カテゴリ:定例会の報告( 79 )

2日目の審査 総務産業常任委員会

 昨日2日目の委員会は、税務課・監査委員事務局・防災危機管理室・水産農林課より説明を受けました。

 税務課の説明では、以前に財務についての研修会を受けていたので、市税の落ち込みや滞納金・収納率などといった、尾鷲市の現状も踏まえながらの質問を求めました。

 尾鷲市の人口が減ると、当然市税も減少するので、そのための対策は、どこの自治体でも懸念するべき課題となっています。しかし、義務として納税する市民が大半を占めている中で、税金を滞納する市民も増えているとのことで、実際の滞納額は以下のようになっています。

 個人の市税 145,887,000円
 法人の市税   5,267,000円
 固定資産税 339,751,000円
 軽自動車税   8,844,000円
 都市計画税  53,587,000円

 合計すると、滞納額は553,336,000円にもなります。家庭の事情や低所得などで、100%の収納率は無理だとしても、滞納額の収納率は、10%台(10.0%~19.4%)しか望めないとのことでした。この収納率も、年々減少傾向にあり、尾鷲市においては、低い設定となっています。

 実際に、悪質な滞納者に対しては、預貯金の差し押さえなどの強制執行も辞さない態度で納税していただいてるとのことですが、本来であれば、税金は形を変えて自分たちに返って来る財源であるので、自ら進んで納税していただきたいのが本音です。

・・・・

 防災危機管理室の説明では、備蓄物資の購入に関連して、「災害発生後の救援・支援物資の受け入れに、何か取り決めはあるのか?」との質問しました。というのは、災害発生後における救援・支援物資は、現地の受け入れ態勢の如何を問わず、膨大な量と種類が現実となっており、中越地震が記憶に新しい新潟県長岡市では、今後は個人によるこれらの物資受け入れをしない方針を打ち出しています。物資の整理に追われて、本来の活動の妨げになるのが大きいな理由です。

 実際には、2年前の旧海山町豪雨災害においても、総量の50%にあたる個人からの物資が、要求しなくてもひっきりなしに届き、数百種類・数万点に及びました。

 私の質問に対する回答は、「この地域は(地震発生後は)国道42号線も寸断される可能性が高いので、これらの物資は届かないこともありうる。」、「大量の物資は予想されないのではないか。」でしたが、旧海山町での現実があるだけに、資機材の備蓄や経過によって変化する必要物資や、(受け入れるのであれば)受け入れ態勢は、議論されていい課題だと考えています。

 愛知県内で資機材を備蓄し、災害発生時に全国展開しているレスキューストックヤードの存在や、各種災害発生時に本当に必要な資機材など、行政が把握しきれない情報は、まだまだ存在します。

・・・・

 水産農林課の説明では、毎年のように論議されていると言う、サル害の対策について議論が交わされました。北村議員の一般質問でも取りざたされたように、里山に出没してくるサルの数は、年々増加の傾向にあり、作物の被害だけなく、人への危害も報告されるようになっています。

 サルとの知恵比べのような現状が続いている中で、行政と市民の連携した取り組みが鍵になるのでしょうが、全国的な事例も調べた上で、最適な対策を講じる必要が求められています。私が聞いたところによれば、「根気よく追い払う」が最適とのことでしたが、高齢化の地区や日常的な支援のことも考えると、人材確保も含めて議論と実践を続けなければなりません。
by owase874 | 2007-03-15 03:20 | 定例会の報告

常任委員会が始まりました。

 付託された議案を審議するために、総務産業常任委員会が始まりました。

 日程は、3月13日からの4日間を予定していますが、平成19年度尾鷲市一般会計予算の審議が多いので、予算書や補正予算書、または議案書を何度も確認する作業が続きます。

 初日は、市長公室・議会事務局・出納室・総務課より説明を受けました。

 おおまかには、それぞれの課の説明人が、関係する歳入と歳出を説明するのですが、私は、市長公室が説明した、「歳入 第2款 総務費 第5目 企画費 3.広域事務経費 負担金」について、さらに説明を求めました。この負担金とは、「東紀州観光まちづくり公社負担金」のことで、県の事業体である「三重県東紀州地域活性化事業推進協議会」が、新年度から、新たに名称替えして公社化を目指すための負担金と言うことでした。

 この公社化のために、県が配分する事業予算の2分の1を、東紀州地域の2市3町の自治体が、それぞれが負担金を出し合うというものでした。それには、まず各自治体の足並みが揃わないと、2分の1の事業予算が確保されない懸念があるのと、県の予想より少ない場合は、それだけ事業予算も少なくなります。また、各自治体から職員を出向させるので、その分の経費も、行政負担となってきます。

 尾鷲市においては、「平成19年度は観光交流元年」と、市長も所信表明で宣言しているだけに、市独自の取り組みと、東紀州地域としての取り組みに、どの程度の関連性を持たせるのかも課題が出てくると予想されます。

 委員会での説明だけでなく、市長公室に出向いて説明も受けましたが、数少ない人材のやりくりも含めて、市行政と県行政の情報共有や、情報交流によって、市民にプラスになるような取り組みにしなくてはなりません。

 また、質問には至りませんでしたが、議会事務局の「歳出 1.議会費 3.議会運営費 需用費 印刷製本費」では、2回分のおわせ市議会だよりの予算が計上されています。このことについては、広報委員会を開催していただいて、今後の方針を検討しすることにします。
by owase874 | 2007-03-15 02:46 | 定例会の報告

一般質問が終わりました。

 3日間の日程で、6名の議員の一般質問が終わりました。

 今回、私は登壇しませんでしたが、執行部の答弁を長く引き出すという質問は、かなりの下調べと裏づけが必要です。当たり前なのですが、「何について、何を執行部から引き出させたいのか?」がみえてこないと、質問は右往左往するだけで、核心に触れないままになってしまいます。

 それでも、地元新聞にはそのときの様子がほぼ全てにおいて出てしまうので、読んでいるだけでは、充実した一般質問のようにも、やりきったったみたいにも取れてしまいます。しかし、一般質問は、勝ち負けの世界ではないので、いかに市民益を考えているのかに終始することが大切だと考えています。

 行政も議会も、市民があって成り立っていることを念頭におきながら、次回に繋げていくことにします。
by owase874 | 2007-03-09 11:57 | 定例会の報告

一般質問が始まりました。

 昨日の本会議から、一般質問が始まりました。

 議案に対する質疑に、3人の議員が手を挙げた後、一般質問の1番目は、南議員でした。明日以降も、5名の議員が登壇する予定です。

 質問者と質問事項及び要旨は以下の通りです。
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 南議員の一般質問のなかの、「中国大連市金州区との友好都市提携」の話には、特に耳を傾けました。隣国との人的交流には(政治的な隔たりはあっても)大賛成なのですが、提携ありきでは、その交流の最たる人と人が抜け落ちないか不安も残ります。何度も言っているように、尾鷲市国際交流の活躍が鍵になります。その支えが、私にもできそうです。

 また、奥田議員の「九鬼地区へのコミュニティーセンターの設置」にも関心があります。私は、学校の適正規模・適正配置の件や、高齢化や過疎化が進む九鬼地区に、新たに設置(建設と言う意味で)する必要性があるのだろうか?と考えていますので、執行部の考えがどうあるのかを知ることができそうです。もちろん、コミュニティ機能を持つ場所は、九鬼の現状から見ても、必要だと考えています。

 濵中議員の「(学校教育についての)教育委員会のあり方」にも関心があります。メディアに取り上げられている、矢浜小学校の学校問題では、濵中議員は率先して行動していますので、これに係わって、教育委員会のあり方を問うのでは?と考えています。私も、教育委員会と言うのは、もっと教師や学校に近く、生徒・児童に近い存在であって欲しいと願う一人です。

 北村議員の「(教育問題についての)矢浜小学校問題とかかわって、教師のあり方について」では、元教諭としての意見が聞けるかと思います。私も教師の端くれでしたが、今回の件で、一番心に傷を負ったのは、紛れもなく子どもたちです。そのケアが、スクールカウンセラーなどを通じて、的確に行われているのかや、教師とは何たるものやに関心があります。
 この件では、議会は、処分などの判断を下すところではないので、事実関係やその後の対応を、教育委員会や行政が、いかに迅速的確に行われているのかを精査します。

 この他にも、村田議員の「財政運営に対する補助制度の認識」の一般質問や、與谷議員の「出産育児一時金の支給方法に関する改善策」に関心があります(この件については、厚生労働省が地方に通達した内容では、現状は年2回の無料検診を、今年度から地方交付税を増やしたので、年5回程度が望ましいとしています)。

 有権者のみなさまも、1票を投じた責任として、可能な方には傍聴に来ていただきたいと願っています。自分が推した議員が、どのように執行部と対峙し、ともに市民益を考えて議論を交わしているのかを、直接目にする機会は、年4回の定例会しかありません。 
by owase874 | 2007-03-08 02:19 | 定例会の報告

3月定例会が始まりました。

 12月定例会以来の議場での会議でした。

 議会改革の一環で、議場内には質問席が新設されました。一般質問では、第1回目は登壇しますが、2回目以降は、この質問席で行うことになります。これにともない、各議席が1段後退しました。執行部とは離れた感じがしますが、傍聴席からは近くなりました。

 ケーブルテレビによる議会放送が始まると、この対面式のやり取りは、市民が見てわかりやすいと思います。

 伊藤市長による所信表明では、
  ・尾鷲総合病院における院内託児所の検討と助産師外来の実施
  ・ごみ分別の細分化
  ・減災に向けた取り組み
  ・学校の適正規模・適正配置
  ・中国大連市との友好都市締結

が、特に関心がありました。

 院内託児所は、子育てしながら働くお母さんを支援する重要な検討になります。まずは、希望者や財政面など、数字的な裏づけが必要になります。助産師外来は、現在も試験的に行われていますが、今年1月に新しく1名の助産師が雇用されたこともあり(産科医1名、助産師5名)、今後の体制づくりに期待します。助産師もいないと、産科医だけでは出産の継続はできません。

 ごみ問題では、3Rと言う言葉を使っていました。「リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)」の頭文字をとっており、「減らす・再使用・再利用」の意味を持っています。私が公立中学校の講師をしていた10年前から、積極的にこの3Rを授業に取り入れていたのと、私が理想とする「この地域での資源循環型社会」に繋がっていますので、ごみに対して寛容な尾鷲市の取り組みに期待します。

 「減災」という言葉を多用していたので、少し驚きました。より市民に近い災害への取り組みが減災なので、市長の真意がそれに従ったものなら、賛同できる取り組みです。河川改修や防潮堤の自動化などを行っても、災害を防ぐには限界があり、市民の取り組みではできないのが防災です。しかし、減災となると、災害での被災を少しでも減らすと言う意味で、心の準備をはじめとする市民意識の改革が盛り込まれるはずです。

 学校の適正規模・適正配置は、懸念されている耐震化問題と合わせて考えなければいけない課題です。改修や改築を必要とする校舎が多い中で、果たして改築してまで校舎の維持をする必要はあるのか?を考えていかなければ、耐震化ありきでは、適正配置は乗り切れません。旧町内にある3つの小学校も、その懸念の一つです。

 中国大連市との友好都市の締結は、新年度予算に訪中の予算が組まれていることからも積極的な事業の一つになります。しかし、市民レベルでの繋がりも考えておかないと、トラブルのもとにもなりかねません。尾鷲市民の何に有益なのかを考えながら、尾鷲市国際交流協会の取り組みにも期待するところです。
by owase874 | 2007-03-01 23:59 | 定例会の報告

無事に閉会しました。

 各常任委員会の採決も終わり、昨日の休会を経て、定例会を再開しました。

 まず、今日の流れはこのような感じでした。

 追加議案の内容を議会運営委員会で審議する
  ↓
 追加議案について全員協議会を開催する
  ↓
 議場にて追加議案を上程し、暫時休憩する
  ↓
 追加議案に関係する常任委員会を開催する(総務産業常任委員会)
  ↓
 定例会再開
  ↓
 委員長より、各常任委員会での審議内容の説明を受ける
  ↓
 議案について採決をとる
  ↓
 閉会

 採決については、議案ごとに挙手を求められ、それぞれの議員が可否を投じます。今回の場合、全ての上程された議案について、可決されましたが、内容によっては、挙手全員ではなく、賛成多数の場合もありました。

 これで、第4回定例会は閉会しました。

 初めての議会でしたが、最低限の説明責任が持てる振る舞いができたと自負しております。
by owase874 | 2006-12-22 22:41 | 定例会の報告

生活文教常任委員会を傍聴する。

 総務産業常任委員会が昨日までに審査を終え、今日から生活文教常任委員会の審査に入りました。発言等はできませんが、議員傍聴席にて参加いたしました。この委員会で進行される内容を勉強するためです。

 環境課や教育委員会も含まれるので、特に関心がある内容には、各委員の発言にも注目しました。

 この委員会の内容も、この場では発言できなくても、担当課に出向いて話や質問をすることが出来ます。そういった意味では、議員の仕事には区切りがありません。
by owase874 | 2006-12-19 21:59 | 定例会の報告

総務産業常任委員会における付託議案の採決

 定例会で上程された議案は、各常任委員会に付託され、審査の後に採決が行われます。

 今回の場合、私が所属する委員会では、2日間で行われた8項目の議案の採決がされました。結果からいうと、私はすべての議案に賛成を投じ、全体をみても全員の挙手を持って可決されました。

 個人的には、納得し難い内容もあったのですが、個人の気持ちと、市民益を考えた場合の採決には、必ずしも同調しない部分も出てきます。この狭間で悩んだりもしますが、「誰の利益を考えるのか」と問うたとき、自分の気持ちに妥協することもでてきます。

 この妥協は、昔ならば、自分の負けを認めるようで納得し難かったのですが、よい意味で妥協する必要もわかるようになっている、そのつもりです。

 しかし、納得しかねた内容については、引き続き関心を持って観察していきたいと考えています。
by owase874 | 2006-12-18 21:41 | 定例会の報告

第4回定例会

 10時に開会され、定例会が始まりました。

 まず、市長による市政報告(6日付南海日日、同紀勢新聞)が行われ、キーワードやポイントなる発言を書き留めました。かなり時間を割きました。

 続いて、議案上程のあと、議案説明が市長より行われ、第71号議案から第75号議案までは、議決を有するもので、質疑が後の日程(12日午前中)で行われるので、審議は留保されています。質疑の締め切り(通告)は、11日(月)の正午までとなっております。

 報告第13号は、助役より説明を受けました。報告第13号については、質疑が行われました。須賀利巡航船の、決算と事業計画のことで、気になる報告でした。

 発議第18号と第19号は、質疑も討論も出ずに、採決も満場一致で可決されました。

 今日は、市政報告と、議題の提案が主だったので、昼までに終了しました。
 勝手がまだよくわかってないこともありますが、なんだか拍子抜けしました。
 終わってから、定例会の流れを、隣の席の與谷議員より教えていただきました。

 一般質問は、8日(金)正午の締め切り(通告)で、12日から3日間の日程で行われる予定です。明日から、休会に入るので、この間で勉強しないとなりません。
by owase874 | 2006-12-07 01:06 | 定例会の報告


市民活動の延長線上に、市民目線の政治があると考えています。


by kumano874

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ご挨拶とブログの概要

当ブログに来ていただきありがとうございます。私が政治に関心をもったのは、災害現場でボランティアとして活動しているときに、どうしても市民活動・NPO活動だけでは届かない声があると感じてからです。1995年の、阪神淡路大震災のときです。それ以降、政策提言できる市民活動を合言葉に、さまざまなことを実践しています(市民派向けのブログもあります。こちらCafe_CReAM モノ語り)。


これまでの思いが実現したのが、2006年11月から、2期6年半在職した尾鷲市議会議員でした。3期目の挑戦には苦杯しましたが、貴重な実体験をさせていただき、条例の制定を中心にした議会改革や、市民活動で培った政策提言を直接できる立場として、負託の重さを実感することができました。

また、尾鷲市議として負託をいただいてからは、この地域ではいち早く、議員活動をお知らせする手段の一つとして、このブログを活用しました。当時のことも含め、日々私が何を感じ、何を考えているかを綴る活動報告にもなっています。なお、2014年5月1日からは、三重県熊野市議会議員として、あらたな1歩を踏み出します。

ときには辛口の意見もありますが、東紀州における公益や市民益を考える一人の意見として読んでいただければ幸いです。

質問や批評など、ご意見がございましたら、下記宛にお願いします。何かしらの方法で、きちんと対応させていただきます。ただし、ブログのコメントには、できる限り返答をいたしますが、端無自身の裁量になることをお許し下さい。

◆ブログ管理者
 未来874事務室
 熊野市飛鳥町佐渡462番地
 0597-84-1033
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なお、たくさんの意見や考えをお聞かせ願いたいので、直接にお会いすることも可能です。日程調整などしますので、その旨をお伝え下さい。

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