり

防災力と地域防災

 地域防災について、この大震災で考える機会が増えました。

 市政のほうも、地域防災計画の大幅な見直し・改革をするようですが、いままでとは違うことが起こったので、これは歓迎すべきことです。また、当日の避難行動について、一部メディアからは、「避難者が少ない」との報道を受けていましたが、これは上っ面の調べだけで、実際の避難者数は、避難所指定されていない場所を含めると、かなりの数だったように感じています。しかし、これを調査してこなかった(調査すべきことかはあるけれど)行政が、こういった報道へのデータ的対抗ができなかったのも事実です。

 3月11日を振り返ると、私は神保議員と北浦周辺の避難行動を促しておりました。避難所で待機するよりも、その方が影響力があるかと感じたからです。北浦町の高台には、避難所指定されている北浦会館があるのですが、八幡神社にのぼる人もいました。また、最も多く見られたのは、車での移動でした。これは、迎えに来ている車もあって、港町の狭い路地は、いつも以上に車が多かったです。
 また、これを裏付けると思うのですが、イオン尾鷲店、コメリ尾鷲店、エイデン尾鷲店など、広い場所(駐車場)には、多くの車が停まっていたとの報告も受けました。また、国道42号線も、明らかに避難者と思われる車が多かったようです。

 一方、あの大震災を考察すると、車で避難した(避難しようとしていた)人の多くが、渋滞などに巻き込まれたまま、津波にのみ込まれました。映像でもありましたが、津波から道路を逃げる車両が、二進も三進もいかないままというのもありました。反対に、道路を疾走できたからこそ、津波から逃れた事例もありました。こういった考察からは、「車での避難は絶対ダメ」とは言い切れないとも感じます。
 ただ、尾鷲のような狭い路地では、同じように逃げられない事態も予測できます。防災道路ともいえる広域道路が、せめて津波の影響が少なくなる地点まで伸びていればとも感じます。こういったことは、行政任せにするのではなく、住んでいる人たちの考察が、何よりも重要視されなくてはなりません。なにが命を救うのかは、本当の紙一重だと思いますが、その裏づけは必ずあるものです。

 私は、議員としては、地域防災計画の中から、防災や減災のさらなる可能性を訴え続けているつもりです。市の防災行政は、自治体でもトップクラスだと認識していますが、それでも完璧はありません。私は、市民の立場で活動している防災や減災から、議員でしかできない可能性を模索・提案しています。先の市政報告会などでは、「議員で被災地に行ったことがありますか?」などと、出来レースのような質問が飛んでいましたが、被災地にいくことだけが、議員の仕事ではありません。もっとも、行くだけなら誰でもできます。少なくとも、被災地でなにが起こっているのかを把握し、市民の立場でなにが出来るのかを考えて行動し、議員の活動に繋げていくのが私のスタンスです。

 残念なことに、私が議員の立場を明白にしていないからか、ましてや民間をはなから信じてもらっていない風土であるからかわかりませんが、私たちがやっている防災・減災の市民活動を、官民協働で地域防災を考えるステージに持ち上げていくことに、尾鷲市では至っていません。ちょっと前には、市民活動の代表として、公的機関の長とも面談をしましたが、まったく改善も進展もしていません。それどころか、民間置き去りの地域防災を考えていく話も耳にします。これが、議員の立場であれば、対応を含めてなめられたものです。そこまでされて、この地域の防災や減災を考えていく必要性も考えてしまいます。

 三重県が、官民協働で”みえ災害ボランティア支援センター”を設置できたのに、南に来ると協働のクオリティが下がってきていると思うのは私だけではないようです。これを議員の立場で圧力をかけたのでは、本当の意味での地域防災にならないのではとも感じます。しかし、議員で出来ることは、地域防災計画の見直しに、これらの課題解決を提案することができます。ここは、いままでも一般質問などで訴えてきた部分ですが、もう待ったなしではないかと考えています。しかし、市民でダメだったことを、議員で訴えても面白みはありません。ましてや、議員で通るようでは、市民が馬鹿にされているのも同然です。この違いは、私にとっては非常に重要です。

 地域防災は、防災力の向上で強固になります。これは、住民力から市民が誕生し、市民力に繋がっていくことです。行政や公的機関は、この市民力を見逃してはならないのですが、なぜに東紀州では見過ごされがちなのかと考えてしまします。
by owase874 | 2011-05-01 14:44 | 防災とまちづくり

9日付の読売新聞社会面に、私の記事が掲載されています

 読売新聞の朝刊、社会面に、私の取材記事が掲載されています。

■非日常に備え街を知れ ――バッジの資格
 http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/110409_4.htm

 購読者から教えていただき、予想以上に大きく出ていて驚きました。また、多くの方より反響をいただき、ありがとうございます。

 私が議員になったのは、災害救援ボランティアの経験が市民活動に繋がり、その延長線で議員としても発言・行動する市民になろうと決めたからです。なので、議員活動と市民活動は両輪です。

 残念ながら、議員として共有できる仲間は県内で見つけられていませんが、市民として共有できる仲間は、県内外に多数おります。防災まちづくりに積極的な、伊賀市や名張市、また桑名市などの好事例がありますので、尾鷲市においても実現に向けて奔走しようと考えております。

 今回の大震災は、尾鷲市やこの地域でも可能性ある震災として、教訓にするだけでなく、実行させることが必要不可欠です。また、今日の夜のことですが、以下の緊急集会が開催されます。駆けつけることができる三重県内の議員には、政治家として何ができるのかを考えていただきたいです。私たち議員にも、できることは数多あるはずです。

■私たちにできることを考える緊急集会・三重 -東日本大震災-
 http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2011040028.htm
by owase874 | 2011-04-11 00:18 | 防災とまちづくり

東日本大震災支援全国ネットワークが設立(全国災害ボランティア議員連盟関連)

今回の大震災の活動を、議員としてもやっています。

本日、東日本大震災支援全国ネットワーク設立総会があります。

総会には出席できませんが、歴史的な防災・減災ネットワークだと感じています。また、代表世話人となっている方のなかには、実際の交流を持っている方もいらっしゃいます。参加団体にも、災害救援ボランティアの仲間が所属している組織や団体もあります。もちろん、2004年に、災害VCで旧海山町がお世話になった組織や団体もあります。
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このネットワークには、”全国災害ボランティア議員連盟”の所属議員として参加をしていますが、”全国若手市議の会”にも所属しているので、こちらでも個別対応で活動をしています。

議員としてもできることがあるので、これをこの地域や尾鷲市でも役立つように還元していきます。
by owase874 | 2011-03-30 00:34 | 防災とまちづくり

尾鷲市で、あの津波が起こる想像ができますか?

 ブログ読者の皆さまにもお願いです。

 災害を待ち望んでいるのではありません。もちろん、尾鷲市在住でも、尾鷲出身でも、また全くゆかりの無い人でも地域でもかまいません。「もしも、今回のような津波が尾鷲で起こったら?」を考えて欲しいです。

 今回の大震災は、とりわけあの津波に対しては、被災地である東北地方や関東の太平洋沖は、甚大な被害を受けました。まちの庁舎が無くなり、防災センターですら骨組みだけになったまちもありました。行政職員や社協職員が津波にさらわれ、自治体の骨格が機能しない事態にもなっています。

 東北地方の三陸沖については、大きな地震や津波の想定はされておりました。10mを越える大堤防や、自主避難活動に見られる防災・減災の取り組みは、日本においても率先されている地域でもありました。それでも、予想をはるかに超える大津波が、すべてを押し流して壊滅状態にしてしまいました。思い起こせば、スマトラ大地震の大津波を、私たちはもっともっと教訓にするべきでした。少なくとも私は、あれはインドネシアで起こった津波で、津波に無知な住民が多いから、あれだけの死傷者がでたのだと、どこか対岸の火事のように見ているだけでした。しかしそれは、大きな間違いでした。

 文明が発達すればするほどに、便利のよさにかまけていればいるほどに、日常生活が奪われる不便さは、私たち人間力の低下を思い知らされます。携帯電話がない、インターネットができないなど、これだけで、情報が全く入らなくなってしまうのも事実です。実際は、紙媒体もあるし、素朴であっても言葉で伝達する手段もありますが、人間力を退化させてしまったことに気づかされました。

 「もしも、尾鷲市であのような大津波が発生したら」を考えてください。そして、「その津波で生き残るには?」を考えてください。さらに、「もしも生き残ったらどうするか?どのように尾鷲を復興させるか?」の意見を聞きたいです。現状の尾鷲市では、そのままの状態であれば、約2千人が死亡するとの想定です。しかしそれは、6m弱の津波での想定です。もしも、10mをはるかに越えるような津波であったならば、その数はまさに1万人規模になる可能性も否定できなくなりました。

 なにも災害や被災をあおるものではありません。いままでの想定を変えていく必要性を強く感じるのです。今回の津波警報で、私の住んでいる北浦町にも避難指示がでました。私は、家族をいち早く高台に避難させ、同じ北浦に住んでいる神保議員と避難誘導をしました。しかし、船を持っている人たちは、自分の船の様子を見に行っていたし、車で高台に避難する人が多く(高齢者を迎えに来る車も)、狭い路地は渋滞もしました。聞けば、42号も車の往来が一気に増えたとのことです。

 しかし、もちろん私たちのような立場の人間もですが、逃げようとした人たちまで、あの津波から逃れることができませんでした。今回の津波で明らかになったことの一つに、津波の犠牲者に、行政職員や消防団員、社協職員をはじめとする介護士やヘルパーなど、避難の広報や、災害弱者などの避難を介助していた人たちが多いことです。これは美談ではなく、その後の復興に大きく格差を生じる結果を招いている現実です。だからといって、使命感を放棄せよともいえませんが、生き残らなければ、そのまちの将来をも決めてしまう結果になることもあるのです。だからこそ、そうならないために考えるべきことは、同じように津波の被害を受ける、私たち住んでいる者すべてが考えていかなければなりません。

 コメントでも、メールでもかまいませんので、あなたが考える被害想定と対策、復興案などを聞かせてください。私独自も内外より資料などを集めていますので、必ず議会の現場で役立たせていただきます。まずは、生き残るための策ですが、生き残ったあとの策も必要です。

端無徹也(はなしてつや)
kurage874@mbd.nifty.com
0597-22-8618(FAX)
〒519-3606尾鷲市北浦町1-8
by owase874 | 2011-03-26 11:25 | 防災とまちづくり


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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