カテゴリ:定例会の報告( 79 )

第2回定例会が閉会しました

 22日、第2回定例会(6月定例会)が閉会しました。

 はじめてづくしのような定例会でしたが、全会一致で全ての議案が可決されました。今回より、予算・決算常任委員会が設置され、補正予算が計上された全ての担当課からの説明を受けて審査をしました。はじめてのことでしたが、全ての審査をするということは、前もっての議案調査が必要になってくるので、補正予算の計上数によっては、時間的な制約の中で取り進めることになります。

 反対に、これまでの常任委員会では、予算にかかる審査がなくなり、条例の審査がほとんどでした。条例の一部改正などは、国や県に準ずることが多いので、議論になることが少ないのが現状です。しかし、条例についてより考える機会が増えたので、条例について他の自治体と比較することが多くなりました。

 ただし、所管する担当課にかかる議案(予算や条例など)がない場合は、原則的に常任委員会での審査はありません。それは、これまでも同じですが、事業の進捗などによっては、担当課より説明を受ける場合があります。今までならば、担当課主導で説明がされてきましたが、今回より常任委員会の呼びかけによって、全ての担当課が参集することになりました。

 これは、私にとっては画期的なことでしたが、定例会中でなくてもできることであるし、常任委員会ごとでなくとも、全議員が定期的に説明を受けてもかまわないと感じたところです。また、こういったところに、議会改革が種があるように感じました。例えば、2ヶ月に一度とか、市政における事業の進捗状況の説明を聞くことができて、それを議会の目線で、市民向けに公開できるような仕組みをつくればとも考えたところです。通常であれば、常任委員会を開催すればいいだけですが、定期的にやっているわけではありません。

 このことについては、ちょっと他の自治体の例などないか、調査し始めているところです。
by owase874 | 2010-06-24 01:34 | 定例会の報告

生活文教常任委員会の審査

 今日は、所属する常任委員会の審査でした。

 予算・決算常任委員会で、すでに予算にかかる議案の審査を終えているので、ここでは、条例の廃止を目的とした議案の審査でした。議案の内容は、議案第43号 尾鷲市死亡獣畜焼却場使用条例の廃止についてでした。昭和42年に公布された条例は、その役目を終えるともに、全会一致で廃止が可決されました。

 その他事項では、内山委員長のはからいもあり、所管する担当課の課長以下職員が参集してきました。議案には関係がなくても、先に認めた予算の執行状況や、事業の進行状況の説明が受けられたので、「行政(担当課)は、何をやっているのだろう」の一端を知ることができます。

 反対に、予算・決算常任委員会の設置により、予算にかかる議案が減ったぶん、生活文教常任委員会の審査事項が減ってしまいました。今回は、条例の廃止の議案が1件のみだったので、よけいに感じたところですが、その他事項で上記のような説明を求めることは、全議員に知っていただくほうがよいとも感じます。

 厳密に解釈すると、定例会では議案の審査のみが求められているので、その他事項は定例会の委員会でする必要がないのかもしれません。本来であれば、定例会の閉会中にやるべきことなので、全員が知る必要性も含めて、今後の検討課題になるかも知れないと感じたところです。

■各担当課からの説明事項
・環境課
 ・尾鷲水産加工センターの現況について
・市民サービス課
 ・平成23年度尾鷲市国民健康保険税の改正(案)について
 ・平成22年度前期高齢者交付金について
・福祉保健課
 ・平成21年度尾鷲市健康づくり推進協議会事業実績及び平成22年度事業計画
  ・子ども手当ての状況について
・教育委員会
 ・平成22年度スクールバス運行状況について
 ・バッテリー式車いす用階段昇降車の購入について
 ・学校耐震整備事業について
 ・マイはし文化定着事業の概要について
  ・学校支援ボランティアについて
  ・学習支援ボランティアについて
・尾鷲総合病院
 ・(紙ベースの資料がなく、事務長の現況説明のみ)
by owase874 | 2010-06-21 21:13 | 定例会の報告

総務産業常任委員会の傍聴

 委員会の傍聴をしました。

 関心のあった水道部は、午後からになったので、所用で傍聴できませんでした。

 審査事項は、条例の一部改正や制定でした。予算にかかる部分は、予算・決算常任委員会で審査済みでしたので、その他事項の説明を傍聴するのが目的でもありました。

■総務課
 ・議案第38号、議案第39条、議案第40号、議案第41号 

■税務課
 ・議案第37号、議案第42号

■市長公室
  ・過疎地域自立支援促進法による地域指定について
  ・総合計画策定スケジュールフロー図

■新産業創造課
  ・海洋深層水取水障害対策事業に係る今後の関係事項

■水道部
  ・県下各市及び紀北町の水道料金の状況
by owase874 | 2010-06-18 15:23 | 定例会の報告

予算・決算常任委員会の審査

※書きかけです
by owase874 | 2010-06-18 15:22 | 定例会の報告

議会構成が決定する

 議会構成が決定しました。

■議長
 南靖久(3回目)

■副議長
 北村道生議員(初、日本共産党)

■監査
 高村泰徳(4回目)

■議会運営委員会
 三鬼孝之(委員長)
 中垣克朗(副委員長)
 三鬼和昭、濵中佳芳子、真井紀夫、與谷公孝、端無徹也

■予算・決算常任委員会
 三鬼和昭(委員長)
 濵中佳芳子(副委員長)
 議長を除くすべての議員

■総務産業常任委員会(8名)
 真井紀夫(委員長)
 三林輝匡(副委員長)
 南靖久、濵中佳芳子、中垣克朗、高村泰徳、與谷公孝、神保美也

■生活文教常任委員会(7名)
 内山鉄芳(委員長)
 田中勲(副委員長)
 濱口文生、北村道夫、三鬼和昭、三鬼孝之、大川真清、端無徹也

■紀北広域連合議会(6名)
 南靖久、真井紀夫、内山鉄芳、田中勲、濵中佳芳子、與谷公孝

■三重紀北消防組合議会(4名)
 南靖久、真井紀夫、三鬼和昭、三鬼孝之

■東紀州農業共済事務組合議会(2名)
 真井紀夫、三林輝匡

■尾鷲市農業委員会委員(1名)
 真井紀夫

 以上になりました(順不同)。

 また、6月3日付で、会派ができました。

■政進クラブ
 田中勲(代表)、三鬼孝之

 これにより、私たちの尾鷲維新(神保、三林、端無)と、市民会議「おわせ」(三鬼和昭、南靖久)の3会派となりました。
by owase874 | 2010-06-04 22:02 | 定例会の報告

議案第44号に起立せず

 第2回定例会がはじまりました。

 今日は、議案第44号の審査と、議会構成の改選でした。

 まず、海洋深層水事業に関係する工事請負費を、1日も早くに決定(可決)する必要があるというので、前倒しで審査することになりました。所管する総務産業常任委員会は、私の所属ではないので、今回も傍聴することになりました。

 冒頭、副市長より説明があり、先だって随意契約した業者が、実は三重県より入札の指名停止を受けていたということで(独禁法3条違反、停止期間:H20.08.06~H22.08.05の24ヶ月)、経過の説明というよりは、釈明とも弁明とも受け取れました。しかし、地方自治法施行令第167条の2には、随意契約について記載されており、この第5号と第7号を根拠としていることも明らかになりました。

 簡単に言うと、指名停止処分を受けていても、随意契約であれば契約ができるということです。

◆建設工事等の資格(指名)停止措置中業者一覧(三重県庁公式サイト)
 http://www.pref.mie.jp/TOPICS/2007070245.htm

 説明の内容は理解できましたが、後出しじゃんけんのようでもあり、今回の契約が、特例中の特例であったことは否めない状況でした。執行部の説明としては、十分にされたのかもしれませんが、やはり市民に説明することを考えたとき、どこか心もとない気持ちを解消するまでには至りませんでした。

 結局、委員会採決では賛成多数で可決され、本会議場での採決でも、賛成多数で可決されました。本会議場での反対は、私の会派3名(神保、三林、端無)と、大川議員の4名でした。今回は、会派の事前協議はありませんでしたので、それぞれが情報を共有するなかで判断したところです。

 正直に言って、本会議場での反対は、賛同者が少なくなるにつれて、不安や後味の悪さが残ります。それまでの苦労も知っているつもりなので、執行部の担当者たちの顔色を気にすることもあります。しかし、市民より負託を受けている以上は、対峙することもあるし、その側に立って考えを決断するのが、自分自身の役目だと信じています。

 それでも、これで工事請負費が決定し、工期70日のうちに改修工事が行われることになります。再発の不安を残したままだと感じるのですが、議案が通過した以上は、今後の行方を見守るだけです。4名の議員しか反対をしていないということは、多くの市民は「工事やむなし」との考えであったということになるのでしょう。

 それでも、4名の議員が不安視するだけの内容であったことは、市民にも同様の不安があるということです。
by owase874 | 2010-06-04 21:43 | 定例会の報告

第1回定例会が閉会する

 25日(木)は、定例会の最終日でした。

 委員長報告のあと、議案に対する反対討論があり、採決の結果、第1号議案、第2号議案、第4号議案が賛成多数でした。また、残りの26議案が全会一致でした。これにより、上程された全29議案が可決されました。議案の採決は、起立をするか、手をあげるかですが、今回の可決により、平成22年度の当初予算約82億円あまりが執行される手はずが整いました。その重責を担っていることに誇りを持ちながら、今後もきちんと精査し、わずかな額であっても、市民にとって有益がどうかを議論しくことにかわりありません。

 また、発議第1号が上程され、尾鷲市議会委員会条例の一部改正が可決されました。これは、「予算決算常任委員会」を新たに設置する条例で、これ以降の定例会や臨時会で、予算や決算の審査をする場合は、この常任委員会に付託されることになります。また、総務産業や生活文教に関わる予算以外の議案(条例など)や報告などは、これまでの常任委員会に付託されます。
 予算審査が一本化されたことで、同じ議案を全議員で審査することができます。例えば、今回の定例会で言えば、私は生活文教の所属なので、総務産業の審査には口出しができませんでした。しかし、本来は同じ議案なので、もどかしい気持ちがありました。今後は、同じ予算の議案は一括審査できるので、こういったことがなくなります。

 4月より、当初予算をもとに事業が進められ、予算が執行されていきます。予定外の支出入が出たときは、補正予算として臨時会や定例会で審査されることになります。安易な補正には疑問もでますが、平成21年度でいえば、11回の補正予算が審査され、当初予算が約78億6千万円だったのが、11号補正によって約93億8千万円まで膨らむ結果となりました。1年で約15億もの支出入があったわけですが、結果として市民一人当たりに、約42万円あまりの予算が執行されたことになります。
 漠然としたものを数字(データ)に置き換えると、見えてくることもあります。93億といわれれば、途方もない数字ですが、42万円といわれると、なんだか身近に感じます。私はこれを市民感覚と感じるのですが、尾鷲市の財政的な動きは、市民一人一人が関心を持つように心がけていかなければなりません。そういう時勢にいることを自覚することで、「私たちには何ができるのか?」を実践する年にしていかなければなりません。
by owase874 | 2010-03-27 12:12 | 定例会の報告

公共施設耐震問題特別委員会の審査

 特別委員会の内容は、学校耐震に関する予算審査でした。

 向井小学校の耐震補強に関する審査でしたが、平成22年度に予定していた補強工事の予算を、国からの補助金に都合によって、平成21年度に計上することになりました。そのために、4つの議案を審査することになりました。

教育委員会
・議案第1号 平成22年度一般会計予算の議決
・議案第8号 平成21年度第10号補正予算の議決
・議案第28号 平成22年度第1号補正予算の議決

 以下の議案が、最終的な耐震補強の予算になります。
・議案第29号 平成21年度第11号補正予算の議決

・歳入のうち、国庫支出金 1768万8千円
・歳入のうち、市債 2070万円
・歳入のうち、一般財源 140万7千円

 それぞれの詳細は、国庫支出金が、安全・安心な学校づくり交付金になります。市債は、学校教育施設等耐震整備事業債になります。一般財源は、財政調整基金からの繰入金になります。

・歳出のうち、向井小学校の耐震補強事業費 3979万5千円
 内訳
  設計委託料 126万円
  工事請負費 3853万5千円

 議案によって、予算の減額や増額が生じたので、資料を目で追うのに苦労しました。予算を繰上げで計上した理由は、「安全・安心な学校づくり交付金」の適用が受けられるようになったためですが、簡単に説明すると、平成22年度に予算化するよりも、平成21年度に予算化するほうが、尾鷲市の一般財源からの持ち出しが少なくなりました。

 ・安全・安心な学校づくり交付金交付要綱
  http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/06082202/001.htm

 議案の採決については、議案第1号が賛成多数で、議案第8号、第28号、第29号が、全会一致で可決されました。
 以上の審査をもって、全ての議案の審査が終了しました。

 その他の報告では、尾鷲市中央公民館の耐震診断結果が報告されました。結果としては、建物1階の一部に、耐震補強を必要とするとのことでした。今後どうするのかについては、検討しているとのことです。
e0105019_2264194.jpg
公共施設安全診断一覧表


 また、「公共施設安全診断一覧表」が、私の発言がきっかけに資料配布されました。岩田市長が、「資料配布を検討します。」と言ってから、ようやく実現した形になりますが、昨年11月末に作成されていた資料だったので、「ここまで引き伸ばす必要性はあったのか?」と感じました。配布が遅れた答えになるかはわかりませんが、「(資料内容としては)たいしたことない。」との軽率とも受け取れる発言を何度かされているので、議会側が(耐震問題を議論する)特別委員会を設置した状況との隔たりを感じました。
 この件については、予算の審査ではありませんので、後日に考察します。
by owase874 | 2010-03-25 03:01 | 定例会の報告

生活文教常任委員会の審査~尾鷲総合病院~

尾鷲総合病院
 病院がどのくらい深刻な経営状況であるのかを、わかりやすく説明します。地元の総合病院(救急病院)がなくなるかもしれないタイムリミットが近づいてきているのです。

◇医師数の減少
 ・尾鷲総合病院の医師数が、常勤16名、うち1名は派遣医師
 ・昨年度より内科医2名が退職する
 ・基本的に、三重大学からの派遣医師に頼っている

◆昨年度と比較した場合の主な支出入
 ・医業収益(収入)が、1億2119万円も減少
 ・医業外収益(収入)が、9146万6千円も減少
 ・医業費用(支出)が、1862万7千円も増加
 ・医業外費用(支出)が、2億2675万3千円も増加

 簡単にしていますが、見ての通り、昨年度と比較しても、収入が減り、支出が増えている状態です。そのため、平成22年度に見込まれている赤字額は、6億7364万6千円になります。また、これによる累積赤字は、45億9739万4千円にも膨らみます。すでに、手元に現金がない状態なので、一時借入金という5億円の借金をします。しかし、これも返済していかなければなりません。

 「さて、どうしましょう?」

 今の尾鷲総合病院に必要なことは、この次の1手です。議員の大半は、医師の確保を要求するものでした。確かに、あと5人と説明を受けた医師が派遣されれば、急激な破綻は免れるかもしれません。しかし、医師の確保は、どの地方自治体においても難題です。医師そのものの数が不足している担当科すらあります。
 私の場合は、「電子カルテなどの導入」の提案でした。これは、岩田市長も言っているように、多額の出費がいる改革なので、慎重に議論される項目です。しかし、世の流れは電子カルテであるし、主な派遣先の三重大学も電子カルテです。昨年、同規模の公立宍粟総合病院を視察してきましたが、先手を打つ行動が功を奏している印象を受けました。

 ・公立宍粟総合病院の苦労と現実

 岩田市長の答弁で気になったことは、「新しい事務長を外部招聘する。その方に、全てをお任せしたい。」との趣旨の発言でした。すでに病院改革プランが出来上がっており、それにしたがって改革が進められているのかと思えば、そのプランすら蔑ろにして新事務長に荷を持たせるのかと感じました。新事務長の外部招聘は、岩田市長の考えなので否定はありません。しかし、岩田市長が望む尾鷲総合病院を創造した上で、その実現のために事務長を新しく迎えるべきではないでしょうか?新しい事務長が、電子カルテや医用画像配信システムの導入を決めれば、そのままGOサインを出すのでしょうか?
 委員会後に、議員たちで話し合っていると、「岩田市長には、責任だけ取ってもらう方がいいのかもなあ。新事務長が働きやすい環境を提供するだけでね。」と考えていました。

 また、私も一般質問でふれたことに、尾鷲総合病院の公式サイトの貧弱さもあります。見るからに素人が作成したようなサイトで、古い情報のままで掲載されている場合もあります。できることからなんでもしないと、病院の経営は改善されません。地域で支える体制作りは、まちなか集客のような、まちづくりの夢を語りよりも先にすることではないでしょうか?
by owase874 | 2010-03-25 02:18 | 定例会の報告

生活文教常任委員会の審査~教育委員会~

教育委員会
・歳入のうち、障がい児学級介助員配置事業 1118万円

 障がいを持った生徒への、介助員の配置については、満足できる結果ではありませんが、納得のいく配置数となりました。今後は、生徒や保護者の要求に見合った、介助員がさらにスキルアップできる環境整備に期待しています。また、地域福祉を考える上でも、地域が障がい者を支える環境整備も必要です。

 ・加配の内訳
  尾鷲中学校 3名
  尾鷲小学校 2名
  宮之上小学校 1名
  矢浜小学校 2名
  向井小学校 1名
 
・歳入のうち、学校活性化支援事業 218万7千円
 小学校7校分 145万6千円
 中学校2校分 48万1千円
 幼稚園2園分 25万円

 予算の内訳が、小学校145万6千円、中学校48万1千円、幼稚園25万円となっています。全て一般財源からの持ち出しです。この事業には、岩田市長鳴り物入りの、マイはし作りも取り入られています。ただし、所信表明にもあったような、マイはし文化をどのように定着していくかのビジョンは、説明を求めましたがわかりづらかったです。

・歳入のうち、外国語活動支援員報償費 59万4千円

 平成23年度から、小学校で外国語(英語)の授業が始まるために、前倒しで平成22年度より、外国語ボランティア5名を小学校に配置させる新規事業です。ALT事業に絡めて、私も提案してきたことなので、趣旨には賛同できます。しかし、小学校数が7校であることを考えると、配置される日数などが少ないと感じました。
 実際には、5名の外国語ボランティアは、1日4時間勤務で18日間配置されます。また、5月の連休明けには、事業を開始する予定です。

・歳入のうち、学校教育支援事業 311万6千円

 尾鷲中学校に、学習支援ボランティアを5名と、ハートケア相談員を1名採用する事業です。ボランティアについては180日、相談員については、週19時間36週程度の勤務となります。学習支援ボランティアについては、尾鷲市のように教育委員会が直接支援する場合と、専門性のあるNPOなどに業務を委託する場合、市民団体が自主活動で支援するなど、全国的にもさまざまなです。私の考えでは、どのプランも尾鷲市においては必要と感じるのですが、それは子ども(生徒)の受け入れ先は、選択できることが大切だと考えているからです。
 ただし、授業が嫌で教室に入りたがらない生徒や、勉強自体が嫌いな生徒がいるとすれば、ハートケア相談員の協力を得ながらの学習支援が想定されます。しかし、まずは家庭での教育支援も必要です。地域で子ども(生徒)を支えていくのは、全ての大人の責任です。

・歳入のうち、乳児学級補助金 417万8千円

 市内唯一の私立幼稚園である、九鬼ひまわり幼稚園に対する補助金になります。園長を含めて3名の職員がおりますが、このうち2名の保育士への補助金です。しかし、私立であることから、公的機関にはほとんど情報がありません。もちろん、尾鷲市の公式サイトにも掲載はありません。

 ・尾鷲市立幼稚園・小学校・中学校一覧
  http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?co=ser&frmId=40

 市立と私立の違いはわかりますが、「地域住民」を考えれば、「九鬼にも私立だけど幼稚園はあるよ。」という広報をしてあげるくらいの器量が欲しいものです。どうも、このようなところに、行政のお役所仕事を感じます。

・歳入のうち、幼稚園・小学校・中学校の管理費のなかの消耗品費
 小学校7校分 797万9千円
 中学校2校分 390万4千円
 幼稚園2園分 54万円

・歳入のうち、幼稚園・小学校・中学校の管理費のなかの備品購入費
 小学校7校分 369万9千円
 中学校2校分 231万円
 幼稚園2園分 27万4千円

・歳入のうち、幼稚園・小学校・中学校の施設整備の中の修繕料
 小学校7校分 470万円
 中学校2校分 144万6千円
 幼稚園2園分 45万円

 以前、常任委員会で学校訪問をしたときに、学校長より要望があったなかで、「学校(長)裁量で執行できる予算が少ない。」との話を聞きました。備品や修繕については、各学校からの要望を、教育委員会が優先順などをつけて整備をしていきますが、消耗品費などは、学校長(園長)裁量で執行できる予算になります。
 しかし、担当課の説明では、この額が年々減少し、学校長(園長)に委ねられる予算が減額され続けている現実が浮き彫りになりました。例えば、尾鷲小学校においては、消耗品費は年310万9千円となっています。教育の充実を図るのであれば、このような予算額の見直しも必要ではないかと感じるところです。

・歳入のうち、公民館活動経費 393万3千円

 市内13の公民館で、約900の講座・学級を開催する事業です。このうち、新規事業の中に、「マイはし文化定着事業」が盛り込まれていました。事業内容には、①「マイはし」 文化講演会の実施、②三重県が実施する「尾鷲の森林と木の文化体験講座」と連携を図る、③大学等が実施する「漆の箸教育事業」と連携を図る、④各地区公民館において市民を対象に「マイはし作り講座」を開設、とありました。
 少なくとも、①~③については、他所に事業を依頼する形に感じます。この件についても、「学校でのマイはし作り」と絡めて質問しましたが、岩田市長のマイはし文化構想は、市長としてやらなくとも、誰にでもできることだと実感しました。誰もしないことをやる意欲に夢はあっても、だからといって市の施策にとりいれるのかと感じたところです。私がこの趣旨でやるならば、間伐材を使用した割りばしの推奨の方が、もっとも有益ではないかと考えるところです。

・歳入のうち、文化会館管理運営費 5147万1千円

 尾鷲市民文化会館指定管理料4950万円が含まれており、残りは修繕料になります。事業内容が安直だったので驚きました。収入が1149万7千円であるのに、支出が6099万7千円にも膨らんでいます。公的機関であるので、赤字は当たり前という体質があるのではないかとも感じる数字です。また、支出のうちの大半を占める管理費4873万4千円も考えると、来年度にはメスを入れる必要を感じます。昨年だったか、このような状況の中で、人気映画の無料上映会などもやっていたので、今年度の活動実績などには注目していこうと、議員間でも話し合ったところです。

・歳入のうち、美し国三重市町対抗駅伝参加事業委託料 61万円

 三重県の市町対抗駅伝の負担金になりますが、以前の決算委員会においても、「TV中継もされない駅伝に、わずかとはいえ負担することに疑問を感じないのか?」と正したことがあります。今年は、TV中継されましたが、通常の駅伝のような中継ではなく、固定カメラによる中途半端な中継で終わってしまいました。ちなみに、第1回目の尾鷲市は21位(2:44:24)、2回目となった今年は22位(2:41:52)でした。出走される方には全く異論はありませんが、このような取り組みを半ば強制する県には疑問を感じます。


 教育委員会の審査は以上ですが、その他事項で紛糾する内容がありました。私も意見しましたが、言葉足らずの点があったようです。その弁解も含めて、後ほど考察します。
by owase874 | 2010-03-25 02:17 | 定例会の報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
 kurage874@cream.plala.or.jp 

なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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